現代の日本では預金金利が非常に低く、意識してもあまりもらえないことが多いですよね。ですが、少しでも資産を活用したいとお考えの方であれば、こちらも活用しないわけには行きません。
そのような中でも預金金利が高めに設定されている銀行があり、その1つとしてはあおぞら銀行が存在します。特殊な口座を開設する必要はあるのですが、こちらのサービスは多くの方にとって非常に重宝するはずですよ。
今回は、あおぞら銀行について考察していきましょう。
サービス概要
あおぞら銀行とは、株式会社あおぞら銀行が運営する銀行のことです。こちらは独自の店舗を持つ銀行ですが、ATMについては提携した他行のものを利用します。
あおぞら銀行の口座を開設する場合、国内在住の方であれば誰でも申込可能です。ただし、15歳未満の方の場合は窓口での申込しか受け付けていない他、親権者からの手続きのみが可能なので覚えておきましょう。
未成年者が開設した場合、
投資信託等の一部取引が制限されます。
まずは、あおぞら銀行の基本的なサービス概要を見て行きましょう。
サービス概要 | 摘要 | |
---|---|---|
提供会社 | あおぞら銀行 | |
ATM入金手数料 | 無料 | 各行所定の手数料が 発生する場合もある |
ATM出金手数料 | 無料 | ゆうちょ銀行 |
セブン銀行ATM入金 | ||
100円+税 | セブン銀行ATM出金 平日8時~18時 | |
200円+税 | セブン銀行ATM出金 平日夜間と土日祝日 | |
ネット振込手数料 | 無料 | あおぞら銀行口座間 |
137円+税 | 他行宛 | |
定額自動入金 | - | |
Pay-easy | - | |
普通預金金利 | 年利0.02% | |
年利0.2% | BANK支店 | |
定期預金金利 | 年利0.03% | |
年利0.2%~0.45% | BANK支店 | |
預入期間に応じて変動 |
あおぞら銀行ではテレフォンバンキングや窓口での振込も可能ですが、そちらの手数料は少し高めに設定されています。基本的にはネットバンキングを利用した方が良いので、今回は記載を省略していることをご了承ください。
あおぞら銀行で注目すべきは、
やはり金利の高さですね。
あおぞら銀行の金利は開設した口座の支店によって変化し、高い方では0.2%まで上昇しています。これは非常に重要な特徴なので、もし口座を開設される場合は後述するBANK支店がおススメですよ。
提携ATM
あおぞら銀行は独自のATMを持たず、提携する他行のものを利用します。もし現金での入出金を行いたい場合、必要であればこれらを活用してくださいね。
あおぞら銀行の提携ATM
- ゆうちょ銀行
- セブン銀行
- ローソン銀行
- イーネット
- 都市銀行・商工中金・信託銀行
中でもゆうちょ銀行とは強く提携しており、あおぞら銀行店舗ではゆうちょ銀行ATMが設置されています。入出金のどちらでも手数料が課されることはないので、基本的にはこちらを利用しましょう。
ゆうちょ銀行は店舗数の多さがメリットなので、
見つからなくて困ることもあまり無いですよね。
セブン銀行ATMは入金であれば無料ですが、出金についてはゆうちょ銀行ATMを利用するようにしてくださいね。また、それ以外のATMを利用した場合は各銀行所定の手数料が発生するので覚えておきましょう。
BANK支店
BANK支店とは、あおぞら銀行におけるネットバンキングに特化した口座支店のことです。店舗を持たないネット銀行のような支店であり、開設の際はネット上で申込を行います。
支店名に「BANK」が含まれている場合は、
全てこちらに分類されますよ。
BANK支店では開設時に印鑑登録を必要としない他、預金通帳を発行せずにキャッシュカードを利用します。それ以外でもサービスの提供内容が大きく変化し、中でも預金金利の違いは大きく目立ちますね。
BANK支店の普通預金金利は0.2%と非常に高く、他行で証券口座と連携した場合の金利よりも遥かにお得です。自由に使う予算をある程度確保しておきたい方であれば、これ以上にお得な口座はありませんね。
また、BANK支店では定期預金金利も非常にお得です。預入期間が1年以上であれば単利で0.21%が適用される他、2年以上の半年複利ではそれ以上の金利が適用されるので活用しましょう。
デビットカード
あおぞら銀行のキャッシュカードを発行する際、VISAデビット機能が付帯されたカードを選択することが可能です。「あおぞらキャッシュカード・プラス」という名称で提供されており、残高を直接利用する即払い方式のサービスですね。
こちらでは支払い金額に応じてキャッシュバックが適用され、金額の0.25%~1%分が後に入金されます。還元率は半年間のカード利用状況に応じて決定されるので、活用するにはある程度継続的に支払いを行う必要がありそうですね。
こちらを使いこなすのは少々難しいので、
無理に使う必要はありませんよ。
もしこちらのサービスを使わない場合、デビット機能の利用限度額を変更しましょう。上限を0円に設定しておけば、支払いの不正利用は発生しないので安心ですよ。
ちなみに、キャッシュカードとしてATMで使う場合は、ICチップの付いていない方から挿入します。何かと間違えやすい部分ですが、しっかり覚えておきましょうね。
振込手数料について
あおぞら銀行の振込手数料は安くても137円+税であり、ネット銀行と比較すると高めに設定されていますね。ですが、BANK支店をご利用の場合は一部の条件を満たすことで振込手数料を無料化することも可能ですよ。
BANK支店の振込手数料無料サービスの条件
- 月末の預金残高と投資信託の合計金額500万円以上
- デビットカードを1回以上利用
- 月末に投資信託残高有り
これらの条件を満たした翌々月には、満たした数につき1回分の無料振込回数が付与されます。最大3回までが無料となるので、こちらも活用してくださいね。
こちらのサービスを狙う場合であれば、
デビットカードも活躍しそうですね。
セキュリティ
あおぞら銀行ではネットバンキングの不正利用に対して様々な対策を取っており、より安全にサービスを利用することが出来ますね。更には取引時の認証方式としてトークンアプリも提供されており、利用すれば安全性をより高めることも可能ですよ。
取引をパソコンから行う方であれば、セキュリティソフト「SaAT Netizen」を無償で利用可能です。こちらは他のセキュリティソフトと競合しないので、不正利用が気になる方は併せて活用してくださいね。
銀行のセキュリティシステムも重要ですが、
ユーザー側の対策も大切ですよ。
もし口座から不正に出金がされた場合、あおぞらキャッシュカード規定第9条・第10条又は盗難通帳による預金等の払い戻し規定に関する規定によって補償されます。必要であれば管轄の警察組織に被害届を提出した上で、被害から30日以内に所定の申請を行いましょう。
あおぞら銀行の使い方
あおぞら銀行をより活用したい場合は、必ずネットからBANK支店を開設しましょう。金利や手数料の無料回数は非常に魅力的なので、これを逃す手はありませんね。
残高の入出金は基本的にゆうちょ銀行ATMを利用した方が良いですが、セブン銀行ATMを利用したい場合はウォレットサービスのPringを活用しましょう。こちらにチャージした残高は月間1回且つ10万円を上限として、セブン銀行ATMからの無料出金が可能ですよ。
Pringは銀行口座への無料出金も可能なので、
資金移動にも便利ですよ。
普通預金口座をそのまま利用しても良いのですが、こちらの金利を活用するためには使い方を工夫しましょう。例えばクレジットカードの引落し用口座として設定する等、近日中に使用予定のある資産を預けておくと有効ですよ。
また、ある程度まとまった資産をお持ちの方の場合は定期預金も活用したいですね。あおぞら銀行の定期預金は50万円から預けることが可能なので、少々高めの設定ですがそこまで難しくはないはずです。
定期預金には課税を軽減する方法があるのですが、
利用するか否かは皆様にお任せします。
まとめ
あおぞら銀行は通常で0.2%の普通預金金利が適用され、非常に使いやすい銀行と言えますね。振込手数料の無料サービスも提供されているので、資金も扱いやすいはずです。
資産を少しでも活用したい方であれば、これらのサービスはとても重宝しますよね。もしあおぞら銀行に興味のある方は、ぜひBANK支店から開設してくださいね。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
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