住信SBIネット銀行の考察!給与の受取りや投資に便利なネット銀行

銀行

ネット銀行は店舗を持たない分サービスに力を入れており、一般的には振込手数料や預金金利が優れています。近年では様々なネット銀行が提供されており、用途に合わせて1つは開設しておくと便利ですよ。

そのようなネット銀行の中には、証券会社が出資して建てられた銀行も存在します。住信SBIネット銀行は証券サービスで使いやすいことは勿論として、その他の用途でも重宝するサービスを提供していますよ。

今回は、住信SBIネット銀行について考察していきましょう。

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サービス概要

住信SBIネット銀行とは、住信SBIネット銀行株式会社が提供するネット銀行のことです。独自の店舗やATM等は提供しておらず、基本的なサービスはネットバンキングから利用します。

カノケイト
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銀行の設立には三井住友信託銀行と、

SBIホールディングスが大きく関わっています。

こちらの口座を開設する場合は、日本在住且つ満15歳以上の方であれば誰でも申込可能です。ただし、17歳までの方が口座を開設する場合、申込方法としては郵送による書類の送付のみが行えます。

まずは、住信SBIネット銀行のサービス概要を見ていきましょう。

サービス概要摘要
提供会社住信SBIネット銀行株式会社
ATM入出金手数料100円+税無料回数サービス有り
振込手数料無料同行宛
三井住友信託銀行宛
70円+税無料回数サービス有り
定額自動入金5件まで5日又は27日で4営業日後
Pay-easy-
普通預金金利0.001%
0.01%SBIハイブリッド預金
定期預金0.02%

住信SBIネット銀行ではブラウザからネットバンキングにアクセスすることが可能ですが、専用のスマホアプリも提供されています。こちらを利用することで優遇されるサービスもあるので、こちらも併せて利用してくださいね。

カノケイト
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公式アプリの「スマート認証NEO」は特に重要なので、

必ずサービスを確認してくださいね。

また、住信SBIネット銀行ではSBI証券の口座開設に関連したキャンペーンが開催されていることもあります。SBI証券はポイントサイトでも広告が出ているので、開設する時期でよりお得な方を利用しましょう。

提携ATM

住信SBIネット銀行で入出金をしたい場合は、口座振込以外でも提携銀行のATMから行えます。もし現金を使って直接入金したい場合は、以下の提携ATMを利用しましょう。

住信SBIネット銀行の提携ATM

  • ゆうちょ銀行ATM
  • イオン銀行ATM
  • セブン銀行ATM
  • ローソン銀行ATM
  • イーネット
  • ビューアルッテ

イーネットは各種コンビニに、ビューアルッテはJR東日本駅構内に設置されている機器のことです。お近くに銀行が無いとき等、必要な場合はこれらのサービスも利用しましょう。

カノケイト
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三井住友銀行や三井住友信託銀行のATMは使えないので、

入金時は間違えないようにしてくださいね。

また、セブン銀行ATMやローソン銀行ATMでは「アプリでATM」に対応しており、公式スマホアプリのみを用いた入出金が可能となっています。デビットカードを持ち歩いていない場合や、デビットカード自体を発行していない場合にはこちらを活用しましょう。

定額自動入金

住信SBIネット銀行は定額自動入金サービスに対応しており、他行の自己名義口座から自動で資金を入金することが可能です。手数料が発生しない上に後述のスマプロポイントも貰えるので、手軽且つお得に資金移動することが出来て便利ですよ。

定額自動入金は1万円以上1,000円単位で5件まで申請可能で、毎月の5日又は27日のどちらかを引落日に指定します。指定した口座からは引落日(休日の場合は翌営業日)に設定金額が引かれ、住信SBIネット銀行の口座には4営業日後に入金されます。

カノケイト
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給与の振替を目的に定額自動入金を利用する場合、

引落日はある程度余裕を持って指定しましょう。

定額自動入金の引落しに利用可能な金融機関は決められていますが、現在ではネット銀行を含む多くの金融機関が対応しています。また、一部のメガバンクやゆうちょ銀行ではネットバンキングの契約が利用条件になっているので、必要であれば予めそちらの申請も済ませておきましょう。

スマートプログラム

スマートプログラムとは、住信SBIネット銀行で提供されている会員ランク制度のことです。口座の取引状況に応じてランクが上昇し、サービス内容が優遇されます。

ランク上昇の条件として、ランク2まではスマホアプリの認証サービス登録が指定されています。設定は口座アプリから行えるので、口座開設をした際に必ずダウンロードしておきましょう。

カノケイト
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ミライノカード又はプラチナデビットカードを所持すると、

スマプロランクが2段階アップするので条件に合う方はご活用ください。

次は、ランクが上昇した際のサービス内容について見て行きましょう。

ランク毎のサービス内容

  • ランク1:ATM入出金月2回無料、振込月1回無料
  • ランク2:ATM入出金月5回無料、振込月5回無料
  • ランク3:ATM入出金月10回無料、振込月10回無料
  • ランク4:ATM入出金月20回無料、振込月20回無料

アプリの認証サービスに登録するだけでランク2が適用され、振込手数料が月5回も無料になるのでかなり使いやすいですね。これは住信SBIネット銀行における大きな特徴とも言えるので、口座を開設する際はこちらも重視しましょう。

スマプロポイント

スマプロポイントとは、住信SBIネット銀行におけるポイント還元サービスのことです。スマプロポイントを利用するためには規約への同意が必要ですが、この手続きはデビットカードを発行する際に行われているはずです。

住信SBIネット銀行口座で特定の取引が行われた際、条件毎に所定のポイントが還元されます。例えば、月間で給与・年金の受取りや定額自動入金の利用があれば30ポイント、月間で口座振替が1件以上あれば5ポイント貰えますよ。

カノケイト
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スマプロポイントはデビットカードの利用でも貯まるので、

ポイントの性質はよく覚えておきましょう。

貯まったポイントは現金として口座に入金可能な他、JALマイルに交換することも出来ます。ポイントは500ポイント単位で100ポイントから使えるので、貯まったときはお好きな用途に使ってくださいね。

スマプロポイントの有効期限は、取得から翌々年の3月末となっています。ポイントを使うには一定量を貯めなければならないので、有効期限までに貯め方と使い方を考えておきましょう。

外貨預金

住信SBIネット銀行では外貨預金も提供しており、普通預金の残高を外貨に交換して保持することが出来ます。対象は米ドル等の主要通貨を始めとした9通貨で、それぞれの外貨預金口座を開設して利用しましょう。

住信SBIネット銀行では米ドルが優遇されており、為替手数料も1通貨単位4銭と低めに設定されています。取引しやすいコストなので、外貨預金の初心者にもおススメですね。

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デビットカードを使う際、

米ドルでの支払いにのみ外貨預金を利用可能です。

また、住信SBIネット銀行では保持した外貨の送金も可能です。送金には特別な手数料が課されますが、必要な方は利用してみましょう。

ただし、外貨預金取引は20歳になってから利用してくださいね。20歳未満の方については、外貨預金等のサービスが制限されていますよ。

SBIハイブリッド預金

住信SBIネット銀行では、お持ちのSBI証券口座と連携するサービスが提供されています。連携を済ませると「SBIハイブリッド預金」が別途開設され、通常の普通預金口座との間で資金移動が可能となります。

SBIハイブリッド預金に振替された預金は、SBI証券の国内株式取引の余力として即時反映されます。SBI証券での取引時にSBIハイブリッド預金の残高が使われるので、買い付け余力を気にする必要が無くなりますね。

また、SBIハイブリッド預金に入金された残高には0.01%の特別金利が適用されます。メガバンクの金利と比較すると高めに設定されているので、証券取引と高めの預金金利を両立したい方には便利なサービスですね。

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SBIハイブリッド預金はスマプロランク3の条件にも関わっているので、

そちら狙いでサービスを使っても良いですね。

ちなみに、連携済みのSBI証券で資金が残っていた場合、翌営業日になれば自動でSBIハイブリッド預金へと移されます。SBI証券口座からSBIハイブリッド預金への資金移動は手動で行うことが出来ないので、SBI証券の口座振替等を利用した際には覚えておきましょう。

デビットカード

住信SBIネット銀行ではデビットカードも提供されており、口座残高を直接利用した国際ブランドによる即払いが可能です。デビットカードは口座開設した際にバーチャルカードが発行される他、希望する場合はキャッシュカード付帯のリアルカードを申込むことも出来ますよ。

バーチャルカードはMastercardブランドの通常カードとして発行されますが、リアルカードはVISAとMastercardの2種類から選択可能です。還元サービス等の基本的な提供条件はMastercardブランドが優れているので、特に理由が無ければこちらを選択することをおススメします。

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デビットカードに関するキャンペーンも時々開催されているので、

積極的に参加してお得に使いましょう。

通常のデビットカードを発行する場合は1,000円+手数料が発生することになっていますが、2023年9月末までであれば無料で対応しています。もしキャッシュカードが欲しい方や実店舗で使いたい方であれば、今の内に発行申請を済ませておきましょう。

住信SBIネット銀行デビットカードについてはこちらで扱っているので、よろしければ併せてお読みください。

NEOBANK

NEOBANKとは、住信SBIネット銀行が他社との提携によって提供する特殊な口座のことです。基本的なサービスは住信SBIネット銀行と同じですが、提携他社による独自のサービスが用意されていますよ。

NEOBANKによってはポイントサービスが独自のものに変更されていたり、他社サービスの支払いに対応していたりします。中には非常にお得なものも多いので、余裕があればこちらも活用しましょう。

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既に住信SBIネット銀行の口座を開設している場合でも、

NEOBANKを個別に開設することが可能ですよ。

セキュリティ

住信SBIネット銀行では独自のセキュリティシステムが稼働しており、口座の利用状況を常に監視しています。不審な取引があれば取扱いが一時停止されるので、銀行不正送金等はここで防がれますね。

また、住信SBIネット銀行からは認証サービス「スマート認証NEO」を中心とした不正利用防止策が使えます。他にも専用ウイルス対策ソフト「SaAT Netizen」も提供されており、パソコンにインストールして対策を取ることも可能ですね。

それでも不正利用に遭ってしまった場合、その被害はインターネット・バンキングによる口座不正使用補填規定又はキャッシュカード規定第10条によって補償されます。必要であれば管轄の警察組織に被害届を提出した上で、被害から30日以内に所定の申請を行いましょう。

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不正利用補償を確実に受けたい方は、

キャッシュカード暗証番号やログインパスワードを2年毎に変更しましょう。

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住信SBIネット銀行の使い方

住信SBIネット銀行は会員ランク制度が優れており、振込手数料の無料回数を簡単に増やすことが可能です。給与の受取りがあればスマプロポイントが30ポイント付与されることもあり、給与や報酬等の受取り用口座としては非常に重宝しますよ。

定額自動入金も非常に便利なサービスであり、振込手数料無料回数サービスの無い口座から資金移動をしたい場合に重宝します。国内では給与の振込口座を指定している企業も多いので、そのような場合には住信SBIネット銀行を活用しましょう。

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定額自動入金でも30ポイントが貰えるので、

1年間で360ポイントを確実に手に入れましょう。

住信SBIネット銀行ではデビットカードも便利なので、こちらを目当てに口座を開設することもおススメです。Mastercardデビットであればそこそこ高めの還元率が適用されますが、条件に合えばプラチナデビットカードも検討してみましょう。

また、住信SBIネット銀行を利用するのであればSBIハイブリッド預金もご検討ください。証券取引が行いやすくなる上に、より高い金利が適用されて便利ですね。

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これからの住信SBIネット銀行に期待すること

住信SBIネット銀行は会員ランク制度が優れており、口座振込の手数料無料サービスは非常にお得です。銀行としては現状でも十分にサービスが使いやすく、これが維持されるだけでも嬉しいですよね。

それでもあえてお願いするとしたら、もう少し預金金利を優遇して欲しいですよね。現状ではSBIハイブリッド預金でさえ金利は0.01%であり、ネット銀行の一般的な普通預金金利とあまり変わりません。

折角証券サービスとの併用をするのですから、預金金利に関してはもう一声をお願いしたいですね。もしくは会員ランク制度に応じて、預金金利も変動するようになれば更に口座が使いやすくなるかもしれません。

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まとめ

住信SBIネット銀行は会員ランク制度が優れており、時に振込手数料の無料回数が多くて使いやすいですね。給与の受取り等で重宝する口座なので、ネット銀行の入門として開設することもおススメです。

また、住信SBIネット銀行はSBI証券のサービスを大きく補助することも可能です。投資を行っている方にもおススメの銀行なので、気になった方は開設してみましょう。

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ここまでご覧いただきありがとうございます。

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