普段の生活の中では、様々な場面でポイントを貯めることが可能ですよね。特に貯まりやすいのはお買い物の時で、決済サービスによるポイント還元はもらえると嬉しくなります。
また、普段の生活から航空マイレージを貯める方も多いですね。特にANAマイルは人気なサービスの1つですが、これを貯めることの出来るコード決済サービスが登場しています。
今回は、ANA Payについて考察していきましょう。
サービス概要
ANA Payとは、全日本空輸が提供する前払い式決済サービスのことです。基本的にはバーコードやQRコード等によるコード決済が出来ますが、新サービスではブランドプリペイドカード(非接触決済)を中心に提供されていますね。

ANA PayはSmart Codeにも対応しているため、
そちらの加盟店を探してみると良さそうです。
サービスを利用するためにはANAマイレージクラブの会員であることに加え、スマホのANAマイレージクラブアプリが必要となります。また、ANA Payの登録時にはSMS認証が必要となるので、そちらが行えることも利用条件の一つと言えます。
現在ANA Payは新サービスへとリニューアルが行われており、そちらを利用するためには個別のアカウント登録が必要となります。それに併せて旧サービスの新規登録は停止される予定であり、現在iPhone版では旧サービスの登録が行えなくなっています。
まずは、ANA Pay(旧サービス)のサービス概要を見ていきましょう。
サービス概要 | 摘要 | |
---|---|---|
提供会社 | 全日本空輸 | |
決済方法 | コード決済 | |
残高有効期限 | 最終利用から4年間 | |
チャージ方法 | JCBブランドカード | ブランドプリペイドカードは不可 |
要3Dセキュア | ||
還元率 | 200円につき1マイル | |
還元方法 | ANAマイル | |
決済上限 | 5万円 | |
チャージ上限 | 1回2万円 | |
月間10万円 | ||
補償 | 不正利用補償 | 発生から60日以内の申請で補償 |
旧サービスは非常にシンプルな条件で提供されており、利用する上で難しいところはほぼありません。ただしチャージ方法は非常に限られており、新たにカードを契約しなければならない方も多いかもしれませんね。

ANA JCBプリペイドカードとの相性は一見良さそうに見えますが、
こちらではチャージが出来ない設定になっているので悪しからず。
ANAマイレージ

ANAマイレージとは、全日本空輸が提供する航空マイレージサービスのことです。ANAの飛行機等を利用することで貯まる特殊なポイント制度であり、航空券の購入等に利用可能です。
ANAマイレージを利用して航空券を購入すると、通常の購入金額よりも格安のレートが提示されることは非常に有名ですね。ハワイ旅行等へよく行く方には、非常に人気なサービスとなっています。

決済サービスやポイント交換等を駆使してマイルを貯める方は、
巷では「陸マイラー」と呼ばれ親しまれていますね。
ANAマイルの有効期限は個別に設定されており、取得から36か月後の月末に失効します。どうしても使い道が無い場合は他社ポイントへの交換や公式ショップ等に使える他、ANA SKYコインというサービスに交換すれば実質12か月間の期限延長が可能ですよ。
プレミアムメンバーステイタス

プレミアムメンバーステイタスとは、ANAマイレージクラブで提供されている会員ランク制度のことです。ANA各種サービスの年間利用状況に応じて、ANAでのサービスが優遇されます。
ランクの上昇は様々なサービスが対象となっていますが、それにはANAカードとANA Payの合計利用金額も含まれています。余裕のある方は、こちらを狙ってみても良いかもしれませんね。
ただし、こちらの対象となるためには少なくとも年間300万円以上の支払いが必要です。ANA Payでは月間10万円までしかチャージ出来ないので、もし狙うのであればANAカードと併用しましょう。
セキュリティ

ANA Payを利用している端末が紛失や盗難に遭ってしまった場合のために、端末の捜索機能をONにして遠隔でのロックが出来るようにしておきましょう。また、ANAマイレージクラブのサービスセンターに連絡することで、ANA Payの決済機能を停止することも可能です。

ANA Payの決済機能を再開したい場合は、
サービスセンターに連絡してアプリのエラーコードを伝えましょう。
それでも不正利用に遭ってしまった場合、その被害はANA Pay会員規約第32条及び第33条によって補償されます。必要であれば管轄の警察組織に被害届を提出した上で、発生から60日以内に所定の申請を行いましょう。
ANA Payの使い方

ANA Payは非常にシンプルなサービスであり、より効果的に使いたい場合はチャージ方法の工夫が不可欠ですね。チャージによるポイント還元が多いカードを利用することによって、よりお得にサービスを使えます。
ANA Payで貯まるのはANAマイルなので、チャージ用カードもそちらが貯まるものを利用しましょう。例としては、ANAカードやソラチカカード等が挙げられます。
ANAカードやソラチカカードでチャージする場合、ブランドプリペイドカードや電子マネーへのチャージと異なり還元対象外にされることはありません。特にプラチナカードのような高ランクカードを利用している方であれば、ANAマイルをたくさん貯めることに役立ちそうですね。

高ランクのANAカードでは年会費がかかりますが、
マイルの還元率は高めに設定されています。
逆に、高ランクカードを契約していない場合は少々魅力に欠けるのが正直なところです。その場合はブランドプリペイドカードや、おサイフケータイの楽天Edyを始めとしたIC型電子マネーでマイルを貯めましょう。
新ANA Payについて

ANA Payは現在新しいサービスとしてリニューアルが進められており、ブランドプリペイドカード及びスマホ非接触決済を中心としたサービスが提供されています。2023年5月からは先にiPhone版がスタートしていますが、Android版も6月下旬以降に開始される予定です。
新サービスではチャージ方法が強化されており、例えばセブン銀行ATMやANAマイルによるチャージに対応しています。ブランドカードではVISA・Mastercard・JCB・Diners Clubの4ブランドが使える他、iPhoneではApple Payでチャージすることも可能です。
ANAマイルでは1マイル=1円として1マイルからチャージ出来るので、余ったマイルの使い道としてはかなり重宝しそうですね。ただし、こちらはマイル残高として通常の残高(キャッシュ残高)と区別され、支払いの前に残高の切替えが必要となっています。

キャッシュ残高とマイル残高の併用は出来ませんが、
将来的にはシームレスに扱えるような改善も検討しているとのことです。
新ANA Pay自体もApple Payに登録して利用するサービスなので、使い方次第ではポイントの多重取りも行えるようですね。これは後に変更される可能性もありますが、MIXI Mやファミペイ、TOYOTA Wallet等と組み合わせて使うとかなりお得になりそうです。
また、2023年秋頃には新ANA Payでもコード決済が出来るようになるそうで、そちらでもSmart Codeに対応予定となっています。他にも将来的には銀行口座によるチャージ方法の追加予定がある等、これからの展開にも期待が持てるサービスですね。
まとめ
ANA Payは非常にシンプルな決済サービスであり、ANAマイルをよく貯めている方には重宝するサービスですね。旧サービスでは利用方法がかなり限定的ですが、マイル還元率の高いカードであればメリットも大きくなるでしょう。
現在ではサービスのリニューアルが行われており、そちらはApple Payを起点としたポイント多重取りで人気となっています。貯まっているANAマイルの使い道を広げる効果も持っていることもあり、新サービスでは多くの方に使われていくかもしれませんね。
もしANA Payに興味があれば、まずは公式サイトをチェックしてみてくださいね。

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