物品を誰かに送りたい場合は配送業者が便利ですが、それらでは独自の割引サービスを提供しています。これらを利用するか否かによって料金は大きく変わって来るので、生活の中では必須の知識とも言えますよね。
ヤマト運輸も多くの割引サービスを用意していますが、中には独自の決済サービスで割引も行っています。にゃんPayはその中の1つであり、使い勝手の良さも魅力ですね。
今回は、にゃんPayについて考察していきましょう。
サービス概要
にゃんPayとは、ヤマト運輸との提携でみずほ銀行が提供するコード決済サービスのことです。事前にチャージした残高を利用して、スマホ画面に表示されたコードを読み取ってもらうことで支払いを行います。
にゃんPayを利用する場合、国内在住且つヤマト運輸のアカウントサービス「クロネコメンバーズ」へ登録していることが必要です。その上でヤマト運輸公式アプリにログインして、にゃんPayアカウントの登録を行います。
にゃんPayは未成年者でも利用可能ですが、
その場合は親権者の同意を必要とします。
まずは、にゃんPayの基本的なサービス概要を見ていきましょう。
サービス概要 | 摘要 | |
---|---|---|
提供会社 | みずほ銀行 | |
提携会社 | ヤマト運輸 | |
決済方法 | コード決済 | |
残高上限 | 2万円 | |
残高有効期限 | 最後の変動から5年間 | |
チャージ方法 | 銀行口座 | オートチャージ有 |
チャージ上限 | 1日2万円まで | |
割引率 | 12% | 一部対象外サービス有 |
補償 | 不正利用補償 | 発覚後直ちに申請 |
にゃんPayはみずほ銀行の決済システム「ハウスコイン」を活用していますが、これは同社のコード決済サービス「J-Coin Pay」の決済基盤を他社のアプリに組み込むものです。そのため、にゃんPayの一部提供条件はJ-Coin Payと似通っていますね。
チャージ方法
にゃんPayのチャージ方法は銀行口座のみなので、利用したい場合はそちらの用意しておきましょう。対応銀行口座はJ-Coin Payのサービスと似ており、みずほ銀行の他は地方銀行や信用金庫等がほとんどです。
対応金融機関はかなり限られていますが、2022年9月28日からは30行の追加が予定されています。これ以降は三菱UFJ銀行・三井住友銀行・りそな銀行等も使えるので、現在の対応口座を開設していない方も登録しやすくなるはずです。
にゃんPayは登録にも銀行口座が必要なので、
どちらにしても対応口座の用意は必要です。
また、にゃんPayには「ちょうどチャージ」というオートチャージ機能もあるのですが、これは決済毎に残高の不足分を即時チャージする仕様となっています。残高が例え0円であっても決済可能な上に、残高の余りが発生しにくくなるのでかなり重宝するはずです。
ちょうどチャージはアプリ上で簡単に設定出来るので、使う際はこちらを活用したいですね。ちなみに、残高の不足分が500円未満であった場合は、500円がチャージされるので覚えておきましょう。
割引サービス
にゃんPayはヤマト運輸で使える決済手段ですが、こちらで支払いを行うと12%の割引が適用されます。ブランドカード等と比較するとかなりお得なサービスなので、小包を送りたい場合は積極的に活用したいですね。
ただし、12%の割引が適用されるのは発払い且つ基本料金のみとなっているので覚えておきましょう。着払い料金の支払いや梱包材の購入、クール料金や国際便では他の決済方法を使うようにしましょう。
代引の支払いには使う事自体が出来ない様子なので、
こちらも他の方法で支払いましょう。
同様の割引サービスはクロネコメンバー割/BIGでも提供されており、支払い・割引対象はほぼ同じですが割引率やチャージ方法が異なっています。どのサービスが便利なのかは人によって変わるので、お好きなサービスを使うようにしましょう。
特にクロネコメンバー割BIGは割引率が15%もあるのですが、1回のチャージが5万円からとなっているので手を伸ばしにくいですね。サービスを気軽に使いたい場合はにゃんPayを、月に何度も宅急便を利用する場合はクロネコメンバー割BIGを使うようにしましょう。
にゃんPayはクロネコマーケットの支払いにも使えますが、
こちらも割引は適用されない様子です。
セキュリティ
にゃんPayに関しては専門チームがモニタリングを行っているらしく、サービスの不正利用を常に監視しています。不正を検知した際は即座に利用停止等の措置が行われるので、サービスを安心して使うことが出来ます。
尤も、にゃんPayはヤマト運輸のみで使えるサービスなので、
不正利用が発生する可能性は元から低いですね。
もし不正利用が発生してしまった場合は、にゃんPayユーザー利用規約第21条によって補償されます。必要であれば管轄の警察組織に被害届を提出した上で、発覚から直ちにスマホ回線の遮断と所定の申請を行いましょう。
にゃんPayの使い方
にゃんPayは用途や使い方が限られているサービスなので、使い方に迷うことはあまり無いかもしれませんね。オートチャージ機能によってかなり使い勝手が良いサービスとなっているので、ヤマト運輸では基本的にこちらを使うようにしましょう。
また、宅急便コンパクト等で梱包材の料金を支払う場合は、他の決済手段を使うようにしましょう。ヤマト運輸ではコード決済やIC型電子マネー等も使えるので、お得なキャンペーン等が開催されていれば狙い時ですね。
にゃんPayは他の決済手段との併用が出来ないので、
オプション料金だけ別の決済手段を……とは行きませんよ。
ただし、にゃんPayで使うために新しい銀行口座を開設した場合は、オートチャージの際に口座残高の不足が発生しないように注意しましょう。開設する口座は残高を管理しやすいものから選択し、ネットバンキングも活用してくださいね。
まとめ
にゃんPayはヤマト運輸をお得に利用出来る決済サービスであり、12%の割引が非常に魅力的ですね。ちょうどチャージもかなり重宝する機能なので、従来のクロネコメンバー割と比較しても使い勝手が大きく向上しています。
システムとしてはJ-Coin Payのものが使われているのですが、にゃんPayだけの便利なサービスに期待が持てますね。対応銀行口座もこれから増えていくので、より多くの方が使えるサービスとなって行くはずです。
にゃんPayに興味のある方は、公式サイトをチェックしてみてくださいね。
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