近年では暗号資産の発展が著しいですが、その中でもビットコインは有名ですよね。投資を行っている方にはお馴染みであり、こちらの取引をよく行う方も多いかもしれません。
暗号資産を扱うサービスにbitFlyerという取引所があるのですが、こちらからビットコインが貯まるカードが登場しました。普段の生活で暗号資産が貯まるということで、投資をよく行う方はチェックしてくださいね。
今回は、bitFlyerクレカについて考察していきましょう。
目次
サービス概要
bitFlyerクレカとは、bitFlyerとの提携でアプラスが発行するクレジットカードのことです。Mastercardによる支払いが可能なサービスであり、利用料金を後から請求する後払い方式のカードですね。
bitFlyerと言えば、日本最大級の暗号資産取引所ですね。
暗号資産の取引だけでなく、受取等にも使われています。
bitFlyerクレカを発行するには、20歳以上の方のみが申込可能となっています。発行の際には本人確認済みのbitFlyerアカウントが必要になるので、事前に登録してくださいね。
まずは、bitFlyerクレカのサービス概要について見ていきましょう。
サービス概要 | 摘要 | |
---|---|---|
発行会社 | アプラス | |
提携会社 | bitFlyer | |
国際ブランド | Mastercard | |
電子マネー | QUIC Pay | |
年会費 | 無料 | |
ETCカード年会費 | 無料 | 発行費1,000円+税 |
為替手数料 | 税込1.63% | |
還元率 | 0.5% | |
還元方法 | アプラスポイント | ビットコインへ自動交換 |
3Dセキュア | パスワード認証 | アプラスのIDとパスワード |
補償 | 不正利用補償 | 発生から60日以内の申請 |
優待 | - |
bitFlyerクレカの各種管理等を行うには、アプラスのウェブサービス「NETstation*aplus」を利用します。こちらのIDとパスワードは3Dセキュア認証にも利用するので、カードを発行した際は必ずチェックしてくださいね。
発行時はNETstation*aplusと同様に、
ウェブ明細サービスも登録されます。
ポイント還元について
bitFlyerクレカを決済に利用した場合、その決済金額0.5%分が「アプラスポイント」として還元されます。貯まったポイントは1ポイント=1円分の価値として、毎月20日の交換レートに応じてビットコインへと自動変換されます。
こちらはあくまでポイント還元の範囲で付与されるため、あまり大量に還元されることは無いはずです。実際に還元されるのはビットコインというよりも、補助単位である「Satoshi」になりそうですね。
ちなみに、1億Satoshi=1ビットコインの価値を持っています。
ビットコインに数百万円の価値があることを考えると納得ですね。
bitFlyer
bitFlyerとは、株式会社bitFlyerが提供する暗号資産取引所のことです。bitFlyerクレカを利用した結果として還元されるビットコインは、申込時に指定したこちらの口座に貯まります。
bitFlyerに貯まったビットコインは値上がり狙いでそのまま保持していても良いですが、ある程度貯まったら日本円に交換して出金しましょう。三井住友銀行口座であれば出金手数料を安く抑えることが出来るので、そちらも合わせて利用してくださいね。
三井住友銀行への出金は3万円以下で200円+税、
3万円以上で400円+税の手数料が発生します。
プラチナカード
bitFlyerクレカではプラチナカードも提供しており、様々な追加特典が用意されています。2年目以降は年会費として15,000円+税が発生しますが、こちらは年間150万円の支払いがあれば翌年の年会費が無料化しますよ。
特典として1番目に付くのは、アプラスポイントの還元率が1%に増加することです。更には旅行保険やショッピング保険、航空ラウンジやMastercardのプラチナ優待等も利用可能となっていますね。
bitFlyerプラチナカードの特典はそこまでお得でもないので、
ビットコイン自体に高い興味のある方だけが発行しましょう。
セキュリティ
発行元のアプラスでは決済の不正を検知するシステムを導入しており、カード決済を常にモニタリングしています。システムによって不正利用が検知された場合は、本人確認が取れるまで決済が保留されるので安心ですね。
それでも不正利用が発生してしまった場合は、アプラスから補償を受けることが可能です。必要な場合は管轄の警察組織に被害届を提出した上で、60日以内に所定の申請を行いましょう。
bitFlyer側のセキュリティも強いので、
提携カードとしては安全性が高いですね。
bitFlyerクレカの使い方
bitFlyerクレカはサービス開始初期のキャンペーンこそお得ですが、基本的には還元率の高いカードではありません。以降の施策次第では継続的に使えるかもしれませんが、もし発行するのであればビットコインに興味がある方のみが申込してくださいね。
ビットコインへの交換は自動で行われるので、
テクニカルな使い方も難しそうです。
カード自体には目立った特典が無いので、もし利用するのであればブランドプリペイドカードを活用しましょう。カードによってはポイント二重取りも狙えるので、更なるお得に繋げることも可能ですよ。
ポイント還元のあるブランドプリペイドカードとしては、TOYOTA WalletやKyashカード等が提供されています。他にはMIXI Mのようなカードも便利なので、お好きなカードを活用してくださいね。
bitFlyerクレカの注意点
bitFlyerクレカでは最終的にビットコインが還元されますが、ビットコインを含めた暗号資産は常に価値が変動します。交換が行われる度に還元数が増減することになるので、還元率を重視する場合は注意しておきましょう。
場合によっては、所定のポイント還元率よりも実際に付与されるビットコインの数が少なくなってしまうこともあり得ます。そのため、こちらのカードを利用する場合は交換レートのことも念頭に置かなければなりません。
暗号資産による利益は所得税が課されるので、
税金の面でも還元数が減少してしまうかもしれません。
これからのbitFlyerクレカに期待すること
クレジットカードと言えば還元率が目立ちますが、それ以外の要素でもお得と言えるサービスがいくつか存在します。bitFlyerクレカはbitFlyerと強く連携したカードということで、例えばbitFlyer残高からの充当機能があれば便利かもしれません。
bitFlyerから日本円を出金する際、その出金手数料を完全に無料化することは出来ません。これをクレジットカードの決済料金に充当利用出来れば、bitFlyerのデメリットを無効化する働きを持ちそうですよね。
他のカードにあるポイント充当機能に近いことが出来れば、それだけでもお得なカードと言えます。システムの構築や各種費用等の面で難しいかもしれませんが、可能であればぜひお願いしたいですね。
正直なところ、滅茶苦茶なことを言っている自覚はあります。
そのため、あくまで個人的な感想としてお受け取りください。
まとめ
bitFlyerクレカはビットコインが貯まるカードであり、サービスとしては非常に珍しいですね。暗号資産での投資を行っている方であれば、普段の生活で重宝するかもしれません。
その一方で、単純な還元率や還元対象の不安定さを考えると、お得さを狙って使うには難しいカードであるとも言えます。登場したばかりのカードということもあり、これからの展開にも期待したいですね。
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