ポイントサイトのポイントは使い道の自由度が高く、もらえると嬉しいサービスの1つです。そのようなポイントサイトでは、時々独自のクレジットカードが提供されています。
ECナビというポイントサイトからは、ECナビカードプラスというクレジットカードが提供されていますね。ECナビのポイントが還元されること自体も魅力的ですが、意外と還元率も高くてお得な1枚ですよ。
今回は、ECナビカードプラスについて考察していきましょう。
サービス概要
ECナビカードプラスとは、DIGITALIOとの提携でアプラスが発行するクレジットカードのことです。決済に利用すると立替払いが行われ、料金が後日請求される後払い方式のサービスですね。
カードの発行は高校生でない18歳以上の方であれば可能となっていますが、申込方法の関係で実際には20歳以上の方でなければ申込出来ないようです。また、発行にはポイントサイト「ECナビ」のアカウントが必要となっています。
1つのECナビアカウントに対して、
1枚のみ発行可能となっています。
まずは、ECナビカードプラスのサービス概要を見ていきましょう。
サービス概要 | 摘要 | |
---|---|---|
発行会社 | アプラス | |
提携会社 | DIGITALIO | ECナビの運営会社 |
国際ブランド | VISA | |
JCB | ||
電子マネー | QUIC Pay | 専用カード |
Apple Pay | ||
年会費 | 1,500円+税 | 初年度無料 |
前年度の決済歴有で無料 | ||
ETCカード年会費 | 無料 | 発行手数料は955円+税 |
家族カード年会費 | - | 家族カード無し |
為替手数料 | 税込1.63% | VISA |
税込1.60% | JCB | |
還元率 | 200円につき2ポイント | |
還元方法 | アプラスポイント | ECナビポイントへ交換可能 |
3Dセキュア | パスワード認証 | ウェブサービスのIDとパスワード |
補償 | 不正利用補償 | 発生から60日以内の申請 |
優待 | ECナビ会員ランク | 月間1,000円以上の決済で承認1回分 |
ボーナス還元 |
カードの管理については、アプラスのウェブサービス「NETstation*APLUS」を利用します。こちらは3Dセキュア認証を始めとした各種設定にも必要なので、発行した際は必ず確認してくださいね。
NETstation*APLUSについては、
還元されたポイントの管理にも使います。
ちなみに、ECナビではECナビカードプラスの新規入会キャンペーンを開催しています。少々お得に発行することが出来るので、興味があれば活用してくださいね。
アプラスポイント
アプラスポイントとは、アプラスカードで利用されている独自ポイントサービスのことです。ECナビカードプラスではこちらが還元対象となっており、決済金額200円につき2ポイントが還元されます。
アプラスポイントの通常還元率は0.5%ですが、
こちらのカードでは1%還元となっています。
アプラスポイントは概ね1ポイント=1円の価値を持ち、アプラスのサービス内で利用可能です。また、1,000ポイント単位でECナビポイントへ等価交換することも可能ですよ。
アプラスポイントの有効期限は、取得から2年後の月における14日です。有効期限の延長は出来ないので、ある程度貯まったら使うようにしましょう。
ECナビ
ECナビとは、DIGITALIOが運営するポイントサイトのことです。サイト内の広告を利用したユーザーに対して、換金性の高い独自ポイントを付与してくれます。
ECナビカードプラスはこちらのサイトに関連したクレジットカードであり、アカウントはカードの発行時点で必要となっています。もしカードの発行時点でサービスを利用したことが無い場合は、ECナビの使用感を1度確かめてみてくださいね。
単にポイントの受取り口として利用するのも、
ポイントサイトとして活用するのも自由ですよ。
ECナビで使われているECナビポイントは、概ね10ポイント=1円の価値を持っています。ポイントは懸賞等に使うことも可能ですが、PeXを経由することで様々なサービスへ交換することが可能ですよ。
ECナビポイントの有効期限は、取得から1年後に四半期を迎えた時点です。例えば1月に取得したポイントは、翌年の3月に期限が切れるので注意しましょう。
PeX
PeXとは、DIGITALIOが運営するポイント交換サイトのことです。様々なサービスからポイントをまとめて、集めたポイントは好きな対象に交換することが可能となっています。
ECナビで貯めたECナビポイントを交換するためには、必ずPeXを経由することになっています。ポイントは3000ポイントから交換可能となっているので、有効期限が到来する前に交換してしまいましょう。
ECナビとは運営元が同じですが、
PeXのアカウントは個別に取得します。
PeXでの交換先としては、銀行振込や共通ポイントを始めとした様々なサービスが用意されています。中には手数料が発生する交換先もあるのですが、手数料のキャッシュバックキャンペーンも行われているのでチェックしてくださいね。
また、PeXではポイント定期預金サービスが用意されています。金利は6か月で1%(年利で言うと2%)なので銀行と比べて非常に高い上に、この時点では税金が発生しないのでこちらを目当てにしても良いですね。
PeX定期預金には毎月上旬に募集があるのですが、
預入枠は早い者勝ちなので覚えておきましょう。
ボーナスポイント
ECナビカードプラスの通常還元とは別に、半年間の利用金額に応じてECナビポイントがもらえます。判定は4月~9月・10月~翌年3月の期間として行われ、利用金額1,000円毎に10ECナビポイント(0.1%相当)が追加で付与されますね。
これとは別に、4月~翌年3月の1年間で100万円以上を利用すると2,000アプラスポイントが付与されます。還元率にして最大0.2%分となるので、こちらも中々見逃せませんね。
これらを全て合わせると、何と最大1.3%還元!
ポイントの使い道も良く、中々優秀なカードですね。
セキュリティ
カード発行元のアプラスでは不正検知システムを導入しており、モニタリングによって決済を常に監視しています。不正利用が検知された際には本人確認が取れるまで決済が保留されるため、安心してカードを使えますね。
システムによる安全性も重要ですが、
個人でも不正利用対策を行ってくださいね。
もし不正利用が発生した場合、その被害はアプラスカード会員規約第13条によって補償されます。必要になった際は管轄の警察組織に被害届を提出した上で、60日以内に所定の申請を行いましょう。
また、カードの紛失・盗難や不正利用で申請を行った際、停止されたカードの再発行申請が必要です。ただし、再発行には800円+税の手数料が発生することを覚えておきましょう。
ECナビカードプラスの使い方
ECナビカードプラスは最大1.3%還元と意外と還元率が高く、もし発行するのであればこれを活かしたいところです。年間1回でも利用すれば年会費が無料化することも、カードとして中々魅力的なところですね。
ただし普通に使った場合、TカードPrimeやエポスゴールドカードのような強力なライバルが存在します。ECナビポイント自体にも魅力はあるのですが、1.5%還元に負けない使い方をするには少し工夫が必要ですね。
これらに無い使い方を考えるのであれば、
JCBブランドで発行してみましょう。
ECナビカードプラスをJCBカードとして見ると、年会費無料化可能なカードとしてはトップレベルに高還元のサービスとなっています。更にECナビカードプラスのもう1つの特徴として、カードの管理にJCBが関与していないことにも注目しましょう。
つまりECナビカードプラスでは、決済サービスへのチャージに使った場合でもポイントがしっかりと還元されるということです。具体的にはANA JCBプリペイドカードやファミペイ等が該当し、これらをよりお得に使えるので重宝しますよ。
ECナビポイントの交換でANAマイルを貯めることも可能なので、
中々相性の良い組み合わせではないでしょうか。
ANA JCBプリペイドカードは通常の還元率0.5%に加えて、チャージ金額によって最大0.15%分のボーナス還元が適用されます。また、ファミペイは払込票の支払いにも使えるので、これらを活用すれば生活が豊かになりそうですね。
これらのサービスを活用する場合は、サービス毎の詳しい仕様を事前に確認してくださいね。サービスが適用される上限やチャージの上限等はそれぞれ異なるので、必ず条件を調べた上で利用しましょう。
ECナビカードプラスの注意点
ECナビカードプラスを利用する場合、最低でもNETstation*APLUS・ECナビ・PeXという3種類のサービス利用が必須です。更にはPeXからの交換先に共通ポイント等を利用する場合には、そちらのアカウントサービスも必要になっています。
これらを煩わしいと感じてしまう方の場合、ECナビカードプラスは難点の多いカードとなってしまいます。そのため、カードを契約する前にECナビをある程度利用して、サービスの使い方に慣れておくと良いでしょうね。
ECナビのサービスを使うつもりが無い場合でも、
ポイントの有効期限や交換手順等は把握しておきましょう。
まとめ
ECナビカードプラスはポイントサイトと提携したクレジットカードであり、意外と高還元でお得なサービスですね。特にJCBカードとしてはかなり魅力のある1枚なので、そちらの用途にも注目しましょう。
還元ポイントをECナビポイントに交換可能ということで、ポイントの使い道が非常に広いことも魅力ですね。ポイントサイトを使いこなしている方であれば、そちらの用途でも重宝しますよ。
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