JCBと言えば、日本を代表する国際ブランドですね。カードとしての信頼性も高く、1枚持っていれば何かと便利に使えます。
発行元のジェーシービーでは自社で提供しているクレジットカードもいくつかあり、その中の1つがJCBカードWです。年齢制限のあるカードですが、サービスを使いこなせばお得に使いこなすことも可能ですよ。
今回は、JCBカードWについて考察していきましょう。
サービス概要
JCBカードWとは、株式会社ジェーシービーが提供するクレジットカードサービスのことです。JCBブランドによる決済に利用可能であり、料金は後に請求される後払い方式の決済手段となっています。
JCBカードWを発行する場合には、高校生でない18歳以上且つ39歳までの方が申込可能です。既にJCBオリジナルシリーズに該当するカードを発行されている場合は、JCBカードWの発行時に切替えが行われることがあるので覚えておきましょう。

年齢制限は初回発行のみに設定されたものであり、
カードの更新は40歳以上の方でも可能ですよ。
まずは、JCBカードWの基本的なサービス概要を見て行きましょう。
サービス概要 | 摘要 | |
---|---|---|
発行会社 | ジェーシービー | |
国際ブランド | JCB | |
電子マネー | NFC Pay | JCBコンタクトレス |
QUIC Pay | 専用カード | |
Apple Pay | ||
Google Pay | ||
年会費 | 無料 | |
ETCカード年会費 | 無料 | |
家族カード年会費 | 無料 | |
為替手数料 | 1.6% | |
還元率 | 1,000円につき2ポイント | |
還元方法 | Oki Dokiポイント | |
3Dセキュア | パスワード認証 | My JCBパスワード |
アプリ認証 | ワンタイムパスワード | |
補償 | 不正利用補償 | 発生から60日以内の申請が必要 |
海外旅行保険 | 最大2,000万円 | |
海外ショッピング保険 | 最大100万円 | |
優待 | JCBオリジナルシリーズ | ポイントアップ |
カード利用明細の確認や各種申請等管理を行う場合、ジェーシービーのウェブサービス「My JCB」を利用します。3Dセキュアにはこちらのログインパスワードを利用しますが、専用のアプリを登録すればワンタイムパスワードから認証を行うことも可能ですよ。

カードの利用明細書は基本的に発行されませんが、
My JCBはカードの発行と同時に自動登録されます。
現在発行されているカードはナンバーレス仕様になっており、決済情報の記載が裏面にあるものと一切記載されていないものの2種類から選択可能です。完全なナンバーレス仕様のカードで決済情報を確認したい場合は、スマホのMy JCBアプリが必要となっています。
Oki Dokiポイント

Oki Dokiポイントとは、ジェーシービーが提供している独自ポイントのことです。特定のカードを利用した際の決済金額に応じて付与され、通常は1,000円につき1ポイントが貯まります。
JCBカードWを利用した際にもOki Dokiポイントが貯まりますが、こちらでは貯まるポイント数が増加しています。+1倍の還元率がプラスされ、1,000円につき2ポイントが貯まるようですね。
貯まったOki Dokiポイントは一定の価値を持っているわけではなく、ポイントの交換先によってレートが変動します。決済金額に充当する場合は1ポイント=3円分ですが、商品によっては1ポイント=5円分として交換することも可能ですよ。

航空マイレージに1ポイント=3マイルとして交換することも可能なので、
所謂陸マイラーの方はこちらを狙っても良いですね。
Oki Dokiポイントは利用しているカードの種類によって有効期限が変化し、JCBカードWの場合は獲得から2年間となっています。期限の延長をすることは出来ないので、ポイントを利用する場合にはこちらも意識してくださいね。
JCBオリジナルシリーズパートナー

JCBオリジナルシリーズパートナーとは、JCBオリジナルシリーズに該当するカードで受けることが可能なポイントアップサービスのことです。対象の店舗とポイント倍率はサイト上に提示されているので、1度確認してみましょう。
ポイントアップは一部の店舗を除いてエントリー制であり、「ポイントアップ登録」が必要となっています。登録状況を確認したい場合は、サイト上部のリンクから確認しましょう。

JCBカードWを発行するのであれば、
このサービスを必ず使いこなしてくださいね。
また、こちらでは期間限定のキャンペーンも行われており、時々一部の店舗でポイント倍率が更に増加します。この機会を狙えばかなりお得なので、見つけた時は積極的に狙ってみましょう。
plus L

JCBカードW plus Lとは、女性向けの特典が追加されたJCBカードWのことです。カードデザインも専用のものが用意されており、そちらの面でも特別感のあるカードですね。
JCBの女性向けサービスとしては「JCB LINDA」があり、サービスの優待や割引等を受けることが可能です。他にも追加料金を払うことで女性向けの保険サービスを利用可能なので、気になる方はこちらを発行しましょう。

基本的な提供条件はJCBカードWと変わらないので、
女性の方はこちらを発行するようにしましょう。
セキュリティ

JCBカードでは不正利用検知システムが稼働しており、決済状況を常に監視しています。不正を検知した場合は決済が一時停止され、本人確認が取れるまで保留されるため安心ですね。

JCBカードは海外であまり普及していませんが、
逆に不正利用の心配も少ないカードですね。
もし不正利用が発生してしまった場合でも、JCB会員規約(個人用)第40条によって被害が補償されます。必要であれば管轄の警察組織に被害届を提出した上で、60日以内に所定の申請を行いましょう。
JCBカードWの使い方

JCBカードWを普通に利用した場合、最大1%還元のクレジットカードとして使うことも可能です。これもお得ではあるのですが、折角発行するのであればもっとお得に使いましょう。
目当てとなるのは、やはりJCBオリジナルシリーズパートナーですね。普段のお買い物やファーストフード店等、様々な場面でたくさんのポイントがもらえます。

対象店舗にはAmazonも含まれているので、
こちらを目当てに使うこともおススメです。
Amazonはドコモユーザーであればd払いが使え、常に3%+αの還元率でお買い物が可能です。ですがそれ以外の方がAmazonを利用する場合は、JCBカードWがお得ですよ。
JCBカードWの注意点

JCBカードWではOki Dokiポイントが還元されますが、中には還元対象外となる取引も存在します。それだけであれば他のカードと同じですが、Oki Dokiポイントに関しては還元対象外が多めなので注意が必要です。
カードの各種手数料やIC型電子マネー等は勿論ですが、Oki Dokiポイントは自社が提供する電子マネー「JCBプレモ」やANA JCBプリペイドカードへのチャージでは還元されません。他にもANA Payやファミペイでも還元されないので、少々使い勝手は悪いですね。
そのため、JCBカードWでポイント二重取りを狙うことは諦めた方が良いでしょうね。JCBが利用可能な決済サービスはd払いや楽天ペイ等いくつか存在しますが、それらは別のカードを利用した方がお得ですよ。

JCBカードWはポイント二重取りを狙わず、
パートナー店舗で直接使った方が良いですね。
まとめ
JCBカードWはJCBオリジナルシリーズパートナーを使いこなすことが出来れば、かなりお得に使えるクレジットカードです。年齢制限のあるカードなのですが、使って便利に感じる方は多いかもしれませんね。
また、JCBカードWではOki Dokiポイントの使い道を考えることも重要です。少々下調べの必要なカードですが、興味のある方は発行してみてくださいね。

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