デビットカードは契約しやすいサービスであり、その使いやすさからキャッシュレス決済の入門としても最適です。ただし、クレジットカードと比較するとサービスが控えめなことも多いですよね。
三菱UFJデビットは比較的サービスが豊富なカードであり、補償が充実しています。更には銀行のサービスを活用することで、お得に使うことも可能ですよ。
今回は、三菱UFJデビットについて考察していきましょう。
サービス概要
三菱UFJデビットとは、三菱UFJ銀行が提供するデビットカードのことです。三菱UFJ銀行の口座と紐付けられた国際ブランドのカードであり、利用料金が即時に引き落とされる即払い方式の決済サービスですね。
こちらは分離型のデビットカードなので、
キャッシュカードとして使うことは出来ません。
カードを発行する場合は、三菱UFJ銀行口座をお持ちの国内在住且つ15歳以上の方が申込可能です。また、申込は1口座につき1枚までとなっています。
まずは、三菱UFJデビットの基本的なサービス概要を見ていきましょう。
サービス概要 | 摘要 | |
---|---|---|
発行会社 | 三菱UFJ銀行 | |
国際ブランド | VISA | |
JCB | ||
電子マネー | NFC Pay | VISAのタッチ決済 |
OUIC Pay | Apple Pay/Google Pay | |
発行手数料 | 無料 | |
年会費 | 無料 | |
為替手数料 | 3.05% | |
1.6% | JCBのみ追加 | |
還元率 | 月間利用金額の2% | 毎月1日~月末の金額 |
還元方法 | キャッシュバック | 翌月25日又は翌営業日 |
3Dセキュア | パスワード認証 | |
セキュリティ | 決済上限設定 | 1回・1日・1か月で設定可能 |
補償 | 不正利用補償 | 発生から60日以内の申請 |
VISAは年間100万円まで | ||
JCBは1事故500万円まで | ||
ショッピング保険 | JCBは海外での利用が対象 | |
年間100万円まで | ||
国内・海外旅行保険 | JCB | |
優待 | メインバンク プラス | ポイントサービス |
三菱UFJデビットは2つの国際ブランドから選択可能であり、それぞれで設定方法が異なります。VISAブランドの場合は「VISAデビット会員専用WEB」を利用し、JCBブランドの場合は「My JCB」を利用します。
ブランドによるサービスの違いが大きいカードでもあるので、
契約する場合は必ず提供条件を調べましょう。
ちなみに、三菱UFJデビットは黒・赤・白の3色のデザインを選ぶことが出来ますが、JCBブランドの白を選択した場合に限りミッキーマウスデザインが付いています。ミッキーのコレクションをしている方は、こちらも選択肢として覚えておきましょう。
付帯保険
三菱UFJデビットはデビットカードとしては珍しく、保険サービスが比較的充実しています。ブランドカードでは付帯保険も重要な判断基準となるので、あるだけでも嬉しいですよね。
ショッピング保険は両ブランド共通で付帯されており、購入商品の破損や商品による被害等が発生した際に補償されます。補償の上限は100万円までですが、その補償範囲はブランドによって異なるようです。
VISAブランドでの補償期間は購入日から60日以内ですが、JCBでは購入日から90日以内の損害が補償されます。ただし、案内を見るとJCBの場合は海外でのお買い物のみが対象となるようですね。
JCBの場合はこれに加えて、
旅行保険まで付いていますね。
旅行保険は旅行代金の支払いに三菱UFJデビットを利用した場合に適用され、海外・国内それぞれで用意されています。補償は最大3,000万円まで行われるということなので、何かと心強いサービスですね。
メインバンク プラス
メインバンク プラスとは、三菱UFJ銀行が提供している特別な口座のことです。こちらでは口座の取引状況に応じて振込手数料無料回数等が優遇されるので、意外と重宝するサービスですね。
メインバンク プラスを契約している場合は、ネットバンキングからポイントサービスの申込が可能です。これによって口座の取引状況に応じ、Pontaが付与されるようになってお得ですね。
ポイントサービスに登録すると、
デビットカードにもサービスが適用されます。
条件が揃った状態で三菱UFJデビットを利用した場合、月に1回でも引落しがあれば10ポイントが付与されます。地味ながらお得なサービスなので、使い方を工夫して活用したいですね。
セキュリティ
三菱UFJデビットの公式情報を調べましたが、モニタリングに関する情報は見つかりませんでした。ただし、こちらのQ&Aを確認する限りは、不正利用に対する何らかの監視とカードの利用停止は行っているようですね。
また、カードでは決済上限を設定することが可能です。特に1回毎の上限設定は不正利用を防ぐ上で重要となるので、必ず設定を確認しておきましょう。
もし不正利用が発生してしまった場合は、三菱UFJ‐VISAデビット会員規約第17条又は三菱UFJ‐JCBデビット会員規約第24条によって補償されます。必要な方は管轄の警察組織に被害届を提出した上で、被害から60日以内に所定の申請を行いましょう。
VISAの補償上限は年間100万円ですが、
JCBの場合は1事故500万円まで補償されます。
カードの紛失・盗難や不正利用の申請を行った後は、カードの再発行を行いましょう。ただし、紛失・盗難で再発行を行う場合、再発行手数料として1,000円+税が発生するようです。
三菱UFJデビットの使い方
三菱UFJデビットは国際ブランドによるサービスの違いが大きく、特に補償サービスは概ねJCBが優れています。学生の方が旅行等でカードを使いたい場合は、JCBブランドで発行するのも良いですね。
こちらのカードを決済サービスで使いたい場合は、
VISAで発行すると便利そうですね。
こちらのカードにしか出来ない有効な使い方を考えるとすれば、やはりメインバンク プラスのポイント還元を活用したいところです。月1回以上での利用で固定の10ポイント還元ということで、少額の決済に利用するとお得ですね。
例えばKyashというウォレット兼ブランドプリペイドカードのサービスであれば、100円からのチャージが行えます。毎月100円の支払いで10ポイント還元となれば、実質的に10%還元で使えますね。
ここから更にTOYOTA WalletやMIXI Mカード等へチャージすれば、更にお得に使えそうです。Kyashの残高がチャージ金額に足りない場合は、他の還元率が高いカードでKyashの残高を追加しましょう。
まとめ
三菱UFJデビットは、付帯サービスが豊富なデビットカードです。クレジットカードが契約出来る方であればそちらの方が使いやすいかもしれませんが、学生の方には重宝されそうですね。
デビットカードだけあって銀行のサービスとの連携が強く、キャッシュバックとは別に行われるポイント還元にも注目しましょう。使い方によっては他のカードより遥かに高い還元率を持つので、よりお得を追求したい場合に使えそうですね。
もし三菱UFJデビットに興味のある方は、銀行の公式サイトをチェックしてみてくださいね。
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