ブランドカードは海外でも利用可能なことが強みの1つですが、その際に為替手数料がかかってしまいます。カードによっては高めに設定されていることもあるので、よく注意しなければならない点の1つですね。
為替手数料を重視する方にとって、Revolutが提供するカードはとても重宝します。Revolutカードは日本国内で使う場合にもメリットが多く、様々な場面で便利に使えるカードですよ。
今回は、Revolutカードについて考察していきましょう。
サービス概要
Revolutカードとは、フィンテック企業のRevolutが提供するデビットカードのことです。 ウォレットサービス「Revolut」アプリの残高を利用して、VISAブランドによる決済を行います。

Revolutカードの国際ブランドは国毎に決められており、
日本版カードではVISAブランドのみが発行可能です。
Revolutカードの発行にはRevolutアカウントが必要となるため、20歳以上の方でなければ発行することは出来ません。また、Revolutは外貨の送金機能を持っているため、アカウントの作成には本人確認書類だけではなくマイナンバーカード又は通知カードが必要です。
Revolutについてはこちらで扱っているので、よろしければ併せてお読みください。
まずは、Revolutカードの基本的なサービスを見ていきましょう。
サービス内容 | 摘要 | |
---|---|---|
発行会社 | Revolut | プレミアムプランのみ デザインを選択可能 |
ブランド | VISA | |
電子マネー | NFC Pay | VISAのタッチ決済 |
スマホからでも利用可 | ||
発行手数料(送料) | 500円 | 更新は無料 |
2,000円 | 速達で依頼した場合 | |
カスタマイズ料 | 700円 | |
為替手数料 | 無料 | 平日の無料範囲 |
+1% | 休日 | |
+0.5% | スタンダードプラン 月75万円以上の平日利用分 | |
チャージ方法 | ブランドカード | オートチャージ有り |
Apple Pay/Google Pay | 登録カードを使用 | |
口座振込 | 入金専用口座 | |
口座即時入金 | ||
チャージ手数料 | 無料 | |
1.3% | Mastercardプリペイド | |
1.7% | VISAクレジット・プリペイド | |
還元率 | 1% | メタルプランのみ |
還元方法 | キャッシュバック | 月間5,000円まで |
3Dセキュア | アプリ認証 | |
セキュリティ | 決済一時停止/再開設定 | |
決済上限設定 | 1円単位で設定可能 | |
その他利用可否設定 | ||
補償 | 不正利用補償 | 発生から60日以内の申請 |
優待 | 航空ラウンジ | 上位プラン |
現在のRevolutカードでは基本として1枚目の発行でも送料が必要になっていますが、カードの更新による再発行は無料となっています。尚、リアルカードは6枚まで同時に保有可能ですが、それだけの枚数が必要な方は稀でしょうね。

Revolutカードはバーチャルカードも発行可能なので、
用途によってはそちらでも十分かもしれませんね。
Revolutカードの発行申請は、Revolutアプリ内のカードタブから「カードを追加」をタップして行います。カードが届いたらもう一度「カードを追加」をタップして、カードとアカウントをリンクさせて有効化をしましょう。
カードが使える範囲

Revolutカードはウォレット残高を利用するプリペイド方式のサービスですが、サービス自体はデビットカードとして提供されています。加盟店の制限は一部を除き特に設定されておらず、定期契約・高速料金・ガソリンスタンド・ホテル等についても問題無く支払い可能です。
ただし、上記の支払いで使う場合は、十分な残高を事前にチャージしておくことが必要なことを忘れてはなりません。特にガソリンスタンド等で利用する場合は一時金が発生するため、1万5,000円以上の残高を事前に入金しておきましょう。
また、Revolutカードをネット決済で使う場合、デビットカードを拒否している加盟店では使うことが出来ません。同様に、Revolutカードは海外発行カードとしても扱われるため、そちらを拒否している加盟店でも使えないことを覚えておきましょう。

ブランドプリペイドカードへのチャージについては、
当然ながら使えないことも多いですね。
2つのバーチャルカード

Revolutカードはアプリ上に存在するバーチャルカードを発行可能ですが、こちらには通常のバーチャルカードと使い捨てバーチャルカードの2種類が存在します。これらはリアルカードと比較して、実店舗でのカード決済以外で機能的な違いは特にありません。
バーチャルカードは決済の一時停止設定や決済上限設定も個別に行える他、カード自体の破棄も自由に行えます。通常のバーチャルカードは20枚の保持と30日間で20枚までの発行が可能なので、利用しているサービス毎に支払いを個別管理することも出来そうですよね。

Revolutカードは種類を問わず個別の名前を設定可能なので、
用途に合わせた名前を付けてカードの管理に活かしましょう。
使い捨てバーチャルカードとは、その名の通り1度利用するとカード情報が破棄されるカードのことです。カード情報が盗まれる心配が無いので、安全性を重視したいネット加盟店で使ってくださいね。
ただし、使い捨てバーチャルカードはその性質上、サブスクリプションサービス等の定期契約や月額料金が必要な契約には利用出来ないので覚えておきましょう。同様にホテル予約等の一時金が必要な場面でも利用出来ないことがあるので、こちらはプリペイドカードと同じような感覚で使うと間違いが減らせますよ。
3つのプラン

日本版のRevolutでは、スタンダード・プレミアム・メタルの3つのプランを選択可能です。この内のスタンダードプランは無料で利用可能であり、サービスは基本的なものが揃っているのでまずはこちらを使ってみましょう。

スタンダードプランで発行可能なカードデザインは1種類ですが、
機能としては上位プランのカードと同じです。
プレミアムプランでは月額980円、メタルプランでは月額1980円が発生する替わりに各サービスが優遇されます。リアルカードについても発行出来る種類が増加する他に、2枚目までは無料で発行(3枚目からは1枚2,000円)することも出来ますよ。
メタルプランでは金属製カードの発行(最初の1枚目であれば無料、2枚目以降であれば6,000円)も可能となる他、決済金額に対して1%のキャッシュバックが発生するようになります。還元上限は月間5,000円(50万円相当)ですが、カードをよりお得に活用したい方はご一考ください。

メタルプランの場合は金属製の特別カードを発行可能等、
プレミアムプランよりも特典が優遇されていますね。
また、現在のRevolutでは上位プランで特別な特典も用意されており、提携サービスの有料プランをそのまま利用することが出来ます。中にはかなり便利なサービスも特典に含まれているので、興味があればこちらも活用してみましょう。
上位プランの提携サービス特典
- Sleep Cycle:両プランでプレミアムサービス利用可
- Picsart:両プランでPicsart Pro(月額800円~1,300円分)利用可
- Tinder:プレミアムでPlus、メタルでGoldのサービスが利用可
- Nord VPN:プレミアムでスタンダードプラン(ベーシック月額500円~2,110円分)、メタルでプラスプラン(月額640円~2,270円分)のサービスが利用可能
- Financial Times:メタルでスタンダードデジタルプラン(月額5,800円分)利用可
- The Athletic:メタルでサブスク(月額6米ドル分)利用可
カスタマイズカード

Revolutではカードのカスタマイズサービスが提供されており、リアルカードのデザインを自作することも可能となっています。カスタマイズカードは現在全てのプランで発行可能となっていますが、スタンダードプランの場合は700円の手数料が発生するようです。

世界で1つだけのカードを使いこなせれば、
最早1つのファッションとして楽しむことも出来そうですよね。
カードデザインはプラン毎に使えるカードから選択し、手書きのイラスト・テキスト・絵文字・ステッカー等で装飾する形で行います。カード払い時のシチュエーションにも拘りたいという方は、こちらのサービスも活用してみましょう。
平日の為替手数料無料サービス

Revolutカードにおける最大の特徴とも言えるのが、平日為替手数料の無料サービスです。スタンダードプランでも月間75万円の決済まで無料、プレミアムプランとメタルプランでは完全に無料化されていますよ。
休日の決済では1%の為替手数料が発生するのですが、それでもかなり安いので何かと重宝しそうですね。海外旅行や個人輸入では高い効果を発揮するので、それらをよく利用する方は有効活用しましょう。
また、Revolutの残高を予め為替換算しておいた場合、該当の通貨で決済が行われると利用金額は外貨の残高から差し引かれます。つまり、平日に予め為替換算を済ませておけば、休日であっても為替手数料が事実上無料となるので覚えておきましょう。

Revolutにおける「休日」は日本時間の土・日曜のことではなく、
ニューヨーク時間を基準として定められた時間帯を指します。
ニューヨーク時間で標準時(EST)におけるRevolutの休日は、日本時間で土曜午前7時から月曜午前8時までを指します。一方で3月の第2日曜日午前2時から11月の第1日曜日午前2時までは夏時間(EDT)が適用され、日本時間で土曜午前6時から月曜午前7時までが休日となります。
電子マネー

Revolutカードは非接触決済手段「VISAのタッチ決済」に対応しており、加盟店では素早く安全な支払いが可能です。こちらは「NFC Pay」と呼ばれる個別のチャージを必要としないタイプの電子マネーなので、残高や支出の管理も簡単で使いやすいですね。
Revolutカードの非接触決済はリアルカードを用いる他にも、スマホのウォレットアプリに登録することでそちらからでもタッチ決済が利用出来ます。スマホでのタッチ決済は以前までGoogle Payのみ対応していましたが、現在ではApple Payにも対応しているので活用してくださいね。

VISAのタッチ決済がスマホからうまく使えない場合は、
待ち受け画面が表示されている状態にしてみましょう。
VISAのタッチ決済はVISAブランド自体とは別に加盟店展開がされており、そちらの加盟店でなければ非接触決済は行えません。ただしVISAのタッチ決済は対応加盟店が増加傾向にあるので、街のお店では積極的に利用してみましょう。
チャージ方法

Revolutカードはウォレットサービスの残高をそのまま使うので、チャージ方法もそちらと同じです。主にブランドカード・銀行口座振込・口座即時入金に対応しているので、どちらか使いやすい方法を用いてくださいね。
口座即時入金では現時点でみんなの銀行にのみ対応しており、設定はチャージ画面で方法として「銀行口座を登録して連携」を選択すると行えます。こちらは50万円以上の入金で都度認証が必要となる他、即時入金が90日間行われない場合は連携が解除されるので再度設定が必要となることを覚えておきましょう。
Revolutで銀行口座振込チャージを行いたい場合、個別のアカウント毎に作成・設定されている入金用口座へ振り込むことで入金されます。ちなみに、入金用口座は楽天銀行のものが設定されるので、同じ楽天銀行口座をお持ちであれば振込手数料の無料化も可能なはずです。

振込元の銀行口座の状況にもよりますが、
口座振込チャージは数分で反映されるとのことです。
カードチャージではVISA又はMastercardが利用可能ですが、登録から1か月以上且つ3Dセキュア認証済みのカードであればオートチャージを使うことも可能となります(1万円から)。オートチャージはカード選択画面のiボタンから「資金を自動追加」をタップすれば設定出来るので、残高不足が気になる方はこちらも活用しましょう。
チャージ方法としてブランドカードを利用する場合には注意すべき点があり、一部のカードではチャージ金額に対して所定の手数料が発生します。手数料率はVISAブランドのクレジットカード又はプリペイドカードで1.7%分、Mastercardブランドのプリペイドカードでは1.3%分です。
Mastercardブランドについてはクレジットカード・デビットカードで共に手数料無料となりますが、VISAブランドではデビットカードのみ無料対象であることを覚えておきましょう。また、手数料無料となるのはデビットカードチャージの際は画面上に手数料金額の予告が表示されるので、気になる場合は毎回確認するようにしてくださいね。

海外発行カードやビジネスカードでチャージする場合、
カードの種類や国際ブランドに関わらず1.7%分の手数料が発生します。
2024年9月からはApple PayやGoogle Payの登録ブランドカードを用いてチャージすることも可能となり、その場合の対応国際ブランドやチャージ手数料体系は通常のカードチャージと同様です。全ての登録カードが対応しているわけではありませんが、Revolut側に直接カードを登録していなくても手軽にチャージ可能となりますね。
また、カード会社によってはRevolutを利用不可加盟店に指定することも多く、特にデビットカードでは過去の仕様による影響かその傾向が強いようです。一部のカードはRevolut公式で動作確認がされているので、必要であればこちらもチェックしてくださいね。
クレジットカード会社
- UCカード
- イオンフィナンシャルサービス
- エポスカード
- クレディセゾン
- ジャックス
- 中部しんきんカード
- トヨタファイナンス
- 三井住友カード
- 三菱UFJニコス
- 楽天カード
銀行・その他
- 三菱UFJ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- あおぞら銀行
- 琉球銀行
- GMOあおぞらネット銀行
- PayPay銀行
- 住信SBIネット銀行
- ソニー銀行
- 楽天銀行
- ゆうちょ銀行
- カンム
Revolutへのチャージに対応していないブランドカード
- Vプリカ
- 三井住友カード発行のブランドプリペイドカード
- 一部のサポート対象外の国で発行されたカード
上記に加えて、Apple PayやGoogle Payでのチャージに対応していないブランドカード
- 電子マネーiDやQUIC Payにのみ対応しており、タッチ決済(NFC Pay)非対応のカード
- Apple PayやGoogle Payによるオンライン決済が出来ないカード
- (Apple Payのみ)VISAデビットカード及びOliveフレキシブルペイ
ちなみに、日本版Revolutでカードチャージを行う場合、現時点では日本円でのチャージにのみ対応しているそうです。海外発行カード等でチャージする場合はカード会社側で為替換算が行われる様子なので、もしこちらをチャージに利用する場合は注意しましょう。
残高の引出し

Revolut残高の中で銀行口座によって入金された分については、イオン銀行ATMから出金することが可能です。ATM出金は海外カード対応ATMのみで利用可能なので、必要であればお近くのイオン銀行ATMをご確認ください。
ATM出金にはリアルカードが必要な他、ATMの操作は海外カードによる現地通貨引出しの手順が必要です。ATMの操作は基本的に英語の画面で行われるので、分かりにくい場合は以下の手順を参考にしてくださいね。
イオン銀行ATMでの出金手順
- ATM画面の「International」をタッチ
- 「English」をタッチ
- リアルカードを挿入
- リアルカードの暗証番号を入力(忘れた場合はアプリから確認可能)
- 「Withdrawals」をタッチ
- 「Checking Account」をタッチ
- 出金金額を指定
途中で「Confirm」(確認)と「Cancel」(取消)が出た場合は、「Confirm」をタッチ
Revolut残高を出金する際は基本的に2%分の手数料が発生しますが、プラン毎にATM出金の無料範囲が設定されています。スタンダードは月間2万5,000円まで、プレミアムは月間5万円まで、メタルは月間10万円までの出金が無料となりますよ。

現時点の出金可能残高を確認したい場合は、
ホーム画面左上のユーザーアイコンから「ご利用プラン」をタップしましょう。
ショップ

Revolutアプリには「ショップ」というコンテンツも提供されていますが、これは所謂ポイントサイトのようなサービスです。ネット上のショッピングサイトやサービス等を利用する際、こちらを経由すると設定に応じたキャッシュバックが発生します。

ショップを利用する際はポイントサイトの例に倣って、
ブラウザはデフォルトのものを使用しましょう。
ショップを利用した際の判定はCookieによって行われるので、利用する際はCookieが消えないように30分以内に完了する必要があります。キャッシュバックには広告の承認が必要なので、利用した後は所定の期間までしばらく待ちましょう。
また、サービスの対象はRevolutカードを用いた支払いなので、利用するサイトではカードを予め登録しておく等の準備をすると良いかもしれません。他のポイントサイトには無いようなお得な広告があれば、こちらを積極的に使ってみてくださいね。
セキュリティ

Revolutでは不正利用防止システムが稼働しており、カードの決済を常に監視しています。もし不正な支払いを検知した場合、その決済は拒否されるので安心ですね。
Revolutカードでは決済一時停止/再開設定や決済上限設定を始めとして、それ以外にも詳細なセキュリティ設定が可能です。Revolutのリアルカードで可能なセキュリティ設定について、その内容を見て行きましょう。
Revolutリアルカードのセキュリティ設定
- オンライン決済の可否
- ロケーションベースセキュリティ設定(加盟店所在地と決済場所の照合)
- スワイプ支払い(磁気ストライプによる決済)の可否
- 非接触決済の可否
- ATM引出しの可否
Revolutカードでは3Dセキュア認証も行えますが、認証はアプリを用いた珍しい方式を採用しています。アプリの通知から5分以内に「確認」をタップすることで認証を行う方式であり、指定の端末以外では認証出来ないためセキュリティはかなり高いですね。

Revolutカードはセキュリティが高く、
どこの決済でも安心して使えますね。
それでも不正利用が発生してしまった場合、その損害は個人利用条件第20条によって補償されます。必要であれば管轄の警察組織に被害届を提出した上で、発生から60日以内にアプリで所定の申請を行いましょう。
Revolutカードの活用法
Revolutカードは為替手数料無料のサービスが特徴であり、それを活かせる海外旅行や個人輸入等では非常に役に立ちます。また、チャージ用カードの自由さやセキュリティの強さから、国内で使う場合にも何かと便利なサービスですよ。
チャージ

Revolutカードにチャージする場合はブランドカードが便利ですが、一部のカードでチャージするとチャージ手数料が発生してしまいます。現在では大幅に緩和されているものの、基本的にはVISAデビット・Mastercardクレジット・Mastercardデビットからチャージするようにしましょう。
また、現在各銀行から提供されているデビットカードでは、Revolutカードが利用不可加盟店に指定されていることも増えています。例え使えたとしてもポイント還元対象外に指定されていることも多いので、お得に使いたい場合は少々工夫が必要になるかもしれませんね。
例えば、楽天銀行デビットカード(VISA)であれば、ポイント還元こそ適用されませんがRevolutへのチャージで使うことは出来ます。こちらでは楽天ポイントの充当機能が使えるので、ポイントの使い道を広げたい場合には重宝しそうですね。

残高の余りを気にせず使いたい場合、
ポイント還元を気にせず口座振込でチャージしても良いですね。
また、Revolutでは時々銀行口座チャージに関するキャンペーンが開催されています。よりお得に支払いがしたいという場合であれば、その機会を狙って使っても良いかもしれませんね。
実店舗で利用する場合

Revolutカードでは一部を除いて還元サービスがありませんが、逆にチャージ時点でポイント還元が確定しているとも言えます。つまりポイント還元されない端数を気にする必要がないので、気兼ねなくお買い物が行えますね。
Revolutカードを利用して決済を行う場合は、可能であればVISAのタッチ決済を利用しましょう。キャンペーン等が無い時にお買い物を行う場合は、各種コード決済アプリを利用することも1つの手ですね。
RevolutカードはモバイルSuicaのチャージにも利用可能なので、Android端末の利用者であればGoogle Payに登録しましょう。Google Payからは10円以上1円単位でのチャージが可能なので、より使い勝手が良いですね。
Google PayからモバイルSuicaにチャージする場合、RevolutカードはGoogle Payアプリで直接登録するようにしましょう。Revolutアプリの機能でGoogle Payに登録することも可能ですが、こちらではモバイルSuicaへのチャージが行えない様子です。
ネット加盟店で利用する場合

Revolutカードは3Dセキュアに対応している他、ネット専用のバーチャルカード及び1回限りのワンタイムカードも使えます。通常のネットショッピングでも便利に使える他、為替手数料の無料サービスを活かして個人輸入に利用しても良いですね。
ただし、Revolutカードはデビットカードに分類される他、海外発行カードとしての性質も持っています。ネット加盟店によってはそれらを拒否していることがあるので、Revolutカードを使う場合には覚えておきましょう。

Revolutカードが使えない加盟店としては、
回線事業者やプロバイダー等が多い様子です。
逆に言えばそれ位の制限しかないので、Revolutカードはサブスクリプションサービス等の契約に使うことも出来ます。一部の携帯料金や公共料金等にも使える場合があるらしいので、条件に合えばそれらもお得に支払えそうですね。
Revolutカードの注意点
日本語対応が完璧ではない

Revolutカードは利用する以前の問題点として、所々で日本語訳が不完全で説明が解りにくい部分があることに注意しましょう。特に公式のお問い合わせにも英語が必要なことは厄介で、不正利用発覚時の申請等を行う際の障壁となっています。
Revolutカードに関する細かな仕様を理解するには、どうしても個人ブログやSNSの情報が必要です。その中で正確に情報を集める必要があるので、高い情報リテラシーが求められますね。

当然のことですが、
当サイトの記載内容も鵜呑みにせず判断してくださいね。
国内での取り扱いが加盟店毎にバラバラ

Revolutカードはデビットカードとして提供されていますが、加盟店毎にその扱いが異なるので覚えておきましょう。お店によってはブランドプリペイドカードとして認識されることもあるので、特にネット加盟店で利用する場合には使えないことも有り得ます。
Revolutは本体も海外加盟店として認識される場合があり、海外利用を不可に設定しているブランドカードではチャージが出来ないこともあります。もしお使いのカードでチャージが出来ない場合は、カードの利用設定を確認しましょう。

ちなみに、Kyashカードからは国内加盟店として認識される様子ですが、
チャージ手数料が導入された現在ではあまり意味がありませんね。
セキュリティが強力過ぎて使えないことがある

Revolutカードではロケーションベースセキュリティ(加盟店契約者と店舗の所在地が一致する場合のみ決済可)の設定も可能ですが、日本国内の実店舗で利用する際はオフにしておくことを推奨します。日本では申請上の加盟店所在地と実際の店舗所在地が異なることが良くあるらしく、そういった加盟店契約の緩さが原因でセキュリティとしてはほぼ機能していません。
Revolutカードでは不正利用の検知システムが稼働していますが、こちらは時々過敏に反応してしまうこともあるので注意が必要です。ECサイト等で使うと特に怪しくないショップでも支払いが拒否されることがあるので、その際は支払い履歴から報告しましょう。

Revolutは安全性に優れていますが、
少し不便な部分があることも事実ですね。
また、Revolutの使い捨てバーチャルカードは非常に安全である反面、オーソリが発生した場合でもカード番号が消滅してしまいます。3Dセキュア2.0の導入が進められている現在では減ってきていますが、加盟店によっては全く使えない可能性があることを覚えておきましょう。
上位プランには期間契約縛りがある

Revolutの上位プランは魅力的なサービスを提供していますが、これらを契約される際には継続的にサービスを利用するための計画を立ててください。プレミアムプランやメタルプランには期間契約縛りが存在するので、安易な気持ちで契約しないようにしてくださいね。
もし上位プランを月間契約してから14日以上10か月以内に解約した場合は、違約金として2か月分の月額料金を支払わなければなりません。絶対に解約してはいけないと言うわけではありませんが、上位プランは10か月以上使い続けるつもりで契約してくださいね。

年払いであれば違約金が発生しませんが、
料金が勿体無いことには変わりありませんね。
また、14日以内の早期解約であれば月額料金の一部又は全部が返還され、違約金も発生しません。ただし、メタルプランの専用カードを申込みして既に郵送されている場合は、例え無料対象であっても6,000円+送料が請求されるので特に注意してくださいね。
これからのRevolutカードに期待すること

Revolutカードは何かと便利なサービスですが、日本国内で利用することがあまり想定されていないように感じます。特に説明文の日本語訳や、公式のお問い合わせの改善は強くお願いしたいですよね。
また、現在のRevolutカードは海外旅行や個人輸入等で使う際はかなり重宝しますが、国内加盟店ではキャンペーンでも無ければあまり使われていないはずです。お得なサービスを提供することは難しいかもしれませんが、Revolutカードの付加価値がもっと増えると嬉しいですね。
まとめ
Revolutカードは外貨の取扱いに優れたデビットカードであり、海外旅行や個人輸入等の場面で重宝するカードですね。国内加盟店で活用するには少々難しいカードですが、時々開催されているキャンペーンを狙うとお得に使えるかもしれません。
Revolutカードについては日本未実装のサービスがたくさんあるので、これからのサービス展開や改善にも期待が持てます。本体のウォレットサービスも含めて先進的な機能が多いので、今後が楽しみなカードの1つですね。

ここまでご覧いただきありがとうございます。
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コメント
Revolutカードの活用法 チャージ のところですが
auPayプリカ からのチャージが封鎖されて残念です。
情報提供ありがとうございます。
このルートはそこそこ便利であっただけに、封鎖の影響は大きい様子ですね。
あと
>デビットカードでチャージすれば出金可能なのでおススメです。
で気になったのですが
楽天銀行デビットカードでチャージすると1%楽天ポイントがついて
出金 できるってことですか?
となると 出金→チャージを繰り返して 楽天ポイント取ることもできるってことですかね。金額が大きくなるとRevolutの出金手数料がかかりますが。
デビットカードに関するQ&Aを確認すると現在でもATM出金に対応している様子ですが、ポイント稼ぎ目的での利用については最近厳しいので止めた方が良さそうです。
あくまでも、必要な分のみを最小限で出金する機能としておススメします。