おサイフライフ+に関する記録

IC型電子マネー

おサイフライフ+のサービスは2023年9月27日にサービスが終了し、以降はアプリが完全に利用出来無くなります。また、後継サービス等も特に提示されている様子がありません。

ですが、今回の記事についてはサービスを記録する目的で残しておきます。新しいアイデアを生み出すヒントとして、或いは1つの読み物としてお楽しみください。

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おサイフライフ+とは

おサイフライフ+とは、Felicaという技術を利用したIC型電子マネーに関するサービスのことです。おサイフケータイをメインとした各種IC型電子マネーの使用に関連して、追加となる様々なサービスを提供していましたね。

カノケイト
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各種IC型電子マネーに加えて、

一部サービスはdポイントにも対応していました。

こちらのサービスはAndroid専用のアプリとして提供され、おサイフケータイに対応した端末で利用可能でした。アプリへの登録等は不要ですが、利用するIC型電子マネーによってはポイントサービスの設定が必要となりましたね。

アプリではキャンペーンなどの紹介がされていますが、それ以外にもお得な機能が備わっていました。それでは、おサイフライフ+に備わった機能について見て行きましょう。

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ラッキータッチ

おサイフライフ+におけるメインコンテンツとなるのが、このラッキータッチです。

ラッキータッチとは、IC型電子マネーで1日50円以上の決済及びチャージを行うと1回くじを引くことが出来るサービスのことです。くじの参加権は7日間まで維持され、当たると1ポイントから最大1,000ポイントのポイント又は残高がプレゼントされるので非常にお得でしたね。

ラッキータッチはdポイントも対象となっており、こちらは利用状況に関係無く毎週金曜日に1回くじを引くことが出来ました。当選するとdポイントの通常ポイントが付与されますが、こちらは当日のみ参加可能となるので毎週忘れずにアプリを起動する必要がありましたね。

カノケイト
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おサイフケータイの利用は勿論のこと、

カードタイプの電子マネーも対象でした。

カードタイプのIC型電子マネーでくじを引くためには、予めカードをアプリに登録しておく必要がありました。カードの登録が終わった後、翌日からくじを引けるようになるといった感じです。

ちなみに、ラッキータッチはおサイフケータイ利用分よりもカードタイプ利用分の方が高額当選しやすくなる様子でしたね。カードタイプの電子マネーを保有している場合、おサイフケータイよりもそちらを積極的に利用する動機にもなっていました。

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対応電子マネー

おサイフライフ+に対応しているIC型電子マネーは、Suica・楽天Edy・WAON・nanacoの4種類でした。この他にもFelicaを使ったIC型電子マネー(PASMOやクロネコメンバー割等)はいくつかありますが、それらには対応していません。

また、個々の電子マネー毎にも特徴や制限が設けられていました。それでは、その特徴を一つずつ確認して行きましょう。

Suica

Suicaとは、JR東日本が提供するIC型電子マネーのことです。SuicaのポイントサービスはJREポイントを利用するため、おサイフライフ+に登録する前にJREポイントの利用登録が必要となります。

Suicaの場合は決済利用やカードチャージの他、JREポイント又は楽天ポイントによるポイントチャージもラッキータッチの対象です。グリーン券などに興味が無い方にとっては、こちらを狙ったポイントチャージが大きなメリットを持っていましたね。

カノケイト
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Suicaの交通機関決済分は対象外ですが、

それ以外はほぼ対象になっていました。

Suicaカードを登録する場合は、Felicaポケット対応カードでなければ登録出来ません。Suicaのロゴマークに点々が付いているものがFelicaポケット対応カードであり、古いカードを利用していた場合はJR東日本の各駅窓口での交換が必要となりました。

楽天Edy

楽天Edyとは、楽天グループ傘下の楽天Edy株式会社が提供するIC型電子マネーのことです。楽天Edyへの還元は楽天ポイントではなくEdyギフト(Edy残高)として行われるので、受取の際は多くの場合楽天Edyアプリが必要ですね。

楽天Edyの場合、おサイフライフ+に対応しているのはおサイフケータイのみでした。カードタイプの楽天Edyは登録することが出来なかったので、他の電子マネーよりも対象が少々狭いですね。

カノケイト
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Androidユーザーが楽天Edyを利用する場合は、

断然おサイフケータイがおススメですね。

また、残高ギフトの受取りはラッキータッチの対象外でした。普通にチャージしたり支払いに使う分には良いですが、ポイントチャージによってくじを引くことが出来ないのが残念でしたね。

WAON

WAONとは、イオンリテールが提供するIC型電子マネーのことです。WAONへの還元は電子マネーWAONポイントとして行われるので、WAONステーションやモバイルWAONアプリ等での受取りが必要です。

WAONの場合は特に制限が無く、決済及び全てのチャージ方法がラッキータッチの対象でした。勿論ですが、電子マネーWAONポイントによるチャージもラッキータッチの対象となっていましたね。

カノケイト
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これは個人的な感覚なのですが、

WAONは少しだけ高額当選率が高い気がします。

nanaco

nanacoとは、セブン・カードサービスが提供するIC型電子マネーのことです。nanacoへの還元はnanacoポイントとして行われるので、nanacoアプリやセブン銀行ATM等での受け取りが必要です。

nanacoは制限が強く、nanacoギフト券やnanacoポイントでのチャージがラッキータッチの対象外となっていました。そればかりか、クレジットカードでのチャージすら対象外に指定されていましたね。

カノケイト
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対象となるのは決済と現金チャージのみなので、

他と比べて見劣りしてしまうのは事実ですね。

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おサイフマイル

おサイフライフ+では、時々おサイフマイルという独自ポイントを提供するキャンペーンを開催していました。参加は抽選によって行われたため、参加したい場合は機会を逃さないようにする必要がありましたね。

カノケイト
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おサイフマイルへの参加にはメールの受信が必要なので、

登録するメールでは「@felicanetworks.co.jp」の受信設定を行います。

おサイフマイルでは約2か月間でのおサイフケータイ利用を対象として、1決済毎の金額で100円につき1マイルが貯まります。対象となるIC型電子マネーはSuica・WAON・nanaco・楽天Edyの4種類で、マイルは4種類で個別に貯まることになっています。

貯まったマイルは種類毎に交換申請が可能であり、200マイル単位でIC型電子マネーに対応するポイントへ交換可能です。200マイルは40ポイントとして交換されるので、大体5マイルで1円分の価値を持っていましたね。

キャンペーン中はイベントも開催されるので、そちらへ参加することによってマイルを更に貯めることも可能でした。こちらの期間内でIC型電子マネーを活用することで、よりお得な生活を満喫することが出来ましたね。

カノケイト
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イベントで貯まるマイルは個別にカウントされており、

他のマイルと併用して交換に利用可能です。

ただし、キャンペーン中に貯めたマイルは次回へ繰越することが出来ません。折角貯めたマイルであれば、可能な限り使い切る必要がありましたね。

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おサイフライフ+の活用法

おサイフライフ+で最も目立つサービスは、やはりラッキータッチですよね。毎日のお買い物をした後、おまけでポイントがもらえるのでとてもお得です。

おサイフライフ+では、おサイフケータイとカードタイプ4枚で1日最大8回のくじを引くことが可能でした。くじの参加権は利用する電子マネーが多い程増えるので、余裕があればお店毎に別々の電子マネーを使うことも有効でしたね。

カノケイト
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注目すべき電子マネーはSuicaとWAONです。

次点で楽天Edyといったところでしょうか。

Suica

Suicaは通勤通学の他にも、JR東日本の駅ビルを始めとしてSuicaを使えるお店も多いですよね。利用機会も多い電子マネーなので、ラッキータッチも使いやすかったのではないでしょうか。

SuicaはGoogle Payを利用することで、10円以上1円単位でのチャージが可能です。これとポイントチャージを組合わせて、Suicaをお買い物に使わなかった日に50円のチャージをすると還元効率が上がりますね。

50円のチャージはGoogle Payに対応しているブランドカードの多くで行えますが、その中でもおススメだったカードはRevolutカードですね。以前のRevolutカードは他ブランドプリペイドカードからチャージすることも出来たので、50円という半端な金額のチャージでもポイント二重取りが可能となっていました。

カノケイト
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ちょっとせこいですが、これが中々お得なんですよね。

セコ技はもう少し続きますよ。

WAON

WAONはイオン系列のお店を始めとしてお買い物での利用機会が多く、ラッキータッチを使いやすい電子マネーと言えます。ただしWAONにチャージ可能なイオンカードでは、WAONへの手動チャージが還元対象外に指定されていますね。

イオンカードでWAONにチャージする場合は、特定のカードのみでオートチャージのみが還元対象となっています。手動チャージでもラッキータッチの対象にはなるのですが、よりお得に使いたい場合はオートチャージが活用出来ます。

WAONではポイントチャージもラッキータッチの対象となるので、カードチャージが無くても活用しやすいことはメリットですね。ポイント交換等で電子マネーWAONポイントを利用出来る方であれば、お休みの日に50円分のポイントチャージを行って効率的にくじを引くことが出来ます。

カノケイト
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おサイフケータイの場合、ポイントチャージはアプリから行えます。

カードタイプについては、WAONネットステーションが便利ですよ。

楽天Edy

楽天Edyは頻繁にお得なキャンペーンを行っているため、キャンペーンに併せて利用するとお得に使えます。それによって利用機会も多く、ラッキータッチも使いやすそうです。

楽天Edyはチャージ可能なクレジットカードが比較的多いですが、チャージによってポイントが還元されるカードは少な目です。楽天カードを利用すると0.5%還元でチャージ可能な他、リクルートカードであれば月3万円までのチャージで1.2%還元が適用されますよ。

カノケイト
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以前はTOYOTA Wallet等の三井住友プリペイドカードが使えた他、

サービス終了の数か月前にはANA Payプリペイドカードが使えていましたね。

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サービス終了について

おサイフライフ+はIC型電子マネーを使う動機付けにもなるサービスで、今まで様々な方から利用されて来ました。ですが、そのサービスも少しずつ縮小し始め、残念ながら2023年9月には順次サービスが終了する予定となっています。

サービスの終了予定

  • 2023年9月14日:ラッキータッチの参加権付与の終了
  • 2023年9月21日:ラッキータッチの終了
  • 2023年9月27日午後6時:おサイフライフ+のサービス終了
カノケイト
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ラッキータッチ等のお得なサービスが豊富であったこともあり、

サービスの終了はかなり残念ですね。

サービス終了後はアプリの全機能が使えなくなるので、特に理由が無ければアンインストールしておきましょう。また、アプリに登録されたユーザーの個人情報については、フェリカネットワークスが責任を持って削除するということなので安心してくださいね。

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まとめ

おサイフライフ+はIC型電子マネーのお得さを補強してくれるAndroidアプリで、中でもラッキータッチは強力なサービスでしたね。IC型電子マネーは元から手軽さや安全性が優れている決済手段ですが、こちらを活用することで日常のお買い物が更に楽しくなっていました。

おサイフライフ+のサービスは終了してしまいましたが、Felicaやそれを利用したサービスが終了してしまうわけではありません。現代社会では非接触決済への注目が高まっているので、Felicaの今後についても期待して行きましょうね。

カノケイト
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ここまでご覧いただきありがとうございます。

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