コード決済は実店舗で利用する決済サービスですが、多くは同じアカウントを利用することでネット上の決済にも対応しています。カード等で決済するよりも一定の安全性を持つことが特徴なので、こちらも活用したいですね。
中でもd払いは使い勝手が良く、使える加盟店が多いことが特徴です。また、お得なキャンペーンが常設されていることもあり、様々な方にとって使いやすいサービスとなっています。
今回は、d払いのネット利用について考察していきましょう。
目次
サービス概要
d払いとは、NTTドコモが提供する決済サービスのことです。残高や紐付けたカード等を用いて、コード決済又はネット上の加盟店で決済を行います。
ネット上で決済を行う場合、dアカウントを所持していればそのまま利用可能です。カードはアカウントに登録したものを用いるので、予め設定しておきましょう。
d払い残高による決済が必要な場合は、
予め入金してくださいね。
ここではネット上での決済を中心に取り扱います。d払いのコード決済についてはこちらでまとめているので、よろしければ併せてお読みください。
まずは、d払いの基本的なサービスを見ていきましょう。
| サービス概要 | 摘要 | |
|---|---|---|
| 提供会社 | NTTドコモ | |
| 決済方法 | アカウント決済 | |
| 引落し方法 | dポイント | 他の引落し方法と併用可能 |
| 携帯料金合算 | 上限は他サービスと共有 | |
| d払い残高 | 銀行即時振替 | |
| セブン銀行ATM | ||
| ブランドカード | 3Dセキュア認証が必要 | |
| 随時決済には利用不可 | ||
| 還元率 | 200円につき1ポイント | dポイント利用分は対象外 |
| dカード以外のブランドカードは対象外 | ||
| 還元方法 | dポイント | |
| セキュリティ | 決済上限設定 | 電話料金合算のみ |
| 補償 | 不正利用補償 | 発生から90日以内且つ 発覚から30日以内の申請 |
d払いの引落し方法については、コード決済とアカウント決済で大きな違いはありません。ただし、一部の決済における取扱いが少々特殊なので、該当の加盟店を利用する場合には注意が必要です。
利用可能な国際ブランドはVISA・Mastercard・American Express・JCBの4種類です。国内で流通しているカードでは、ほとんどが使えそうですね。
ドコモ回線契約者の場合は、
電話料金合算が便利ですよ。
d払いの電話料金合算は、回線料金の支払い方法に関わらず使えます。d払い以外のカードではキャンペーンに参加出来ないこともあるのですが、こちらを経由することで問題無く参加が可能です。
継続課金
d払いでは、月額料金のような定期契約に利用することも可能です。契約中の加盟店については、d払いの利用明細から確認可能となっています。
継続課金を1度契約すると、毎月1日に自動で決済が行われます。もし契約を解除したい場合は、個別の解除設定が必要になっています。
随時決済
d払いにおける随時決済とは、必要な都度に自動で支払いが発生する加盟店との契約に用いられる決済方式のことです。d払いの中でも特殊な方式であり、定期購入可能なネットショップ等で用いられていますね。
Amazonの随時決済ではドコモのspモード契約が必要なため、ドコモ回線契約者でなければ利用出来ません。引落しは基本的に電話料金合算のみですが、dポイント又はドコモ口座残高の充当設定は可能です。
モバイルオーダー
モバイルオーダーとは、d払いで提供されている注文サービスのことです。飲食店やレンタルサービスの予約をアプリから行うことが出来ることに加えて、d払いから支払いを済ませることも可能ですよ。
基本的な利用条件は他の支払い方式とほぼ同じで、利用金額に応じてdポイントがしっかりと還元されます。対応サービスはアプリから確認出来るので、普段利用しているお店やサービスがあれば使ってみてくださいね。
対応サービスは順次拡大していくので、
定期的にチェックしてみましょう。
セキュリティ
d払いでは基本的に決済上限設定は行えませんが、電話料金合算のみ0円から1,000円単位で上限設定が可能です。決済上限を0円に設定した場合、必然的に電話料金合算は使えなくなります。
もしd払いで不正利用が発生した場合、その被害はd払いご利用規約第17条又はd払い残高補償制度に関する規約によって補償されます。必要であれば管轄の警察組織に被害届を提出した上で、発覚から30日以内に所定の申請を行いましょう。
d払いでは被害の全額が補償対象となっている他、
補償範囲も広いので手厚い条件で提供されていますね。
d払いをネット加盟店で使う場合
d払いのネット加盟店はドコモ払い加盟店がそのまま移行していることが多いので、他社ネット決済サービスと比較すると加盟店の多さが特徴です。意外なお店で使えることも多いので、利用しているショップがd払いに対応していたときは使ってみましょう。
キャンペーン
d払いではお得なキャンペーンが提供されていますが、dカード以外のブランドカードを設定していると参加出来ないことが多いので注意しましょう。
キャンペーンの中でもd曜日は特にお得なので、こちらは毎月エントリーすることをおススメします。これは毎週金・土曜日にd払いをネットで利用した場合、ポイント還元率に2％が追加されるというものです。
d曜日は月毎に提供条件が変更されることがあるので、
利用する場合は必ず内容を確認してくださいね。
Amazonで使う場合
Amazonでd払いを利用した場合でも、d払いのキャンペーンはそのまま適用されます。d曜日だけでも還元率が3％になるので、Amazonの中でも特にお得な決済方法となっていますね。
ただし、アマゾンギフト券等一部商品では決済方法として選択出来ないことに注意してください。また、Amazonは発送時に料金が引落しされるため、d曜日に参加したい場合は金曜日の朝までに注文を済ませておくことをおススメします。
現在のAmazonでは、
注文から発送までに2日程度かかることもよくあります。
また、dポイントやドコモ口座残高を利用したい場合は事前に充当設定を済ませておきましょう。これらに個別の還元施策はありませんが、電話料金合算の上限を超過した場合は重宝します。
d払いの注意点
d払いでブランドカードを利用する場合、dアカウントの登録カードを利用します。dアカウントでは最大3枚までしか登録出来ないので、少々使い勝手が悪いですね。
キャンペーン参加対象でもあるdカードを1枚登録しておけば良いだけではあるのですが、それでもある程度は融通が利くようにして欲しいですよね。d払いはJCBカードが使えることも大きなメリットなので、そのメリットを伸ばすことが出来れば嬉しく思います。
これからのd払いに期待すること
d払いのアカウント決済は便利なものの、Amazonで利用可能なのはドコモ回線契約者に限定されています。せっかく便利な決済方法なのですから、ドコモ回線契約者以外でも使えるようになって欲しいですよね。
また、d払いに関して全体的に言えることですが、登録可能なカード枚数を増やして欲しいです。状況に応じてカードを使い分けることを考えると、最低でも5枚程度のカードを登録出来れば使いやすくなるはずです。
まとめ
d払いをネット加盟店で利用する場合、加盟店が多いので使いやすいはずです。カード番号を加盟店に伝える必要が無いので、安心感が高いところも使いやすさの一要素ですね。
また、毎週金・土曜日にはd曜日キャンペーンが適用されるので非常にお得です。特にAmazonでは効果が高いので、ドコモ回線契約者の方は積極的に使っていきましょう。
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