ウォレットサービス「Pring」は長らくサービスを提供していましたが、2026年8月17日から12月1日にかけて段階的にサービスを終了する予定となっています。余っている残高については返金の予定もありますが、無理が無ければ8月までには出金しておきましょうね。
現在では紹介する意味があまりありませんが、この記事については記録の意味で残しておこうと思います。アイデアを思い付くためのヒントとして、或いは一つの読み物としてお楽しみください。
今回は、pringについて考察していきましょう。
サービス概要
pringとは、株式会社pringが提供するウォレットサービスのことです。スマホアプリを用いた送金や出金の機能を主として、コード決済機能も備えているのでお買い物にも利用出来ます。
こちらのサービスを使いたい場合、国内在住且つ18歳以上の方であれば利用可能となっています。また、pringは登録時にSMS認証を行うので、必然的に携帯電話番号の契約も必要となりますね。
※pringでは2024年6月10日をもって、新規のアカウント登録受付を終了しています。同時に「公式アカウント」や「メンバーズカード」も終了しているので、サービスをご利用中の方は公式のお知らせをチェックしてください。

PringはSNSとしての機能も持つサービスであり、
送金機能を活用した一風変わった交流も出来ますよ。
まずは、pringの基本的なサービス概要を見ていきましょう。
| サービス概要 | 摘要 | |
|---|---|---|
| 提供会社 | pring | |
| 決済方法 | アカウント決済 | |
| コード決済 | ||
| チャージ方法 | 銀行口座 | 即時入金サービス |
| セブン銀行ATM | ||
| 残高上限 | 100万円 | |
| チャージ手数料 | 無料 | |
| 200円+税 | 三菱UFJ銀行で月4回目以降 | |
| チャージ上限 送金上限 | 1日10万円 | チャージ上限は手段毎 |
| 月間50万円 | ||
| 出金上限 | 月間100万円 | 銀行口座 |
| 月間50万円 | セブン銀行ATM | |
| 出金手数料 | 200円+税 | 月1回までは無料(手段毎) |
| 決済上限 | 1回20万円 | |
| セキュリティ | 端末認証 | |
| 補償 | 不正利用補償 | 発生から30日以内の申請 |
Pringは基本的に現金や銀行口座等でチャージ可能なサービスであり、ブランドカードを用いた入金には対応していません。お金コミュニケーションを謳ったサービスだけあって、システムは残高の出金を前提としているようです。

クレジットカードから入金した分を出金すると、最悪の場合は
出資法等の法令やカードの規約に違反してしまいますからね。
入出金で使える銀行口座は指定されているものの、メガバンクの他に地方銀行やネット銀行も含まれるので困ることは無いはずです。ただし、pringでは2024年5月13日をもって多くの銀行でサポートが終了しているため、サービスをご利用中の方は注意しましょう。
2026年5月時点でサポートが継続されている金融機関
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- ゆうちょ銀行
- イオン銀行
- PayPay銀行
Pringはコード決済等の決済機能にも対応していますが、ポイント還元サービス等は特に用意されていません。お得に使うのは少々難しいかもしれませんが、ネット加盟店ではお得なキャンペーンを開催していることがあるので機会があれば使ってみましょう。
サブアカウント

pringでは、ユーザー1人につき1アカウントまで登録可能なことが原則となっています。ですが、最初に作成したアカウントをメインとして複数のサブアカウントを作成することが可能です。

サブアカウントはメインアカウントに紐付けられ、
1アカウントにつき2つまで作成可能です。
サブアカウントは、入出金・解約・企業アカウントからの送金受取以外は、メインアカウントと同じように使えます。アカウントを用途毎に使い分けをしたい場合、サブアカウントは最適な機能と言えますね。
送金について

pringの送金機能は1円から利用可能であり、手数料等は一切かかりません。送金のUIも優れており、ウォレットサービスとしては使いやすいですね。

リリース当初のpringではこの送金機能により、
「1円を送り合う」という独特なコミュニケーション方法が形成されていたようです。
送金を行う場合は、アプリトップの「お金をおくる」をタップしましょう。送金では主に他のユーザーを指定する方法と、QRコードを利用して対面で送金する方法が用意されています。
QRコードを利用する場合、送金側と受取側で少し操作が異なります。送金側は「お金をおくる」から送金用のQRコードを表示し、受取側は「お金をもらう」からQRコードを読み取ることで送金完了です。
また、Pringでは他のユーザーに送金を請求する「送金リクエスト機能」も利用可能です。送金指定を作成するだけで使えるため、サークル活動の集金や割り勘等で利用してみましょう。
出金機能

pringの残高を出金する方法としては、銀行振込とセブン銀行ATMが用意されています。それぞれ月に1度ずつ、合わせて月間60万円までの無料出金が可能ですね。

Pringは残高の無料出金も可能なサービスですが、
出金のルールはしっかりと確認しておきましょう。
銀行口座への出金操作を平日午前11時までに済ませた場合、着金は当日中に行われます。逆に午前11時以降に出金操作を行った場合、着金は翌営業日となるので注意しましょう。
セブン銀行ATMによる出金を申請すると、3種類の出金用のコード(提携先コード・お客様番号・確認番号)が発行されます。セブン銀行ATMで出金を行う際は、この番号を入力すれば完了です。
この中でお客様番号については、登録した携帯電話番号の頭から欄に収まるまで入力していけば大丈夫です。出金申請には期限が指定されていますが、期限切れの場合は翌日0時15分以降に順次返金されます。
コード決済機能

pringはアプリ単体でもコード決済機能を持っており、残高を利用した実店舗決済が可能となっています。こちらではポイント還元等が特に提供されていないのですが、利用したお店が加盟店であった場合は使ってみましょう。

pringの決済は決済手数料の関係で導入しやすいらしく、
意外なお店で使えるかもしれませんよ。
また、pringのコード決済サービスは「Smart Code」というJCB提供のコード決済規格に対応しており、Smart Code側の加盟店でも支払いが可能となっています。大抵はSmart Code加盟店の方が探しやすいはずなので、pringを支払いに使いたい場合はこちらを目安にすると良いかもしれません。
報酬の受取

pringではポイントサイト等からの送金にも対応しており、ネットで得た報酬をアプリによって即時に受取ることが可能です。受取には手数料がかかることも多いですが、ユーザーによっては非常に便利なサービスですね。
また、セブン銀行ATMからの出金であれば日付や時間帯を問わずに利用可能なので、ポイントサイト等の報酬を即時現金化することが可能となっています。時間的な余裕があれば不要なメリットではあるのですが、どうしてもすぐに換金したいという場合に活用しましょう。

以前は現金化までに一定期間を必要としていましたが、
pringによってその常識が覆ることになりましたね。
入金手数料について

pringでは、三菱UFJ銀行と楽天銀行による月間4回目以上の入金には手数料が発生します。三菱UFJ銀行についてはウォレットサービスに対する審査の厳しさが理由だと推測出来るのですが、楽天銀行の制限については少し複雑な経緯によって決められました。
楽天銀行ではハッピープログラムという特典が提供されており、口座の利用状況に応じて様々なサービスが強化されます。ハッピープログラムにはポイント還元サービスも含まれており、即時入金を1回行う毎に最大3ポイントのポイント還元を受けることが可能です。
楽天銀行対応直後にはこのサービスを利用して、不要な入出金を繰り返してポイント稼ぎを行うユーザーが続出してしまいました。このような経緯から、pringでは楽天銀行から月4回以上の入金があった際に手数料が課されるようになっています。

例え便利なサービスであったとしても、
それを濫用してはいけませんね。
セキュリティ

pringではアプリの利用状況をモニタリングしており、不正な操作の有無が監視されています。これは入金方法として銀行口座を登録する時も同様であり、厳密な本人確認と共に不正出金等を防ぐので安心ですね。
それでも不正利用されてしまった場合、利用規約の第30条によってその被害は補償されます。必要な方は管轄の警察組織に被害届を提出した上で、発生から30日以内に申請しましょう。

利用している端末が紛失・盗難に遭った場合は、
携帯電話の会社に回線の遮断を申請しましょう。
pringの活用法

pringは決済機能も提供されていますが、専ら送金目的で利用されることが多いサービスです。現在では新規登録が不可能になっていますが、既に登録済みの方であればその特徴を最大限に活かした使い方が出来るかもしれません。
pringでは送金サービスのUIが優れていることに加えて、上限の範囲内であれば手数料無料での出金も可能となっています。そのため、クリエイターに対する投げ銭の手段としてはかなり優れているので、そちらの目的で活用することが出来そうですね。
また、pringの出金手数料が無料となるサービスを活かして、複数の銀行口座間で資金移動に使うことも可能です。送金手数料の節約にもなる上に、わざわざATMまで出向く手間も無くなるので便利ですね。

利用している銀行がことら送金に対応していない場合、
pringはその代替手段としても重宝するはずです。
もしPayPayのようなコード決済サービスやウォレットサービスを利用する場合、pringの送金機能はその補助として活用することも出来ます。例えばPayPayではPayPay銀行のみ無料出金が可能ですが、そこからpringへ移せば余った残高をメインバンクへ戻すことも簡単に行えそうですね。
サービス終了について

Pringは2018年3月にリリースされて以降様々な方に利用されて来ましたが、残念ながら2026年8月17日から12月1日にかけて段階的にサービスを終了する予定となっています。既に新規登録の受付は終了していますが、現在でも利用している方はスケジュールを必ずチェックしておきましょう。
Pringのサービス終了スケジュール
- 2026年8月17日午前0時~24日にかけて順次:銀行口座・セブン銀行ATMによるチャージの終了、オートチャージの終了、セブン銀行ATMによる出金の終了、コード決済機能の終了、個人間送金・メインアカウントからサブアカウントへの送金の終了
- 2026年9月1日~22日:運営による返金対応期間(要銀行口座登録)
- 2026年11月16日午前10時:銀行口座による出金の終了、アプリへのログイン及び残高確認の停止、その他カスタマーサポート以外の全サービスの終了
- 2026年12月1日午前10時:カスタマーサポートの終了
9月中に行われる返金対応では、残高が余っている場合にアカウントの登録口座に振込が行われます(手数料無料)。もし登録情報の不備等でこの期間中に出金されなかった場合は、11月16日までに手動で銀行口座の登録と出金手続きを行いましょう。

返金については上記以外の方法が採られることもあるそうですが、
面倒毎を避けるためにもやはり銀行口座を登録しておきましょうね。
Pringはウォレットサービスとして非常に便利な機能を提供していた他、コード決済機能についても手数料が低めにで加盟店にやさしい条件で提供していました。ですが、それだけでは例えユーザーが増えても負担となるばかりで、中々収益に結び付けることが難しかったのかもしれませんね。
また、Pringは2021年にGoogleの傘下となっており、将来的にはGoogle Payとの連携が期待されていました。ですが、そういった話があまりされないままサービスが終了してしまったため、こちらについては少々期待が薄くなってしまっています。
まとめ
pringは現代のライフスタイルに合わせたサービスであり、送金を中心として様々な場面で活用されて来ました。一定範囲であれば出金手数料も無料となるため、pringは資金移動にも使いやすいサービスでしたね。
現在ではPringのサービス終了が決定しているので、登録している方は残高の余りが無いか一度チェックしておくことをおススメします。また、Pring自体はとても便利なサービスだったので、今後どこかで新しいサービスに挑戦してくれることに期待したいですね。

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