宝くじを定期的に買って、当たりを楽しみにしている方は一定数存在します。当選確率は非常に低いため当てには出来ないのですが、くじを楽しむことそのものは否定出来ませんよね。
しかし、くじを楽しむのであればしてはいけない買い方というものがあることも事実です。これは単なる損得の話だけではなく、そこで生まれる楽しさについても考えなければなりません。
今回は、おすすめ出来ないくじの買い方について考察していきます。
目次
くじとは
ここで指すくじとは、有料でエントリーして当選した場合に金銭を受け取ることが可能なものを指します。勿論、日本国内の法規に従って開催されているものに限定しますね。
宝くじやスポーツ振興くじ等は当選確率が天文学的な数字となっており、まず当選することが無いことは良く知られていますよね。ただし視点を変えてみると、くじはコストパフォーマンスの良い趣味であるとも言えます。
多くのくじは1口100円~300円程度の金額から購入可能であり、場合によっては1か月間に1,000円程度の出費しか発生しません。これで1か月間ずっと楽しく暮らせるのであれば、それほど悪いことでは無いかもしれませんね。
しかし、それもくじの買い方によって左右されます。楽しむためのくじを求めるのであれば、買い方を考えなければなりませんよね。
それでは、おすすめ出来ないパターンを見ていきましょう。
くじ全般に当てはまること
くじを買う際にやってしまいがちなのが、同じ回のくじを何口も買ってしまうことです。確率論的には確かに当たりやすくなるのですが、外れた時の喪失感はかなりのものがあるでしょうね。
外れることの方がはるかに多いくじで、外れの喪失感が大きい買い方はするべきではありません。特に、1開催で何万円もつぎ込んでしまった場合は目も当てられませんね。
単に楽しみたいだけであれば、
大量に買う必要はありませんからね。
ロト・ナンバーズ
ロト及びナンバーズとは、エントリー時に数字を指定し、その数字が抽選された数字と合致している場合に当選となるくじのことです。これらを楽しむのであれば、数字の指定方法を考えなければなりません。
傾向から数字を選択する方法
ロトは抽選にボールを使用しますが、そのボールセットは10通りも用意されています。これは塗料やへこみ等による偏りを無くすための工夫であり、当たり数字の予想が付くことはありませんね。
にも関わらず、過去の傾向から出玉を予想しようとする方は後を絶ちません。全くの無意味な努力に時間を費やしていては、後で虚しさに襲われてしまうことは間違い無いでしょう。
尤も、「趣味とは概ね無意味なものである」
と言われてしまったら反論の余地はありません。
そもそも傾向から数字を選ぶという事は、同じく傾向から似た数字を選んだ人がたくさん存在することを意味します。それでは例え1等に当選したとしても、当選者が多数現れて1人当たりの当選金が減少するでしょうね。
マイナンバー買い
ここでいうマイナンバーとは、ロトやナンバーズで使う数字を固定することを指します。このマイナンバーを利用して、毎回購入を続けるという買い方ですね。
マイナンバーで買い続ければ、たしかにその内当たることがあるかもしれません。期待も出来て楽しみが増える買い方ですが、買っていなかった回でマイナンバーが大当りしてしまうとかなりの喪失感に襲われてしまいます。
そもそも人間が数字を選択するのであれば、何かしらのバイアスが働いてしまうものです。複数の方が同じような数字をマイナンバーにしている可能性も大きいので、当選金にも期待出来ませんね。
マイナンバー選択でかかりやすいバイアスとしては、
「数字を平均に選択する」「端は選択しない」といったものが挙げられます。
どのような買い方が良いのか
ロトやナンバーズの数字を法則に沿って選択しても、あまり意味はありません。また、人間が数字を選んでしまうと、必ず何かしらのバイアスに縛られてしまいます。
そのため、数字を選択するという事自体が間違い、という言い方も可能です。なんだかんだと言っても、コンピューターによるランダム選択が1番な気がしますね。
身も蓋も無いことですが、
「ロトやナンバーズを購入しない」という選択も考えましょう。
スポーツ振興くじ
スポーツ振興くじとは、サッカーの試合における試合結果を予想するくじのことです。主に試合の勝ち負けや引き分け、又は得点が予想対象となっています。
スポーツ振興くじを大きく分けると、自分で試合結果を予想するtoto、コンピューターがランダムに選択するBIGが扱われています。
こちらはチーム毎にある程度の強弱や癖などもあることが考えられるため、試合結果を予想することにはある程度の意味があるかもしれませんね。ただ、それでも試合結果とは最後までわからないものです。
試合の白熱を含めた楽しみが、このくじにおける魅力とも言えますね。しかし、予想の楽しみがあるがゆえにおすすめしない買い方があるのでご紹介します。
BIG
BIGとは、試合結果の予想をコンピューターがランダムに選択するくじのことです。試合結果の予想が出来ないという欠点も勿論あるのですが、それ以上に問題なのが引き分け予想です。
totoやBIGでは、勝ち負けの他に引き分けも選びます。そして、これら3つの選択肢をランダムで選ぶ場合、それぞれが同じ確率で選定されます。
しかし実際の試合結果を見てみると、引き分けの発生率は少なめです。多いときでも1開催毎に4試合程度しか発生しないため、BIGで引き分けが多めに選択されていると結果がある程度分かってしまいます。
具体的には、引き分けが5個以上選択されている券は
まず1等には当選しないはずれ券です。
買った瞬間にはずれが分かってしまっては、せっかくの楽しみが一瞬で無くなってしまいますよね。勿論引き分けばかりの回もあるのですが、そんなことはめったに起こりません。
まとめ
くじは予想をしたり、抽選まで待ったりといった過程に楽しみがある娯楽と言えます。ただし、その楽しさを得るためには購入方法を考えなければなりません。
くじを娯楽として楽しむためには、1番は当選を気にしないことです。当たれば良いな、といった程度に考えておけば喪失感は無くなるでしょうね。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
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おまけ
この時は1等が約8万人、2等も約24万人が当選していました。
世の中上手く行かないものですが、家族との話題にはなったので良しとしましょう。
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