日本郵便は大きな規模を持つ運送会社であり、取扱うサービスは多岐に渡ります。ゆうパックで食品を取り扱う際は、低温で輸送する「チルド」サービスも提供されていますね。
筆者は以前、某地方都市の郵便局で内務職員として勤務していた時期がありました。その中で企業の信用に関わる部分をたくさん見て来たので、公共性のためにその一部を公開しようと思います。
今回は、日本郵便のチルドゆうパックについてお話します。
はじめに
チルドとは、食品等を凍り切らない程度に冷却して保存することを指す言葉です。肉や魚等のなまものを扱う場合は、冷蔵庫等に入れておけば腐りにくくなりますよね。
日本郵便では物品の運送サービスとしてゆうパックを提供していますが、こちらにはチルド扱いのオプションサービスを有料で付けることが可能です。個人で食品を送る場面の他にも、ネット通販やギフトサービス等でよく使われていますね。
通常のゆうパックでも職員の判断で冷蔵保管することはあるのですが、
それはまた別のお話です。
チルドゆうパックは0~5℃程度の範囲を保ちながら、郵便局間では冷蔵用の特別なコンテナで配送されます。そして配達局に到達した後は、専用保冷バッグで低温を保ちながら配達されます。
チルドゆうパックはその性質から、配達完了までに低温状態を維持することが重要です。これは聞かれなくても簡単に想像出来ることのはずですが、日本郵便の配達員にはそれが分からない人間が多く存在します。
保冷剤の扱い
チルドゆうパックを配達する際は、当然ながら十分に冷え切った保冷剤が必要です。基本的には配達を終えた後でも使い回すため、1度使った保冷剤は保冷剤専用の冷凍庫で保管しなければなりません。
しかし、多くの配達員はこれを面倒臭がり、保冷剤を物品用の冷凍庫にそのまま放り投げてしまいます。物品用の冷凍庫は頻繁に開閉される上に、保冷剤も重なり合って置かれるため一晩で十分に凍ることはありません。
もっと酷い配達員の場合は、
保冷剤を野晒しで放置してしまうこともよくあることです。
これでは十分に保冷剤を冷やすことが出来ず、場合によってはチルドゆうパックの配達が出来なくなる事態も発生します。配達用具の取扱い及び保管は集配部(配達員の部署)に責任があるのですが、例の如く内務職員に責任転嫁して逃げてしまいます。
それに加えて、投げ入れられた保冷剤が冷凍庫から崩れ落ち、冷凍ゆうパックが滑り落ちてしまうことがよく発生します。これは物品の保管上非常に問題があるのですが、やはり配達員は内務職員に責任転嫁して逃げてしまうのです。
正直なところ、上記はこれからお話する内容に比べれば愚痴レベルです。
本当に怖い話はここからですよ。
「チルド」の意味を忘れる配達員
これは、筆者が某地方都市で体験した実話です。内務職員として働いていた筆者の元にある配達員が訪れ、抱えていた保冷バッグを作業用机に置いてからこのような発言をしました。
「この荷物は配達先が大学の学生寮で、配達に行っても部屋に受取人が居るか分からない。だからお前が受取人に電話して、部屋の前に荷物を置いて帰って良いか聞いておけ。」と……。
いやー!怖い!
これが日本郵便の配達員ですよ、皆さん!
この発言で問題なことの1つ目は、チルドゆうパックに対する扱いを完全に忘れているということです。チルド便は低温を保った状態でお客様に渡さなければならないにも関わらず、何故置き配で済ませようという発想が出来るのでしょうか。
もう一つの問題点は、これを自分で聞かず内務職員に電話させようとしているところです。「仕事で楽をしたいが責任は取りたくない」という考え方が透けて見え、その上で非常識な行動を他者に強要するのですから邪悪としか言いようがありません。
このように、日本郵便には最低限度の常識や責任感すら持ち合わせていない配達員が存在します。さすがに全員がそうだとまでは言いませんが、この事実は必ず覚えておいてくださいね。
まとめ
今回は、日本郵便の配達員が行っているチルドゆうパックの扱い方についてお話しました。記事内で取り上げた配達員はかなり悪質ですが、日本郵便には同様の人員が複数存在していることが厄介なところです。
もし某地方都市で日本郵便の作業場を覗いたとき、お客様方を大声で罵っている配達員がいたら当該人物の可能性が高いです。この人物は何年もこの調子で勤務しており、辞めさせられない理由が全く分かりませんでしたね。
日本郵便では数多くの非常識がまかり通っており、サービスを利用する上で注意しなければならないことがたくさん存在します。筆者の経験を公開することによって、少しでも皆様のお役に立てることを願っています。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
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