日本国内における運送事業者としては、元国営企業の日本郵便が大きな規模を持っていますよね。物品の輸送にもゆうパックというサービスを提供しており、こちらを利用している方も多いはずです。
筆者は以前、某地方都市の郵便局で内務職員として勤務していたことがありました。その中で非常に問題のある部分についてもたくさん見て来たので、その一部を公開しようと思います。
今回は、日本郵便のコンプライアンスについてお話します。
はじめに
日本郵便とは、日本郵政株式会社における郵便事業を行う部門の会社ですね。今回お話する内容は、この中における元郵便事業株式会社の範囲について取扱います。
郵便事業の実作業を担当する部署としては、主に郵便部と集配部に分かれています。郵便部は内務作業や窓口、コールセンター等を担当しており、集配部は配達や集荷を担当していますね。
2つの部署は関連した作業を行っているものの、両者に上下関係は存在しません。しかし、集配部には社会規範が分からない人が多く、郵便部との間で勝手に上下関係を作り出してしまいます。
異なる部署の人が勝手に上司面を始めて、
威張り散らしているということです。
これの何が問題であるかと言うと、集配部が犯した失態について郵便部への責任転嫁が行われてしまうということです。現在の集配部では責任感が失われており、それは配達員にも同じことが言えます。
個人情報の取り扱い
先述のように、日本郵便の配達員では責任転嫁の考えが横行しています。これによって発生する厄介事の1つが、ゆうパックの取扱いです。
小包の伝票には配達票が添付されており、これにお客様からのサインをもらうことで配達完了の証拠としています。配達票にはお客様の住所・氏名・電話番号等詳細な個人情報が記載されているため、取扱には細心の注意が必要となっていますね。
日本郵便の配達員は配達票を1度剥がして、
ルート構築のために手持ちで取り扱っています。
ですが、日本郵便の配達員は配達票の扱いが杜撰で、何と配達員が出払った後の駐車場や配達員の出入り口等に放置されていることがあるのです。時には輪ゴムで束になった配達票が放置されていることもあり、個人情報が盗み放題になっています。
日本郵便の配達員は、「問題化したら郵便部に責任転嫁すれば良い」と考えながら仕事をしています。それが個人情報の管理にまで及んでいるため、このような杜撰なことを平気でしてしまうわけですね。
改善の可能性
筆者が実際に働いていたとき、このような杜撰な取扱いは毎日のように見て来ました。その度に集配部へ注意をしに行くのですが、聞き入れられることは一切ありませんでしたね。
集配部の人間からすると、格下の郵便部から何を言われても気にする必要は無いとでも考えているのでしょう。また、日本郵便では集配部の責任転嫁を会社として支持している(別件の責任転嫁で、郵便部の責任として処理したことがある)ので、内部からの改善は非常に困難です。
それでは外部からの改善は出来ないのかというと、日本郵政ではかなり大きな利権が絡んでいるのでこちらも難しそうです。もし改善出来るとしたら、国民単位で大騒ぎにでもなれば可能かもしれませんね。
まとめ
今回は、日本郵便の配達員の意識とコンプライアンスについてお話しました。かなりネガティブな話題なのですが、ゆうパックを利用するのであれば知って欲しいことでもあるのです。
責任転嫁に関してはこれ以外の範囲にも及び、他にも様々な問題が生じています。そちらについては筆者自身の余裕があるときや、強い要望があったときにまたお話しますね。
日本郵便では様々な問題を抱えており、実際に見て来たことだけでも数え切れません。筆者の経験を語ることで、少しでも皆様のお役に立てることを願っています。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
よろしければ他の記事もご覧ください。
コメント