近年では様々なオンラインショップが登場しており、昔と比べてお買い物もかなりしやすくなりました。そのような業態を支えているのが配送業者であり、年々その需要は増え続けていますね。
日本郵便のゆうパックを利用している業者に駿河屋が存在しますが、こちらは郵便局内での取扱いが適切でないことがあります。末端の内務担当者に大きな負担がかかることは勿論として、場合によっては受取りに支障が発生する可能性もあるので警戒が必要です。
筆者は以前、某地方都市の郵便局で内務職員として勤務していたことがありました。その中で問題のある場面に何度も遭遇したことがあるので、公益性を重視してその一部を紹介しようと思います。
今回は、日本郵便におけるゆうパックの取扱いの実態についてお話します。
駿河屋とは
駿河屋とは、株式会社エーツーが運営するホビーショップのことです。ゲームや書籍を始めとした様々なサブカルチャー関連の商品を取扱っており、実店舗の他にオンラインショップも運営していますね。
駿河屋で取り扱っている商品にはマニアックなものも多く、大手ECサイトよりこちらをよく使っている方も多く存在します。ただし、そうであっても多少の不満は発生している様子ですね。
これはちょっと調べた限りの情報ですが、
注文から出荷までに少々時間がかかるらしいです。
ですが、今回取扱うのは駿河屋自体の問題点ではなく、商品の配送業者に関するお話です。駿河屋のサイトで商品を購入した場合、その小包は日本郵便のゆうパックで配送されています。
日本郵便では駿河屋の小包が杜撰に取り扱われており、それによって内務職員もかなり苦労することがあります。少々古い情報ではあるのですが、これは利用者にも影響を与えかねないことなのでチェックしてくださいね。
引受け入力の不備
駿河屋で購入した商品の追跡情報を確認すると、時々変な動きをしていることが確認出来ます。例えば、一番最初にされているはずの引受けデータが反映されておらず、その上で配送中になっているといった具合です。
駿河屋の小包では遅めの時間に集荷された分について、引受け入力の反映が翌日8時頃まで遅れてしまいます。これがシステム上の問題なのか人的な問題なのかは不明ですが、毎日発生していたことは確かです。
静岡からそれ程遠くない地域であれば、
引受け入力前に配達局へ到着してしまうことも良くあります。
お客様にとっては不正確な情報を与えてしまうことになるので、情報の反映の遅れはそれ自体が問題と言えます。ただし、ここまでであれば配送自体に影響が出ているわけではないので、あまり気にしないという方も多いかもしれませんね。
代引は使わない方が良い
駿河屋では支払い方法として代金引換を選択することも可能で、料金の支払いを配達時に行うことが出来ます。利用している方も意外と多いのですが、その際には留意しておかなければならないことが1つ存在します。
550円の代引手数料が発生することも勿論注意するべきですが、
それよりも数段レベルが低い問題です。
ある郵便局が引受けたゆうパックが代引であった場合、その引受データには小包の金額情報も含まれています。つまり、駿河屋の小包が代引であった場合、引換金額のデータが無いまま配達局に到着することがあるということです。
ゆうパック1号便(午前中~昼の配達分)の配達に間に合わせるためには、小包のデータ入力を午前8時より前に行わなければなりません。一応小包の伝票には料金が記載されているため、内務職員はこれを見ながら手入力することになります。
もし手入力で料金データのミスが発生してしまうと、外務用端末の仕様上小包の引渡しが出来なくなってしまいます。1度対面までしておいて小包が受取れないとなれば、お客様としては不快感が大きくなりますよね。
作業効率の側面とヒューマンエラー防止の側面、
どちらで考えても改善が必要ですね。
また、日本郵便では早朝までに到着した小包を深夜勤が処理することもあるのですが、深夜勤は駿河屋の代引小包をかなり嫌っている様子です。朝に出社すると毎日駿河屋の代引小包が未処理で大量に残っているので、引継いだ担当者は膨大な仕事量にいつも苦労しています。
まとめ
駿河屋のオンラインショップを利用している方は多いですが、ご利用の際は配送についても注意しなければなりません。場合によってはゆうパックの引渡しに支障が出る可能性もあるので、可能性は小さいながらも覚えておきましょう。
筆者が日本郵便を退職してからしばらく経っていますが、様子を見るにあまり改善はされていないようです。日本郵便では部署間や局間等での対立や責任の擦り付け合いが多いので、このような体制自体を改善して欲しいところですね。
日本郵便では数多くの非常識が存在しており、時にはお客様への悪影響が発生しかねないこともあります。筆者の経験を公開することによって、少しでも皆様のお役に立てることを願っています。
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