ECサイトと聞いた時、多くの方はAmazonを思い浮かべるはずです。この巨大ECサイトは、お買い物をするうえで非常に便利ですよね。
ですが、お馴染みのECサイトとは言ってもサービス内容をよく知っているか否かでは利便性が異なってきます。Amazonとは、どのような特徴を持つサービスなのでしょうか。
今回は、ECサイトのAmazonについて考察していきましょう。
目次
サービス概要
Amazonとは、Amazon.comが提供するECサイトのことです。日本国内においてはアマゾンジャパンとして日本版サイトが提供されており、より手軽にお買い物をすることが出来ますね。
Amazonを利用してお買い物をする場合は、利用するAmazonサイトのアカウント登録が必要です。決済手段や配送先等は予め登録しておくことも可能なので、各種機能について1度は確認してみてくださいね。

Amazonアカウントは個人用であれば、
複数を取得して使い分けることも可能ですよ。
支払い方法

Amazonでの支払い方法としては、Amazon専用のギフト券残高を始めとしてブランドカード・電子マネー・Paidy・携帯料金合算・PayPayが利用可能です。加えて、コンビニ払いやATM・ネットバンキング等での支払いも行えます。
ただし、Amazonギフト券等の一部商品については使える支払い方法が限られており、ブランドカードや電子マネーしか利用出来ないことがあります。また、一部サービスについてはブランドカードしか利用出来ないこともあるので、Amazonを利用する場合には覚えておきましょう。
ちなみに、Amazonでは2024年6月6日から代金引換の取扱いを終了しているようです。もし今まで代引きでお買い物をしていた方であれば、これからは各種キャッシュレス決済手段やAmazonギフト券を利用してくださいね。
Amazonギフト券

Amazonでは、お買い物代金の支払い方法として独自のギフト券が提供されています。Amazonギフト券で料金の全てを支払うことも、他の決済手段と併用することも可能です。
Amazonギフト券は購入時にギフト番号を入力して使う他にも、アカウントのギフト券残高と合算することも可能となっています。ギフト券残高はアカウントに直接チャージすることも可能であり、こちらは100円から1円単位で販売されていますね。

Amazonギフト券の期限は10年間なので、
余裕を持って利用しましょう。
ただし、Amazonギフト券は利用すると残高の全てが決済に充てられる仕様となっており、利用金額の指定が出来ないことを覚えておきましょう。特に期間限定のAmazonポイントを支払いで消化したい場合や、各種決済サービスで特定金額の支払いだけ行いたい場合等では注意が必要です。
ブランドカード

利用可能な国際ブランドはVISA・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・銀聯であり、日本国内で流通しているカードであればほぼ使えるはずです。登録したカードは最初の利用時にネットワーク暗証番号が求められる他、3Dセキュア設定を済ませていなければオーソリが発生する可能性もあるので覚えておきましょう。

日本国内ではあまり関係が無いことですが、
銀聯は一応クレジットカードのみが登録可能となっているそうです。
登録したカードの決済情報はAmazon側で処理しており、出品者には渡らないようになっているようです。Amazonにブランドカードを登録したことによる、出品者経由でのカード情報流出の危険性は少なそうですね。
電話料金合算払い

Amazonでの電話料金合算払いは、NTTドコモ・au・ソフトバンクの回線契約があれば利用可能です。利用する場合は事前の利用契約を済ませる必要があり、契約は決済方法として利用する毎に更新されます。

Amazonギフト券や定期購入等、
一部の商品には使えないので注意しましょう。
また、ドコモでの携帯料金合算払いはd払いとして提供されています。利用時には100円毎に1dポイントが付与され、d払いのキャンペーンも適用されるので非常にお得ですね。
Amazonでd払いを設定する場合、spモード回線でAmazonの支払い設定にアクセスすることが必要です。支払いにはdポイントやd払い残高を利用することも可能ですが、dポイントを利用するとポイント還元が適用されないので覚えておきましょう。
d払いを利用する上で注意すべき点は支払い契約期間であり、Amazonで最後にd払いを利用してから13か月が経過すると契約切れになってしまいます。契約が切れた後で再び利用したい場合は、1度d払いの支払い設定を解除してから再設定を行いましょう。
PayPay・メルペイ

Amazonでは上記以外の決済サービスにも対応しており、現在ではPayPayやメルペイが利用可能となっています。それらは携帯キャリアに関わらず利用可能となっているサービスであり、1度設定を済ませればパソコン等他の端末でも支払い方法として使えますよ。

PayPayやメルペイはコード決済サービスとして知られていますが、
一部ではネット加盟店でのアカウント決済にも対応していますよ。
AmazonでPayPay等を利用する場合は各種アカウントを前もって設定する必要がありますが、その際には各種アプリがダウンロードされたスマホを利用します。設定の際には本人確認を済ませたアカウントが必要となるので、まだ行っていない場合はそちらからチェックしておきましょう。
PayPayによる支払いではPayPay残高が利用可能となる他、PayPayポイントを使うことも勿論可能です。PayPayには各種キャンペーンやPayPayステップ等の施策もあるので、お得なお買い物をしたい場合にも重宝しそうですね。
メルカリには基本的にポイント還元サービスが存在しませんが、メルカードを支払い方法として設定している場合にはそちらでのポイント還元(メルカリポイント1%)が適用されます。また、それ以外にも今後はメルカリとAmazonによる共同キャンペーンの実施も予定されているので、そちらを狙って使うのも良いかもしれませんね。
ポイントサービスについて

Amazonでは「Amazonポイント」という独自のポイントサービスが提供されており、Amazonでのお買い物金額やキャンペーンで付与されます。基本的にはお買い物金額の1%分が還元され、次回のお買い物の際に1ポイント=1円として支払いに充てることが可能です。
Amazonポイントの有効期限は1年間となっていますが、Amazonギフト券購入を含めたAmazonでのお買い物によって期限が更新されます。定期的にAmazonをご利用される方であれば、有効期限の心配は不要ですね。

商品購入によるAmazonポイントの還元は、
切り上げ方式によって計上されることを覚えておきましょう。
また、現在では「パートナーポイントプログラム」というサービスも用意されており、対応する他社ポイントサービスと連携してそちらを利用したお買い物も可能となります。現在ではJCBカードの「OkiDokiポイント」やリクルートカードの「リクルートポイント」の他、NTTドコモのdポイントにも対応していますね。
dポイントと連携した状態でAmazonを利用した場合、1回5,000円以上のお買い物で1%分のdポイント(1回100ポイントが上限)が付与されるようになります。こちらに加えてAmazonポイントも付与されるので、連携すればポイント二重取りが出来ることになりますね。
クーポン

Amazonの商品ページを見ると、時々クーポンが配布されていることがあるので覚えておきましょう。欲しい商品のクーポンを見つけたら、空欄にチェックを入れるだけで取得可能です。

基本的にAmazonのクーポンは1商品毎に提供され、
併用することも可能なようです。
取得したクーポンは、基本的に決済完了後に自動適用されます。本当に適用されているのかどうかの区別が分かりにくいですが、注文履歴の詳細画面を見ると割引として適用されていることが確認可能です。
欲しいものリスト

Amazonでお気に入り登録した商品は、欲しいものリストの中で閲覧可能です。リストは好きなように作成可能なので、カテゴリー毎に使い分けをしても良いですね。
また、作成した欲しいものリストは他のユーザーに公開することも可能です。公開している方に商品を購入してあげることも可能なので、ネット上で活動している方からは支援方法として広く活用されていますね。
ただし、欲しいものリストは個人情報が漏洩する可能性が高いので注意が必要です。リスト及び設定住所の名前を見られても良いものにすることは勿論ですが、アカウント自体の名前も本名以外のものにしてくださいね。

本名は住所欄の最後に「~様方」として記載すれば、
匿名化しても商品がしっかり届きますよ。
Amazonの使い方
AmazonはECサイトのスタンダードとなるようなサービスですが、他のECサイトには無い特徴的なサービスも提供されています。それらを順に見ていきましょう。
また、Amazonでは公式からスマホのショッピングアプリが提供されており、利用すればお買い物をより手軽に済ませることが出来ます。携帯キャリアによってはスマホに予めインストールされていることもあるので、気になる方はまずそちらをチェックしてみましょう。
送料について

Amazonを利用した際、発送者がAmazonである商品を3,500円以上購入した場合は送料無料のサービスが適用されます。これはAmazonを利用する際の目安となる金額なので、必ず覚えておいてくださいね。
ただし、お急ぎ便および日時指定便のようなオプションサービスを利用した場合は送料がかかります。加えて、これらのオプションサービスには100円の手数料が送料に上乗せされます。
Amazon発送商品について

Amazonは自社での商品販売も行っていますが、Amazon以外の出品者が商品を販売することも可能です。これをAmazonマーケットプレイスと言い、ここで購入すると出品者が指定した送料が適用されます。
Amazonマーケットプレイスでは、Amazonの倉庫に商品を保管して配送手続きをAmazon側で行うサービスも存在します。そのサービスによって配送された商品は発送者がAmazonとなるため、Amazonの送料体系が適用されるので覚えておきましょう。

お買い物金額3,500円以上であれば配送料無料サービスも適用されるので、
少額の商品でも購入しやすいことが大きなメリットですね。
勿論、同じAmazon発送商品であれば出品者が異なっていても同時に配送されます。非常に便利なサービスなので、お買い物の際は発送者がAmazonであるか否かも確認するようにしてくださいね。
決済処理のタイミング

通常のECサイトでは商品の購入申込時に料金が引落しされますが、Amazonでは商品の発送時に決済処理がされることを覚えておきましょう。ギフト券等を利用するのであれば問題はありませんが、決済サービスのキャンペーンに参加している場合は強く影響を受けるので注意が必要です。
例えばd払いでは、金・土曜日にお買い物をするとポイントアップするd曜日というサービスが提供されています。これは金・土曜日に決済処理が行われることで適用されるものなので、早めに購入しなければ対象外となるかもしれませんね。

d曜日に参加したい場合は、
金曜日の朝には注文するようにしましょう。
返品・交換

Amazonで購入した商品は、到着から30日以内であれば返品や交換に応じてもらえます。商品が到着した際は、欠損や不具合があるか否かをしっかりと確認をしておきましょう。
商品に数量過多があった場合も、同様に申請をしてくださいね。その時は得をした気分になるかもしれませんが、最悪の場合は刑事事件に発展するかもしれませんよ。

商品で困ったことがあれば、カスタマーサービスから
チャットを利用した相談も可能ですよ。
ただし商品の種類によっては、交換に応じない場合があることを覚えておいてください。返品に関する詳細は商品紹介ページからも確認可能なので、購入前には必ず確認しておきましょう。
また、携帯料金合算を利用して購入した商品についても交換が出来ないことに注意してください。特にドコモ契約者の方は、d払いを利用する際にはお得さだけではなくリスクについても知っておきましょう。
定期おトク便

Amazonでは、食料品や消耗品などを購入する際に定期購入を申し込みすることも可能です。利用する際には、商品紹介画面右側の注文詳細欄から設定しましょう。
定期おトク便を利用すると、一部の商品には割引価格が適用されます。また3種類以上の商品を同一配送で定期契約した場合、おまとめ割引として更に割引されるのでお得ですね。

特に手数料はかからないので、普段使っている商品が
定期購入の対象であれば利用してみましょう。
定期契約は数量や配送頻度についても指定可能であり、またいつでも契約を取りやめることが可能となっています。契約の取りやめは配送準備中であれば受け付けているので、商品が不要になった際は申請を行いましょう。
Amazonプライム

Amazonでは「Amazonプライム」という有料会員サービスが提供されており、お買い物に関する特典を始め様々なサービスが利用出来ます。会費は月額プランで税込600円、年間プランで税込5,900円となっており、初回契約時には30日間の無料体験期間も用意されていますね。
Amazonプライム会員ではAmazon発送商品の送料が購入料金に関わらず無料となる他、オプションサービス利用料も無料となるのでショッピングがより利用しやすくなりますね。また、これらに加えて電子書籍・音楽・動画等のサブスクリプションサービスも提供されているので、こちらを目当てに契約することもおススメです。

以前は専用クレジットカードのゴールド優待でも利用可能でしたが、
現在ではその特典が終了しています。
もしドコモユーザーがdポイントとの連携を済ませていた場合、ドコモ経由(my docomo等)で月額プランに加入すると毎月120ポイント(期間・用途限定dポイント)が付与されます。こちらでは初回契約時に会費の3か月分が割引される特典も提供されるので、ドコモユーザーであればこのサービスを活用しましょうね。
更に、ドコモ経由でプライム会員契約をしたドコモユーザーがAmazonでお買い物を行う場合、1万円までを上限としてd払いによる還元率が上昇するようです。スマホの料金プランがeximo・ahamo・ギガホプランであれば+1%、60歳以上の方が利用すれば+1%となります。
タイムセール

Amazonで開催されているキャンペーンの中で、中心的な存在とも言えるのがタイムセールですよね。この時には多くの商品が割引価格で提供されるため、狙っていた商品が対象となっていた場合は購入しましょう。
タイムセールではポイントアップが行われることもあり、エントリーの上で1万円分以上のお買い物と指定の条件を満たすことでAmazonポイントの還元率が上昇します。ポイントアップの具体的な内容は開催時期によって異なるので、参加する場合はサービス内容をしっかりと確認しておきましょう。
ただし、出品者によってはタイムセール時に値上げをして、あたかも割引をしているように見せかけることがあるようなので注意しましょう。そのため、タイムセールでは対象商品をむやみに購入することは控えた方が良さそうです。

日頃から目当ての商品をチェックしたり、
他ECサイトとの比較をして回避しましょう。
Amazonの活用法
Amazonの商品は他のECサイトとは異なった料金設定のものが多く、各商品のそもそもの値段が安めに提供されていることも目立ちます。ポイント還元やクーポンを考慮してもAmazonの方が安い、という場面も多いはずです。
Amazonは時期とは関係無くお得なお買い物が出来ますが、更にお得に購入したい場合はタイムセールを狙うことも一つの手です。その場合は事前に欲しい商品を決めておくと参加しやすいので、タイムセールに向けてある程度準備しておくと良いでしょうね。
事前準備

前述のように、Amazonでは素の価格が安い商品が多く提供されています。そのような商品を予め探して、欲しいものリストに登録しておきましょう。
ただしAmazon発送商品は常温保存品であれば全て同じような保管方法がされているらしく、衛生管理が重要となる商品には問題が出る場合があるので注意してください。そのような商品を購入する際には、Amazon発送商品以外を選択した方が良いでしょうね。

電子機器等では返品された商品を再度出品しているという噂もあるので、
真偽は不明ながら警戒した方が良いのは確かなようです。
決済方法

Amazonで利用する決済方法としては、NTTドコモのスマホを利用している方は前述のd払いを利用しましょう。その他ではアプリでクーポンが配布されることがあるPayPayや、Amazonのカード特典が用意されているJCBカードW等もおススメですね。
それらが利用出来ない方であれば、ANA Payを経由してお得にチャージ出来る楽天Edyを使っても良いかもしれません。又は、ファミペイ等でPOSAカードのキャンペーンが開催されていれば、そちらでお得にAmazonギフトカードを購入しても良いですね。

ブランドプリペイドカードを利用する場合は、
ポイント二重取り等のテクニックを活用しましょう。
ポイントサイト

ポイントサイトとは、サイト内の広告を利用したユーザー向けに、換金性の高い独自ポイントを付与するサービスのことです。お買い物の際に経由することで、お得さを高めることが可能ですね。
Amazonは広告体系が特殊なようで、Amazonのお買い物でポイントサイトを利用することはまず出来ません。広告が掲載されていても還元対象外となっていることがほとんどで、Amazonでの商品購入についてはポイントサイトを意識する必要はあまりありませんね。

クレジットカード会社のポイントモールであれば、
一部ではサービスとして還元されますよ。
現在ではECナビというポイントサイトを利用することで、Kindle・Fire・Echo&Alexa・ファッション系カテゴリ限定で還元対象となるようです。特にファッション系カテゴリについては4%と高めの還元率が適用されている様子なので、機会があればこちらをご活用ください。
まとめ
Amazonは、価格そのものの安さが魅力となるECサイトですね。送料体系も分かりやすく、メジャーなECサイトなだけあって使い勝手に関しても中々洗練されています。
ECサイトを利用する際には複数のサイトを比較することが基本となるのですが、Amazonはその中心となっていますね。Amazonを利用したことのある方は非常に多いと思いますが、その特性を活かしてお得にお買い物をしましょう。

ここまでご覧いただきありがとうございます。
よろしければ他の記事もご覧ください。
コメント