日本では様々なポイントサービスが登場しており、特に様々なお店で貯めて使える共通ポイントは便利ですよね。国内における共通ポイントは色々とあるのですが、その中でdポイントを思い浮かべる方は多いと思います。
ポイントはたくさん貯まると嬉しいですが、よりお得に使えたらもっと嬉しいですよね。dポイントは貯めやすさだけではなく、使いやすさも併せ持ったお得な共通ポイントとなっています。
今回は、dポイントについて考察していきましょう。
目次
サービス概要
dポイントとは、NTTドコモが提供する共通ポイントサービスのことです。かつてはドコモ回線契約者向けのサービスでしたが、現在では誰でも利用可能となっていますね。
dポイントを利用するためにはdアカウントへの登録が必要なので、アカウントをお持ちでない方はこちらで申請してください。ポイントカードは一部加盟店の店頭で無料配布されていますが、スマホアプリからバーチャルカードを登録することも可能です。
ドコモ契約者向けのポイント還元サービスでは、
dアカウントが無くてもポイントが貯まっていますよ。
まずは、dポイントの基本的なサービスを見ていきましょう。
概要 | ||
---|---|---|
提供会社 | NTTドコモ | |
ポイントの種類 | 通常ポイント | |
期間・用途限定ポイント | 主にキャンペーンで付与される | |
有効期限 | 取得から4年間 | 通常ポイント |
期間限定ポイントは ポイント毎に期限が異なる | ||
還元率 | 100円毎に1ポイント | 店舗毎に異なる 詳しくはこちら |
200円毎に1ポイント | ||
千円毎に10ポイント | ドコモ回線料金 | |
ポイントの価値 | 1ポイント=1円 |
期間・用途限定ポイントとは、特定のサービスでは利用出来ないdポイントのことです。主にキャンペーン等で付与されるポイントであり、有効期限が通常ポイントよりも短くなっていますね。
期間・用途限定ポイントの有効期限は、
参加したキャンペーン毎に異なります。
期間・用途限定ポイントの有効期限は2か月程度のものが多いので、付与されたら早めに利用してしまいましょう。決済サービス等でお買い物に使うことが主な用途となりますが、一部では期間・用途限定ポイントを他の用途に使うことも可能ですよ。
ポイント共有グループ
dポイントではポイント共有グループという機能が提供されており、ユーザー間で設定したグループ内で貯めたポイントを共有化することが可能です。主に家族向けのサービスであり、dポイントの使い勝手をより向上させることに繋がりますね。
ポイント共有グループはドコモ携帯回線・ドコモ光回線、dカードの契約がある方が親会員となり、子会員がそれに加わる形で組むことが可能です。グループを組みたい場合は代表会員と子会員の2人以上が同意した状態で、ドコモショップ等で申込みしましょう。
家族でドコモ携帯を利用している場合は、
親回線を代表会員としたグループが自動で組まれていますよ。
また、代表会員は子会員のポイント利用に制限を加えることが可能です。小さなお子様が子会員になっている場合等、ポイントを使えないようにしたい場合に設定しましょう。
ドコモのサービスについて
ドコモのスマホ回線やドコモ光等を契約している場合、それらの回線料金に応じてdポイント(通常)が付与されます。基本的には1回線辺りの料金で税抜1,000円につき10ポイントが付与されるので、ドコモユーザーの方であればたくさん貯まっているかもしれませんね。
このようなサービスはドコモでんきの契約にも用意されており、利用料金の税抜100円につき最大6ポイントが付与されるようです。これには指定スマホプランの契約とdカードGOLDの使用が必須となりますが、ドコモ経済圏でポイントを活用したい場合には良いかもしれませんね。
もし付与時点でdアカウントを登録していなかった場合でも、システム内部ではdポイントが付与されています。dポイントはdアカウントを登録した時点でたくさん溜まっていることがあるのですが、それは回線契約によって還元されたポイントですよ。
電話料金合算等の対象外料金もあるので、
ポイントの付与ルールは1度確認してみてくださいね。
また、dポイントはドコモのスマホ料金・ドコモ光・ドコモでんき・その他サービス料金に充当して使うことも可能です。こちらは現在通常ポイントのみならず期間・用途限定ポイントも対応しているので、ポイントの使い道に迷った際にはこちらで利用しても良いかもしれませんね。
dマイレージ
dポイントでは「dマイレージ」というサービスが提供されており、通常のお買い物で貯まるポイントにプラスして更にポイントが貯まるチャンスがあります。こちらはdポイントクラブのサイトやアプリ等でアクセス可能で、実店舗でのお買い物が対象です。
dマイレージではサービスの対象となる商品が指定されており、その商品毎にスタンプカード(枚数上限は商品毎に変わる)が設定されています。お買い物を行った後で「レシート登録」を行うとスタンプが貯まり、そのスタンプ数(1枚あたり最大5つ)に応じて所定のポイントがプレゼントされます。
レシート登録にはお買い物をした際のレシートと、実際に購入した商品のバーコードが必要となります。また、商品によっては購入店舗が指定されていることがあるので、参加する場合は商品毎に詳細を必ずチェックしておきましょう。
対象外の商品と一緒に購入したレシートでも申込可能ですが、
レシートの表記が曖昧な場合は登録出来ないので覚えておきましょう。
ちなみに、dマイレージの機能が2024年9月に開始されたばかりということで、2024年12月末までお得なキャンペーンが開催されています。スタンプ初獲得で先着20万名様に50ポイント、ポイントカードを1枚以上達成した方に抽選で1,000ポイントプレゼントされるので、興味がある方はこちらにも参加してみてくださいね。
ランク制度
dポイントには会員ランク制度が存在しており、ポイントの利用状況に応じてサービス内容が優遇されます。判定期間は当月前の3か月間となっており、その間に取得したポイント数でランクが決定されるようです。
ランクアップの対象となるポイントは、ショッピングや各種決済サービスの獲得ポイントに加え、ドコモのサービスを利用した際のポイントも含まれます。キャンペーンやポイントコンテンツ等で獲得した分は対象外となるので、ランクアップを狙う際は覚えておきましょう。
カウント対象となるポイントはポイント履歴に掲載されているので、
気になる場合はそちらを確認してみてくださいね。
dポイントランク条件と特典
1つ星 | 2つ星 | 3つ星 | 4つ星 | 5つ星 | |
ランクアップ条件 | – | 50p | 600p | 1,500p | 5,000p |
ポイント倍率アップ | 1倍 | 1.5倍 | 1.5倍 | 1.5倍 | 2倍 |
d払い特典 | – | – | +0.1% | +0.5% | +1% |
料金充当特典 | – | – | +1% | +2% | +5% |
ドコモ会員3年超 誕生月d払い還元率 | +2% | +3% | +3% | +5% | +5% |
ドコモ会員6年超 誕生月d払い還元率 | +5% | +8% | +8% | +10% | +10% |
ドコモ会員10年超 誕生月d払い還元率 | +10% | +15% | +15% | +20% | +20% |
ポイント倍率アップでは実店舗でのポイントカード提示や、オンラインショップでdポイントが還元される場面で適用される特典です。d払い特典ではd払いアプリで通常のコード決済又はd払いタッチ(d払いiDではない)を利用した場合に適用されますが、dカード以外のブランドカード・クーポン利用分・dポイント利用分は対象外となります。
還元されるdポイントは期間・用途限定ポイントであり、
ポイント倍率アップには月間15,000ポイント、
d払い特典には月間決済金額6万円までの上限が存在します。
料金充当特典はドコモのスマホやドコモ光等の各種サービスを利用している場合、ランク3以上の方がそれら料金にdポイントを充当した場合すると適用されます。ランク毎に決められた割合で充当料金が増額されるので、dポイントの使い道としては中々お得かもしれませんね。
継続的にdポイントを貯めている方であれば、3つ星まではそこまで無理せず狙うことも出来そうですね。また、d払いの特典は非常にお得で魅力的なので、ドコモユーザーの方は積極的に活用しましょう。
尚、長期利用ありがとう特典はドコモ携帯回線の契約年数に応じて誕生月の還元率が増加するものですが、こちらについては2024年10月末をもって終了する予定となっています。もしドコモユーザーで特典対象となる方であれば、今の内に特典の有効活用を考えてみても良いかもしれませんね。
セキュリティ
dポイントでは利用者の任意によって、ポイントカードによるポイント払いの上限を設定することが可能です。設定はdポイントクラブトップページの上部メニューにある、「設定・確認」から行いましょう。
設定は0ポイントから100ポイント単位で行い、0ポイントに指定するとポイント払い自体が出来なくなります。ポイントカードからのポイント払いを利用したくない場合や、ポイントの不正利用を防ぎたい場合に便利ですね。
ポイント利用制限を設定していても、
ポイントを貯めることは可能ですよ。
もし設定以上のポイントを使いたくなった場合は、利用上限設定を一時的に解除することも可能です。一時解除は「設定・確認」やdポイントクラブアプリのバーチャルカードから行えるので、実行してから5分間以内に提示してくださいね。
dポイントの有効な貯め方
ここからは、dポイントを有効に貯めるためのサービスをご紹介します。主にNTTドコモ提供の決済サービスを利用すると、効果的に貯めることが可能ですね。
dカード
dカードとは、NTTドコモが提供するクレジットカードサービスのことです。利用金額100円につき1dポイントが付与され、特約店であれば更にdポイントが追加で付与されます。
電子マネーiDやNFC Payによる決済も可能で、
こちらによる支払いもdポイントの還元対象です。
高ランクカードとしてdカードGOLDも提供されており、こちらを契約した場合はドコモ回線やドコモ光の利用料金1,000円につき100ポイントが付与されます。このサービスはdカードGOLDを所持しているだけで適用されるため、回線料金の支払いに設定する必要はありませんよ。
d払い
d払いとは、NTTドコモが提供する決済サービスのことです。主に店頭でのコード決済やネット加盟店でのアカウント決済に利用されている他、スマホのタッチ機能を利用して電子マネーiDで支払える「d払いタッチ」も提供されていますね。
d払いはVISAやMastercardだけでなく、
JCBやAmerican Expressにも対応していることが特徴ですね。
d払いでは支払い方法としてd払い残高・dカード・電話料金合算を利用した場合、基本的には決済金額の200円につき1ポイントが付与されます。dカード側では通常の1%還元が適用されなくなりますが、その代わりにd払い側で0.5%分の特別還元が追加されるようですね。
d払いは頻繁にキャンペーンを開催しているため、お得にお買い物をしたい場合はそちらも定期的にチェックしておきましょう。ただし、d払いのキャンペーンは大抵の場合、dカード以外のブランドカードやdポイントを引落し設定にすると参加出来ないことに注意が必要です。
ネット加盟店向けには「d曜日」キャンペーンが毎月開催されており、
金・土曜日ではポイント還元率が上昇するので必ずエントリーしましょうね。
ちなみに、d払いは同種の他社サービスと比較してネット加盟店が多いことも特徴であり、ネット上でのアカウント決済では様々なショップで重宝します。これは以前提供されていたドコモ払いの加盟店がd払い加盟店として移行した例が多く存在し、後にドコモ払い自体がd払いへ統合されたためです。
ポイント交換キャンペーン
dポイントは他社ポイントを交換して貯めることも可能であり、主にクレジットカードのポイントやポイントサイトのポイントが対応しています。交換にはポイントカードの登録が必要な他、交換先を指定するためのdポイントクラブ会員番号を確認しておきましょう。
会員番号はdポイントクラブのメニューから、
「設定・確認」を選択すると確認出来ますよ。
更に、dポイントでは毎年の秋~冬頃にポイント交換での増量キャンペーンを行っています。ここでポイント交換を行うと一定割合の期間・用途限定ポイントが追加で付与されるので、必ず参加してポイントを増やしたいですね。
キャンペーンの対象期間はポイントサービス毎に決められている他、増額率は一定ではないので参加される際はルールを必ず毎回確認してくださいね。ちなみに、増量ポイントは切り上げ計算によって算定されるので、交換ポイント数を上手く調整すると少しだけお得に交換出来ますよ。
dポイントのお得な使い方
dポイントは主にお買い物で利用しますが、それ以外でもお得に使えるポイントサービスです。ここでは、期間・用途限定ポイントも含めたお得なdポイントの使い方をご紹介します。
dカードプリペイド
dカードプリペイドとは、NTTドコモとの提携で三井住友カードが発行するブランドプリペイドカードのことです。チャージした残高を利用して、Mastercardや電子マネーiDによる決済が可能となっていますね。
dカードプリペイドでは1決済200円につき1dポイントが付与され、dカード程多くはありませんがいくつかの特約店も存在します。更には通常dポイントによるチャージも可能であり、ポイントの利用法としては非常に有効ですね。
ポイントチャージではspモードやahamoによるアクセスが必要であり、
所謂ドコモダケなので注意しましょう。
iDキャッシュバック
iDキャッシュバックとは、一部の電子マネーiDで利用可能なウェブ残高機能のことです。iDキャッシュバックに予めチャージしておくことで、そこから優先的に引落しがされます。
電子マネーiDを利用可能な代表的なサービスとしてdカードがあるのですが、こちらのiDキャッシュバックではdポイントを利用したチャージが可能です。こちらは期間・用途限定ポイントを利用することも可能なので、ポイントの使い道としては優秀ですね。
dカード特約店は電子マネーiDが対象になっていることもあるので、
対象のお店では積極的に活用してくださいね。
dポイントでiDキャッシュバックへチャージする場合には、100ポイント単位で月間4万ポイントまで利用可能となっています。もしポイント共有グループを契約している場合は、グループ全体で月4万ポイントまで利用可能なので覚えておきましょう。
dマーケット
dマーケットとは、NTTドコモが提供しているネットサービスの総称です。ECサイトや予約サービス、配信サービス等の様々なサービスが提供されていますね。
dマーケットでは、毎月の10・20・30日になると通常の還元率1%に最大19%の特別還元が追加されるキャンペーンが開催されています。このキャンペーンではdポイントの利用分も対象で、ポイント利用分の20%が還元されますよ。
ここで還元されるのは期間・用途限定ポイントであり、
参加から1か月程度で付与されますよ。
ただし、dショッピングに関しては他のサービスと異なり、開催日は毎月10日・20日のみと減少しています。還元率も商品毎に10%~40%と個別に設定されている他、dポイントで支払った分は全て10%還元が適用されるようです。
日興フロッギー
日興フロッギーとは、SMBC日興証券が提供する証券取引口座のことです。気になる会社のニュース記事から、直接株を購入可能なサービスが特徴ですね。
この日興フロッギーでは記事を読んだり株を買ったりするとdポイントをもらえる他、dポイントを使って株を購入することが可能です。所謂ポイント投資サービスですが、他のサービスとは異なり期間限定ポイントも利用可能なことが特徴として挙げられますね。
ポイントで購入した株は、売却すると現金として受け取ることが出来ます。つまり、実質的なポイント現金化が可能なサービスと言えますね。
dポイントの用途にどうしても困ったときは、
とりあえずで株を買ってしまっても良いですね。
まとめ
dポイントは家族みんなで貯めることが可能で、まとまったポイントが手に入りやすく使いやすい共通ポイントサービスです。更にお得な使い道も豊富なので、dポイントは暮らしをより豊かにしてくれますね。
dポイントはドコモユーザーは勿論として、それ以外の方にとってもお得なサービスです。これからもdポイントをたくさん貯めて、お得に使って行きましょうね。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
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