マイクロソフトはOSのWindowsが有名であり、知らない人はいないと言っても過言ではないでしょうね。マイクロソフトでは様々なサービスを提供しているため、そのためにMicrosoftアカウントを取得している方も多いはずです。
そのようなMicrosoftアカウントですが、実はポイントサービスが提供されていることをご存知でしょうか。マイクロソフトのサービスを利用している方は勿論として、スキマ時間のポイ活でも重宝するポイントですよ。
今回は、Microsoftリワードについて考察していきましょう。
概要
Microsoftリワードとは、マイクロソフトが提供しているサービス内のポイント制度のことです。マイクロソフトのサービスを利用した際に貯まり、景品への交換や懸賞等で使うことが出来ます。
こちらのポイントサービスはMicrosoftアカウントの作成と同時に登録されますが、12歳までの方にはアカウントを作成する際に親権者の同意が求められます。最初にアクセスした際には貯める目標を設定しますが、これはいつでも変更することが出来るのでお好きなものに設定しましょう。
マイクロソフトのサービスのみで使われるポイント制度なので、
気付かない方も多いかもしれませんね。
ポイントは基本的にMicrosoft Storeで商品を購入すると貯まり、基本としては商品金額の100円につき1ポイントが付与されます。ポイントの有効期限は最終取得又は利用から18か月間なので、継続的に取得していれば期限切れは発生しません。
ポイントの交換レートは使い道によって変動するため、一律にまとめを作成することは難しいサービスです。ただし、各種交換対象の交換レートを総合的に比較してみると、基本的には大体10ポイント=1円位の価値を持っている様子なので覚えておきましょう。
ただし、Microsoftリワードではいくつかの禁止行為が設定されており、違反した場合はポイントの失効やアカウントの停止等が行われる可能性があるので注意しましょう。
Microsoftリワードの禁止行為
- 1人で複数のアカウントを作成してMicrosoftリワードを設定する
- アカウントに登録された名前・住所・電話番号・メールアドレス等に虚偽又は不備がある
- IPアドレスを変更するツール(TorやVPN等)を使用する
- BOT・チートコード・マクロ・エミュレーター・その他自動化ツールを使用する
- 同日中に複数国からアクセスしてポイントを獲得する
- 獲得したポイントを海外版サイトで交換する
尤も、Microsoftアカウントでは1人で複数のアカウントを作成して使い分けたり、Outlook上でのプライバシー保護のためにニックネームを使用すること等は許容されています。また、現代社会ではVPNが当たり前に使われていることもあり、上半分についてはそこまで厳しく取り締まりされていない様子ですね。
いくつもアカウントを作成してポイントの交換まで行う場合は、
流石にアカウントが停止されても仕方ないので止めておきましょう。
レベルについて
Microsoftリワードには会員ランク制度として「レベル」が存在しており、ポイントの取得状況に応じてサービスが一部優遇されます。レベルが上がるとポイントがより貯まりやすくなるので、こちらについて覚えておきましょう。
最初のレベルは1ですが、前月又は当月中に500ポイントを貯めるとレベル2に上昇します。レベル2の状態でストアのお買い物をすると、100円につき10ポイントが還元されますよ。
レベル2の状態でXbox Live Gold又はXbox Game Pass Ultimateに加入すると、ストアのポイント還元率は更に上昇します。レベル2の還元率に合わせて10ポイントが追加で付与されるため、還元率は100円につき20ポイントに相当しますね。
上記月額サービスによる追加ボーナスは、
加入後48時間以内に適用開始されます。
Xboxのゲームでよく遊ばれている方であれば、最大約2%相当の還元率は積極的に狙いたいですね。ただし、逆にゲームをあまり遊ばない方であれば、ストアの還元率に拘る必要はありません。
また、レベル2の場合は他にも特典が用意されているため、そちらについても覚えておきましょう。
レベル2の特典
- 会員限定のセールや割引
- 会員限定イベントへのサプライズ招待
- 自社サービスの一部ポイント交換先で割引適用
ポイント交換
Microsoftリワードがある程度貯まった後は、お好きな景品に交換して使いましょう。ポイントの交換レートはサービスによって異なるため、貯める際は予めチェックしておきましょう。
リワードの引き換え景品の中で、交換レートが優れているもの
- Amazonギフト券:5,460P⇒600円、1万920P⇒1,200円
- 楽天ポイント(期間限定ポイント):5,250P⇒660P
- PayPayポイント:5,460P⇒600円分、1万920P⇒1,200円分
- JCBプレモデジタル:9,100P⇒1,000円
- Trip Giftギフトカード:9万1,000P⇒1万円分
- Uber Eats/Ridesギフトカード:1万8,200P⇒2,000円
- Appleギフトカード:9,100P⇒1,000円、2万2750P⇒2,500円
- Skypeクレジット:3,990P(レベル2)⇒600円、7,980P(レベル2)⇒1,200円
- Skype Unlimited World:8,000P(レベル2)⇒3か月分
- Microsoftギフトカード/Xboxデジタルギフトカード:3,990P(レベル2)⇒600円、7,980P(レベル2)⇒1,200円
- Xbox Game Pass Core メンバーシップ:1万5,000P(レベル2)⇒3か月分(2,526円)
- Sea of Thieves(ゲーム)古代のコイン:8,500P⇒1,000コイン
- Overwatchデジタルコード:1,800P⇒200コイン
Xboxゲームパス等の月額会員サービスのチケットでは、加入期間の長いものを指定すると交換レートやレベル2時の割引率が優遇されます。また、最近ではMicrosoftギフトカード・Xboxギフトカード・Skypeクレジットの交換レートがかなり強化されており、それらのサービスやコンテンツを利用している方であれば基本的にはこちらへ交換することをおススメします。
もしゲームやエンタメ以外で手軽に使いたい場合は、Amazonギフト券へ交換すれば使い勝手が良いのでおススメです。こちらであればポイント交換のハードルも比較的低めに設定されているので、貯まったポイントを直ぐに消費したい場合にも役立ちますよ。
また、楽天ポイントはMicrosoft/Xboxギフトカードに次いで交換レートが良く、使える場面も豊富なのでAmazonギフト券よりも優先すべきですね。ただし、こちらは時々在庫切れ等の理由で交換が停止されることがあるため、その場合は3週間程待つか他の景品を考えてみましょう。
基本的には「Microsoftのサービス」と「楽天ポイント」の2択で考え、
それらが一時停止された際には「Amazonギフト券」も検討する感じで良さそうですね。
貯まったポイントを初めて交換に使う際は、SMS又は電話による認証が必要です。認証を済ませるとアカウントのメールに引き換えURLとセキュリティコードが送られる(リワード引き換えの注文履歴からも確認可能)ので、そちらにアクセスした上でコードの認証を行えば交換は完了します。
また、ポイントはXbox本体やPC周辺機器等の懸賞に使うことや、指定の団体への寄付に充てることも可能です。こちらは更に少額のポイントから使えるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
ちなみに、2023年10月下旬頃からは交換対象としてnanacoギフトやPontaが追加されていましたが、それらは早い段階で交換対象から削除されてしまいました。想定外の需要があったことが理由という話もありますが、何れにしても今後似たような交換対象が登場した際は上限が存在するものと考えた方が良いかもしれません。
毎日貯める方法
Microsoftリワードは基本的にストアで貯めますが、マイクロソフトのサイトを利用すればタダで貯めることも可能ですよ。こちらに毎日参加し続けることにより、各種特典やポイント交換も簡単に利用出来ます。
ここで得たポイントもレベルの判定対象なので、
継続すれば簡単にレベル2を維持出来ますね。
ちなみに、MicrosoftリワードではPCブラウザ向けの拡張機能が提供されていますが、こちらを有効化すると一部の通知でポイントが貰えることがあります。こちらは毎日確実に貰えるというわけではないのですが、余裕があればこちらも活用してくださいね。
バナークリック
まずは、Microsoftリワードのトップページにアクセスして、「アクティビティ」の一覧に掲示されたバナーをチェックしてみましょう。バナーに記載された条件をクリアした場合、それだけで所定のポイントが付与されます。
バナーをチェックしてもポイントが付与されないときもありますが、
その場合はページを更新するか再びお題を達成してみましょう。
特に条件が指定されていないバナーの場合は、押してサイトを遷移(多くはBingの検索結果)すればクリアとなります。掲示されるバナーの数は日によって異なりますが、5~10ポイントのものが毎日出題されるので定期的に確認しておきましょう。
このバナーでは時々パズルゲームのページへ遷移することもありますが、その場合はゲームを遊ばなくても遷移した時点でポイントが獲得出来ています。また、バナーとしては時々レベル2以上の状態でのみ有効となるものが表示されることもあり、こちらは15Pが獲得出来るので合わせてチェックしておきましょうね。
現在のアクティビティ欄では「お得に検索!」と記載されたバナーも表示されることがありますが、こちらは検索エンジン「Bing」でお題に関連する言葉を検索することでクリアとなります。ちなみに、お題によっては検索しても中々クリアにならないこともあるのですが、その場合は欧米視点の考え方で検索すると達成しやすくなりますよ。
- ネットショッピング:名前に「ショッピング」と付いたECサイト
- 映画情報:世界的な映画の話題作
- お気に入りのゲーム:有名ゲームタイトル
- お気に入りのチーム:球技系スポーツの名称
- レストラン:ファミレスの名称
- 旅行情報 or 短い休暇:航空会社の名前
- 曲の歌詞:定番の洋楽+「歌詞」(例:オネスティ 歌詞)
- 注目のトピック:「ニュース」
- 新しいレシピ:具体的な料理名
- 買い物をより速く終わらせる:商品の種類名(例:USBメモリ)
- 天気:「天気予報」
- まだ行ったことの無い場所:有名な観光地
- 仕事を探す:職業+「募集」
- 金融市場:主要な経済指標(例:日経平均株価)
- 最新のトラフィックレート:米ドル等の通貨レート
- 選挙の最新情報:「選挙速報」
- ボキャブラリー:「単語」
- タイムゾーン:「海外の国名」時間
尚、お題としては「荷物を追跡出来ます」というものも時々提示されますが、こちらは不具合でもあるのか現状でクリア困難となっているようです。噂によると日本版サイトに対応していないお題だったという話もある様子ですが、何れにしても現状では放置しておくしか無さそうですね。
Microsoftは以前から日本向けローカライズが苦手なところがありますが、
それはMicrosoftリワードについても同じことが言えるようです。
リワードページでは「デイリーセット」という要素もあり、デイリー用に出題されたバナー3つから毎日ポイントを獲得し続けるとゲージが貯まって行きます。ゲージが一定数貯まるとボーナスポイントが付与されるので、開催されていればこちらも欠かさず狙ってみましょう。
以前のデイリーセットでは様々なお題が出題されることもありましたが、現在ではページを遷移するだけでクリアとなるタイプ(10P)がメインとなっています。あまり手間がかからずに利用することが出来ますが、獲得し忘れが気になる方は「ストリーク防止」のチェックをONにしておきましょう。
また、トップページ中部には「クエスト」という要素が表示されることもあり、月毎に更新される特設ページのバナーをチェックして50ポイント程貰うことが出来ます。時にはちょっと設問が多めのクイズが出題されることもありますが、掲載期間が長いので余裕のある時に済ませておきましょう。
Bingで検索
これに加えて、マイクロソフトが提供する検索エンジン「Bing」で検索することによってポイントを貯めることも可能です。これはデバイスやアプリ毎に回数が指定されている他、レベルによってポイント獲得上限が変化します。
Bingで貯まる1日のポイント数
レベル1 | レベル2 | |
PCブラウザでの検索 | 最大10回、30P | 最大30回、90P |
モバイルブラウザでの検索 | – | 最大20回、60P |
モバイルブラウザ分はあくまでスマホでの検索が対象となり、
タブレット端末では入手出来ない様子なので覚えておきましょう。
検索でポイントを貯める際には少々特殊なルールがあり、1日で2回目までに検索した分のポイントは3回目の検索で初めて反映されます。また、3回以上検索してもポイントがうまく貯まらない場合、一度リワードのトップページへログイン(アクセス)してみましょう。
Bing検索によるポイント獲得については「パズル」という要素も用意されており、1日3回以上の検索を7日間続けると100ポイントと「パズルのピース」が付与されます。更にパズルのピースが12個集まると1,000ポイント貰える様子なので、こちらも併せて獲得して行けばより多くのポイントが貰えそうですね。
バナーと検索だけでも1日20円分前後のポイントが貯まるので、
スキマ時間のポイ活にはかなり重宝するはずです。
検索によるポイント付与は検索候補を利用しても対象となりますが、現在では再検索を素早く行うとポイントがうまく獲得出来ないようになっているので注意が必要です。これはバナークリックでBingの検索結果へ遷移した際にも同様に適用されており、それらを利用する際は大体検索1回毎に7秒程度のインターバルを置くようにしましょう。
もしBingでの素早い再検索を繰り返し行うとアカウント自体に一定の制限が課せられ、4回の検索毎に15分間のクールタイムを置かなければポイントが付与されなくなる様子です。尤も、この規制ついては一定期間で解除される可能性がある様子なので、もし規制の対象になったとしても慌てなくて大丈夫ですよ。
Microsoft Startアプリ
Microsoft Startはマイクロソフトのニュースフィードサービスであり、現在のWindowsでも天気アイコンから簡単にアクセス出来ますね。こちらのサービスはスマホ用アプリとしても提供されていますが、Microsoftリワードはこのアプリを利用した際にも貯まりますよ。
Startアプリでニュースを閲覧すると1記事毎に3ポイント貯まり、これは1日で10回(30ポイント分)まで付与対象となります。ちなみに、ポイント獲得状況はリワードページに掲載されるので、上限までポイントを獲得したか気になる場合はそちらをチェックしましょう。
Startの一部記事はスクロールすることで次々と別の記事へ遷移するので、
軽く閲覧して行くだけで簡単に30ポイント貯まりますよ。
それに加えて、Startアプリではログインボーナスの要素も用意されており、毎日アクセスすることで追加のポイントを貰うことが出来ますよ。ログインボーナスはアプリでリワードページを開き、「今日のポイント」の欄で当日の部分をタップすれば獲得完了です。
Startアプリでは最大7日間の連続ボーナスも用意されており、こちらは目標を継続的に達成して行くことで獲得ポイントが上昇します。また、7日間の連続ログインを達成すると先述の「パズル」におけるピースが1つ付与され、パズルが通常の2倍完成しやすくなるのでこちらも狙って行きましょうね。
Xboxアプリ
Microsoftでは「Xbox」というシリーズのゲームハードが展開されていますが、こちらの一部ゲームもMicrosoftリワードの対象となっているようです。こちらについては今回詳しく取り上げませんが、Xboxでよく遊ぶ方であればチェックしてみましょう。
ちなみに、Xboxでは「ゲーマータグ」というゲーム用のIDが用いられており、基本的にはMicrosoftアカウントを登録した時点で自動発行されています。こちらはユーザー同士で交流する際のプロフィールも兼ねているので、気になる方はアカウント管理画面の「あなたの情報」から「Xboxプロフィール」を選択して編集しておきましょう。
ゲーマータグではユーザーを識別するための文字列が設定されていますが、
これは基本的に早い者勝ちなのでSNSと同じIDを利用したい場合はお早めに。
また、WindowsのPCやスマホ向けに「Xboxアプリ」が提供されていますが、現在ではこちらを利用することでもMicrosoftリワードを獲得出来ます。このアプリはXboxシリーズの本体を所持していなくても利用可能なので、余裕があればこちらもついでに獲得しておきましょう。
Xboxアプリでポイントを獲得したい場合、アプリ左上部分に表示されているユーザーアイコンをタップすれば詳細を確認出来ます。そこではポイント獲得可能な状況になると受取りボタンが表示されるので、各種条件を満たした際には必ずチェックしておきましょうね。
Xboxアプリのポイント付与対象(毎日1回ずつ)
- スマホ版アプリへのログインで5P(毎日ログインするとポイント数アップ)
- スマホ版アプリでパズルゲーム「Jewel」を1レベル上がるまで遊ぶと5P
- Microsoftアカウントと連携する一部PCゲームを15分以上遊ぶ(起動する)と20P
- Xbox本体のゲームを15分以上遊ぶと10P(毎週5日間以上遊ぶとボーナスあり)
WindowsのMicrosoft Storeでは公式からソリティアやマインスイーパー等のゲームがリリースされていますが、PCゲームの条件はこちらから満たすことも達成可能です。ポイントを稼ぎたいだけであればゲームを起動するだけでも良いので、自宅で時間の余裕がある時についでとして狙ってみましょう。
スマホアプリを毎日開くだけでもポイントが貰えるので、
ゲームが苦手な方も活用してくださいね。
まとめ
Microsoftリワードとは、マイクロソフトのサービスを利用しているだけで簡単に貯めることが出来るポイントです。毎日タダでもらえるポイント数が多いことも特徴なので、ポイ活にはかなり重宝するはずです。
こちらのポイントを活用する場合、Xboxのヘビーユーザーであればより有効な使い方が可能です。現在の日本国内ではあまり勢いが無いXboxですが、該当の方はMicrosoftリワードを必ず意識してくださいね。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
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コメント
1日約30円分のポイントがさほど時間をかけずに入手できることもさることながら、
Microsoftの検索エンジンであることから堂々と業務で使用できる点も非常に良いです。