Vポイントの考察!お得且つ安定感のある共通ポイント

ポイントサービス

現在の日本では様々な共通ポイントサービスが提供されていますが、その中でも代表的なサービスの1つがTポイントです。「ポイントカードはお持ちですか?」というフレーズで有名になったこちらのポイントですが、現在では三井住友カードのVポイントと統合されています。

現在のVポイントはTポイントの長所が掛け合わされたポイントに生まれ変わり、クレジットカード以外でも様々な使い方が出来るようになりました。それによって今までに無かったお得な使い方も増えているので、より多くの場面で活用して行きたいですね。

今回は、Vポイントについて考察していきましょう。

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サービス概要

Vポイントとは、三井住友カード及びCCCMKホールディングスが提供しているポイントサービスのことです。主にクレジットカードや銀行のサービスとして提供されている他、お店でポイントカードを提示して受け取ることも可能です。

カノケイト
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2020年6月に個人向けの「ワールドプレゼント」がVポイントへ移行した後、

2024年4月22日からTポイントと統合され現在に至ります。

こちらのポイントを貯めるには三井住友グループの対象サービスを利用する他、旧Tポイントのポイントカードである「Tカード」でも利用可能です。Tカードでポイントを利用するためには情報登録が必要ですが、こちらではYahoo! JAPAN IDとの連携を行うので予め用意しておきましょう。

もし異なるサービス毎にVポイントを貯めている場合、「ポイントおまとめ手続き」を行えば合算が可能です。連携にはV会員番号(Tカード番号)が必要となりますが、現在お持ちでない場合はVポイントアプリ等で「モバイルVカード」を作成してくださいね。

まずは、Vポイントの基本的なサービス概要を見て行きましょう。

提供会社三井住友カード
CCCMKホールディングス
ポイントの種類通常ポイント
期間限定ポイント明細で但書のあるもの
ストア限定ポイント
有効期限最後の変動から1年間通常ポイント
還元率サービス毎に異なる
ポイントの価値1ポイント=1円

Tカードは一部を除く対応店舗で無料発行することも可能ですが、オンライン上であればキャラクターや著名人等とのコラボカードを購入することも出来ます。こちらではグッズ交換等の固有特典が用意されることもあるので、興味があればこちらも検討してみましょう。

カノケイト
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Tカードのデザインはお店によっても異なるので、

そちらに拘ってみるのも一興ですよ。

付与されるポイント数はお店によって異なり、例えば100円につき1ポイントや200円につき1ポイント等様々です。お店によっては税抜き価格のみ還元対象となることもある様子なので、お店で貯める際は事前に確認するようにしておきましょう

モバイルVカード

モバイルVカードとは、アプリ等を用いてスマホ画面上にVポイントカードを表示出来るサービスのことです。公式のVポイントアプリから表示出来ることは勿論として、PayPayを始めとした様々な関連アプリにも対応していますよ。

モバイルVカードは基本的に登録済みのTカード番号と紐付けられていますが、Yahoo! JAPAN IDさえあればTカードを持っていない場合でも設定可能です。モバイルVカードとして登録したV会員情報が必要となった場合、バーコード下部から確認出来るのでチェックしておきましょう。

カノケイト
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モバイルVカードは全てのお店が対応しているわけではない様子なので、

利用する前にこちらから一度確認しておきましょう。

ちなみに、三井住友カードは「VポイントPay」というアプリを提供していますが、こちらはブランドプリペイドカードとしての機能を主とする決済サービスです。こちらはVポイントから残高をチャージすることも出来るので、興味があれば併せてチェックしておきましょう。

Vポイントに関連するウェブサービス

現在のVポイントは様々な企業が関わっているポイントであり、それに伴って関連するウェブサービスも多く存在します。Yahoo! JAPAN IDは勿論として、その他の関連するサービスについて代表的なものをチェックして行きましょう。

Vポイントサイト

Vポイントサイト(旧Tサイト)とは、Vポイントに関する総合的なサービスを提供する公式サイトのことです。こちらではVポイントの登録情報や現在保持しているポイントの確認の他、Vポイント加盟店やキャンペーンに関する情報等もチェックすることが出来ます。

カノケイト
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Vポイントサイトを利用するためには、

Yahoo! JAPAN IDとの連携が必要となっています。

Vポイントは景品や他社ポイントへの交換も可能となっていますが、その一部はVポイントサイトから手続き可能となっています。また、紛失・盗難等でお使いのTカードを変更したい場合にもこちらから手続き可能なので、こちらのサイトを一度は覗いておくことをおススメします。

Vpass

Vpassは三井住友カードで提供されているクレジットカード用のウェブサービスであり、カードの利用履歴の確認や各種設定・手続き等がオンライン上出来るサービスです。現在では三井住友グループ共通の総合金融サービス「Olive」の提供により、SMBC IDとの連携でそちらからログインすることも可能となっていますね。

こちらのサービスで中心となるのはクレジットカードですが、貯まったVポイントの確認や一部のポイント交換申請等もこちらから行えます。また、一部の交換対象についてはこちらのみ対応しているものもある様子なので、Vポイントサイトと併せてチェックしてみましょう。

レンタル機能(Tカード)

TカードはそもそもTSUTAYAの会員証なのですが、この機能はVポイントと統合された後でも勿論変わりありません。TカードにはTSUTAYAのレンタル機能を付帯することが出来るので、よく映像メディア等を利用する方はこちらの登録も考えてみましょう。

レンタル機能には1年毎の更新と年会費が必要となり、手続き自体は登録情報に変更が無ければTSUTAYAアプリからも申請可能のようです。また、年会費については一部クレジットカードに無料化特典が付帯されているので、負担が気になる方はそちらを検討してくださいね。

Vポイント投資

Vポイントでは「Vポイント運用」というポイント投資サービスを提供しており、貯まっているポイントがあればこちらで利用することも出来ます。価値の変動によってポイント数が減少する可能性もありますが、興味があれば活用してみましょう。

Vポイント運用では「全世界」「米国テック」「日本株」の3つからコースを選択し、100ポイント以上1ポイント単位でいつでも追加可能です。ただし、ポイントを手動追加する場合は1%分の手数料(税込)が発生することを覚えておきましょう。

カノケイト
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運用ポイントはコース別に管理されているので、

複数のコースで分散投資をすることも可能です。

また、ポイントの追加方法としては「自動追加」も可能で、こちらはその名の通り予め設定したスケジュールに応じてポイントが追加されます。自動追加の場合は1ポイントから且つ手数料が発生しないので、積立を行うのであればこちらの方が使いやすいかもしれませんね。

Vポイントの安全性

Vポイントの運営に関係しているCCCMKホールディングスと三井住友カードの2社は、どちらも一般社団法人「日本インターネットポイント協議会(JIPC)」という団体に加盟しています。これはポイントサービスにおける健全な運営を目的とする団体であり、加盟企業にはポイントサービスを運営する上で一定のルールが課されています。

JIPCの加盟事業者がポイントの付与を行う場合、会計として適切な引当処理を行わなければなりません。また、ポイントの価値変動やサービス終了等に関する変更を行う場合は、少なくとも1か月以上前から事前告知を行うことが義務として定められています。

カノケイト
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JIPCの加盟企業はポイントサイトが多く占めていますが、

その中で共通ポイントを運営する2社の加盟は目に付きますね。

Vポイントは共通ポイントとして唯一JIPCのルールに則って運営されており、ある日突然ポイントが無くなってしまうようなことがありません。そのため、Vポイントは他社共通ポイントと比較して、意外と安心感のあるサービスになっていますね。

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Vポイントの有効な貯め方

VポイントはTポイントから加盟店を引継いでいることにより、多くのお店で貯まることが出来ます。また、ポイントカードであるTカードも非常に認知度が高いため、店員との意思疎通が取れないことによるトラブルが起きにくいことも地味ながらメリットと言えそうですね。

クレジットカード

Vポイントは元々三井住友カードで提供されていたポイントであることに加え、統合元のTポイントでもいくつかお得なカードが提供されています。Vポイントをより多く貯めることを考えるのであれば、まずはクレジットカードの活用を考えてみましょう。

三井住友カード

三井住友カードの還元対象は一部提携カード等を除いてVポイントであり、基本的な還元率としては200円につき1ポイントに設定されています。このままでは心許なく感じますが、三井住友カードでは指定のコンビニや飲食店でこの還元率を底上げする様々な特典が用意されていますよ。

三井住友カードのポイントアップ特典

  • 非接触決済(VISAのタッチ決済/Mastercardタッチ決済)を利用すると+5%
  • 上記の際にスマホの非接触機能(Apple Pay/Google Pay)を利用すると更に+2%(計+7%)
  • 家族ポイント」サービスに登録したユーザー1人につき1%(最大5人分まで)
  • Oliveで「Vポイントアッププログラム」へ参加することにより最大+10%
カノケイト
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ユーザーによっては還元率が20%を超えることもありますが、

景品表示法の定めにより上限は20%となります。

家族ポイントでは二親等以内の家族が登録対象となり、その上で対象カードの本会員であれば参加可能となります。また、こちらに登録した家族間ではVポイントを分け合う機能も提供されている様子なので、機会があればこちらも活用しましょう。

また、カードによっては特殊な特典が用意されていることがあり、例えば一部の高ランクカードでは年間100万円以上の利用で1万ポイントを付与するサービスもあります。その場合は通常利用時でも実質1.5%還元のカードとなるので、かなりお得に使うことが出来そうですね。

Vポイントのポイントアップ特典に対応したカードとしては三井住友カード(NL)が挙げられる他、近年登場したOliveフレキシブルペイ(主にクレジットモード)も対応しています。それらはゴールドカードでも発行可能ですが、条件を満たすことで年会費の無料化も出来るので活用したいですね。

TカードPrime

TカードPrimeとは、ジャックスが発行するクレジットカードのことです。2年目以降の年会費については1250円+税が発生しますが、前年度に1回以上の決済を行うことで無料化が可能となっていますね。

TカードPrimeは利用金額に応じてVポイントが還元され、通常は決済利用額100円毎に1ポイントが付与されます。そして、毎週日曜日の利用であれば200円につき3ポイントが付与され、還元率が1.5倍にアップしますよ。

カノケイト
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こちらはレンタル登録・更新無料特典やJ’sコンシェルも利用出来るので、

そちらの活用を目当てに発行しても良いですね。

クレジットカードの基本還元率としてはかなり高い部類に入りますが、こちらは大抵の決済サービスが対象外として指定されているのでポイント二重取りを狙う場合は注意が必要です。ただし、こちらでは還元対象外に抜け穴があることが度々報告されている様子なので、情報収集が得意な方であればそちらの使い方も狙ってみましょう。

ワラウカード

ワラウカードとは、オープンスマイルと提携したアプラスが発行するクレジットカードのことです。2年目以降の年会費は1,500円+税が発生しますが、前年度に1回以上利用すれば無料となっています。

こちらのカードではアプラスポイントが還元対象となっていますが、貯めるとポイントサイト「ワラウ」のワラウポイント(1ポイント=1円)に交換することが出来ます。ワラウポイントは交換対象の幅が広く、勿論Vポイントに等価交換することも可能です。

カノケイト
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アプラスポイントの基本的な還元率は0.5%ですが、

ワラウポイントへ2倍のレートで交換出来るので実質1%還元と考えましょう。

ワラウカードでは様々なポイント特典が用意されており、全てを最大限活用した場合の還元率は1.46%に上ります。もしTカードPrimeの代用を探している方であれば、ワラウカードをを試してみるのも良いかもしれませんね。

ちなみに、ポイントサイトではVポイントへの交換に手数料を課していることも多いのですが、その場合でもポイント交換サイトの「ドットマネー」を経由することで無料交換が可能となります。もし後述のWAON POINT等を効率的に貯めたいときは、こちらのルートを有効活用しましょう。

金融機関及びデビットカード

Vポイントは一部の銀行とも連携しており、それらは利用状況や取引状況に応じてポイントが貰えることもあります。使い方によってはカードやお買い物よりもお得にポイントが貯まるので、よりサービスを活用したい場合はこちらも狙ってみましょう。

三井住友銀行

お持ちの三井住友銀行口座をOliveと連携している場合、「選べる特典」という選択式のユーザー特典を受けることが出来ます。こちらではATM手数料の無料回数やカードの還元率アップの他、所定のVポイントが付与される特典も一部で用意されていますよ。

該当の特典としては月末残高1万円以上で100ポイントが付与されるものと、月間で給与・年金の受取りがあれば200ポイント付与されるものがあります。後者については定額自動入金で1回3万円以上が入金された場合にも対象となる様子なので、フリーランス等の方はこちらを活用しましょう。

カノケイト
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プラチナプリファード会員の方は特典を2回選ぶことが出来ますが、

給与・賞与特典を重複して選択することは出来ません。

また、三井住友銀行ではそれ以外のサービス利用でも特典が提供されており、毎月1回ログインするだけでも5ポイントが付与されます。他にも投資信託や外貨預金を利用した場合は1万円毎に15ポイントずつ付与される様子ですが、こちらは積極的に活用しなくても大丈夫ですよ。

V NEOBANK

NEOBANKとは住信SBIネット銀行が展開する所謂BaaSの一種であり、提携他社を銀行代理業者とする特殊な口座支店を営業しています。BaaSは提携企業が独自のサービスを付加出来ることが特徴で、口座よってはかなりお得なサービスを提供していることもあるようですね。

カノケイト
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既に住信SBIネット銀行口座を開設している場合でも、

V NEOBANK口座を個別に開設することが出来ますよ。

NEOBANKには株式会社Tマネーも提携しており、それによって運営されている口座支店がV NEOBANK(2024年4月23日から名称変更)です。こちらの基本的なサービスは住信SBIネット銀行と同様ですが、口座の利用状況に応じた様々な特典が用意されています。

Vポイントが付与される特典の内、比較的利用しやすいもの

  • 給与・年金の受取りで30ポイント
  • 1回1万円以上の即時決済サービス利用で20ポイント(月間10回まで)
  • 即時振込サービス(決済サービスのチャージ等)を月間1回以上利用すると5ポイント
  • 口座振替1件につき5ポイント
  • 他行から1回1万円以上の振込があれば20ポイント(月間25回まで)

また、V NEOBANKでは「V NEOBANKデビット+」というバーチャルデビットカードが提供されていますが、こちらは月間1,000円以上の利用で利用金額の1.5%分がVポイントとして還元されます。1.5%還元のカードとしてはより簡単な条件で利用出来るため、決済サービスへのチャージ(システム上利用出来ないJAL Payを除く)では状況次第でこちらの方が便利かもしれません。

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Vポイントの使い方

Vポイントをより有効的に活用する場合、まずはポイント交換サービスを活用したいところです。現在ではWAON POINTとの相互交換に対応しており、価値も等価な上に手数料等も特に発生しないので扱いやすいですね。

WAON POINTはドラッグストアチェーン「ウエルシア」での活用が有名で、特に毎月20日の「お客様感謝デー」では1ポイント=1.5円分としてお買い物に利用出来るのでかなりお得です。こちらは1回200円以上のお買い物が対象となる他、3万ポイントが上限となっているので覚えておきましょう。

カノケイト
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ウエルシアで使うためにポイントを貯めている方も多く、

そのような活動方針は「ウェル活」として親しまれていますね。

他には三井住友カードのキャッシュバックで使うことも有効で、これは簡単に言えばカードの利用代金にポイントを充当する機能です。ポイント充当分の利用金額もポイント還元対象となるので、使い道が思い付かない場合はこちらで利用してみましょう。

キャッシュバックは1ポイント以上1ポイント単位で申請可能で、申請翌月の明細の確定日から引落しされます。キャッシュバックの金額は3か月まで繰越が行われますが、それ以降は失効してしまうので覚えておきましょう。

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まとめ

三井住友グループのVポイントと大手共通ポイントのTポイントが統合され、Vポイントはより大規模な共通ポイントとして再スタートを始めました。全体的に二つのポイントの長所を併せ持つ強力なポイントとなっており、WAON POINTやキャッシュバックといったお得な使い道があることもメリットですね。

更にVポイントは共通ポイントとしては唯一JIPCに加盟しており、同種のサービスとしては高い信頼性を持つことも特徴です。これから更に活用する場面が増えて行くはずなので、今後のサービス展開にも期待して行きたいですね。

もしVポイントについて興味があれば、ぜひTカードや三井住友グループのサービスをチェックしてくださいね。

カノケイト
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