近年の決済サービスでは後払い機能を提供することも増えており、その利用を促進するキャンペーンも多いですよね。これらは金利や手数料の負担が無いか少なければまだ良いのですが、時には法外な負担をかけてくることもあるので注意が必要です。
バンドルカードはそのような決済サービスの代表例ですが、その運営会社が三菱UFJ銀行と資本業務提携を結んだようです。不安に感じる要素も多いですが、興味があれば一緒に情報をチェックして行きましょう。
概要
今回取扱うトピックはこちらです。
“バンドルカードのカンム、MUFGグループへ参画“(Impress Watchより)
株式会社カンムは国内のフィンテック企業であり、バンドルカードやPOOLといった決済サービスを提供しています。特にバンドルカードは手軽に使えるブランドカードとして一定の評価があり、主に学生の方からはよく使われている様子ですね。
バンドルカードは便利に使えることも多いですが、
「ポチっとチャージ」は使わないように注意しましょうね。
カンムは三菱UFJ銀行と資本業務提携契約を締結し、その子会社としてMUFGグループに参画することになりました。今後は両社が持つ強みを組み合わせてサービスに反映し、機能強化や新サービスの提供を行う予定となっています。
まずは三菱UFJ銀行の既存のサービスについて、カンムが持つ後払いサービスのノウハウを反映します。また、三菱UFJ銀行口座開設者向けにカンムのサービスを提供し、将来的にはデビットカード向け後払い機能の提供も視野に入れている様子です。
筆者の感想
カンムのバンドルカードと言えば、悪名高いキャッシングサービス「ポチっとチャージ」が度々議論の的となって来ました。これはGardia(ガルディア)という金融業者との提携で提供しており、カード残高に入金する方式で貸付が行われます。
このようなサービスは「CNPL」(チャージ式後払い)と呼ばれており、ブランドプリペイドカードにおいては利息制限法の規制に抵触しかねない程の暴利で提供される傾向にあります。このカンムと三菱UFJ銀行が提携するということで、少々不安に感じてしまうのが正直なところです。
Kyashの「イマすぐ入金」やB/43の「あとばらいチャージ」等、
他のCNPLサービスも使わないようにしてくださいね。
これが利用審査に関する仕組みの強化に留まれば良いのですが、口座開設者向けの新サービスというものが気になるところです。現代社会ではこのようなサービスの需要が大きいのかもしれませんが、せめて利用者に高い負担をかけない方法で提供することを願います。
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