Mastercardと言えば、最も加盟店の多い国際ブランドとして知られていますよね。日本国内ではVISAと共に普及しており、生活する上で1枚は持っておきたいブランドカードとなっています。
そのようなMastercardですが、今回DMMのサービスに関する取扱いに変化があったようです。これはSNS等でもかなり話題になったことなので、知っている方は多いかもしれませんね。
概要

今回取扱うトピックはこちらです。
DMM.com、マスターカード決済を7月29日で終了 アダルトコンテンツへの圧力の可能性も
(ITmedia ビジネスオンライン)
DMMの関連サービスにおいて、今年7月29日午後2時からMastercardブランドによる支払い受付を終了するようです。DMM側は折り合いが付かなかったために契約が終了したと述べていますが、詳細については明かしていません。

決済手数料の都合でMastercardのみが使えるお店はあるのですが、
その逆となるパターンは少し珍しいですね。
Mastercardブランドの決済受付を終了した背景としては、カード決済企業のアダルトコンテンツ規制があるという説が有力です。DMMは本来アダルトコンテンツを提供する会社であり、そちらを規制する目的で決済が停止されたということですね。
このようなカード決済会社によるアダルトコンテンツ規制は、これに限ったことではなく過去にも行われているようです。例えば、とあるサイトでは内容に問題のあるコンテンツが投稿されているとして、VISAやMastercardが決済の停止を発表していました。
筆者の感想

現在のDMMは多角経営で知られており、携帯電話事業や暗号資産取引所等様々なサービスを提供しています。それら全体に影響があると考えた場合、単にアダルトサイトを警戒すれば良いという問題では無さそうです。
例えばブランドプリペイドカードを利用している場合、運営元がアダルトコンテンツに関連しているとカードチャージが出来なくなる可能性も否定出来ません。そのような場合に備えて、これから契約するサービスの運営元ついてはしっかりと確認した方が良さそうですね。

ちなみに、全てのサービスで受付停止するわけではないようで、
私が確認した限りではDMMモバイルやDMM光等のインフラ系では継続する様子です。
また、アダルトコンテンツ規制については過去にVISAも行っていました。このような流れが他の国際ブランドに波及していった場合、Mastercardブランドに留まらずブランドカード自体が使えなくなる可能性も否定出来ません。
アダルトコンテンツに寛容な決済サービスとしては、ネット型電子マネーのビットキャッシュやNetRideCash等が存在しています。もしかすると、将来的にはこれらの決済サービスがシェアを伸ばすかもしれませんね。
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