ブランドカードはキャッシュレス決済の中でも広く普及しており、日常で使える場面もかなり多いですよね。ですが、ブランドカードで度々問題として挙がっているのが決済時の手数料についてです。
今回の話題はこちらに強く関連するものであり、最終的に加盟店手数料の値下げにも繋がると期待されています。これは消費者側のカードの使い勝手にも影響があることなので、情報を一緒にチェックして行きましょう。
概要
今回取扱うトピックはこちらです。
“クレジットカードの「インターチェンジフィー」公開へ 国際ブランド3社“(Impress Watchより)
ブランドカードの仕組みの中では、加盟店の管理を行うアクワイアラと、カードの発行を行うイシュアが大きく関わっています。カードによって決済が行われるとアクワイアラからイシュアへ手数料が支払われるのですが、これを「インターチェンジフィー」と呼びます。
インターチェンジフィーは各国際ブランド会社が独自に設定していますが、
国際ブランド自体の収益源ではありません。
公正取引委員会と経済産業省の発表によると、11月末を目途に国際ブランドからインターチェンジフィーの標準料率が公開されるということです。対応する国際ブランドは、VISA・Mastercard・銀聯の3ブランドです。
手数料率が公開されることによって交渉材料が増え、加盟店管理会社と加盟店側による交渉が活発化することが見込まれています。これによって3社の加盟店手数料の値下げが期待出来る他、他の国際ブランドやキャッシュレス決済全般の値下げにも期待されているようですね。
筆者の感想
近年ではキャッシュレス決済の普及が進んでいますが、その大きな障壁の1つとされているのが加盟店手数料です。お店によってはかなり切り詰めて運営していることもあるので、あまり出費をかけられない場合は導入しにくいはずです。
手数料率が最終的に値下げされることにより、現在よりもブランドカードの加盟店が増加するはずです。消費者にとってもキャッシュレス決済を使う機会が増えるため、この方針は応援したいですね。
決済サービスによるポイント還元や割引等は減少するかもしれませんが、
ある程度は許容することも必要です。
国際ブランド毎の手数料と言えば、JCBが高めに設定しているため加盟店が減少していると話題になることがありますよね。今回の発表にはJCBが含まれていませんが、こちらにも影響があることを願うばかりです。
コメント