JCBと言えば、クレジットカード等でも知られる日本のカード会社ですよね。国際ブランド以外にも様々な方式の決済サービスを提供しており、日本のキャッシュレス決済には欠かせない企業の1つと言えます。
JCBは2023年に向けて、ウォレットサービスのプラットフォーム開発を進めています。消費者向けにも重要なサービスとなるので、こちらについてチェックして行きましょう。
概要
今回取扱うトピックはこちらです。
“JCB、スマホ決済のプラットフォーム提供へ――23年春に“(ケータイWatchより)
JCBは「デジタルバリュープラットフォーム」というウォレットサービスのプラットフォームを開発しており、2023年春の提供を予定しています。これは他社のスマホアプリに組み込んで使用されるものであり、送金や決済にも使うことが出来ます。
これは単なるプラットフォームというだけではなく、JCBによる単体としてのウォレットサービスも開発されています。こちらはクレジットカードを持っていなくても利用可能で、2023年内の提供を予定しているそうです。
プラットフォームということで事業者向けの説明が多いですが、
その中で消費者向けの機能を見て行きましょう。
ウォレットでは現金や銀行口座、ブランドカード等でチャージを行います。更に、将来的には政府が進める給与のデジタル払いにも対応し、給与の受取りをウォレットで行えるようにもするそうです。
決済としてはアプリ上のJCBプリペイドカードやJCBコンタクトレスの他、Smart Codeによるコード決済やQUIC Payにも対応しています。ちなみに、これらは全てJCBのサービスとなっていますね。
筆者の感想
大手カード会社が提供するウォレットサービスということで、安定感やセキュリティの信頼が強そうですよね。決済サービスとしても選択肢が増えることは嬉しいことであり、どこかでお得に使えることにも期待したいところです。
また、システムの信頼性が高ければ送金アプリとしての需要もありそうですね。サービスの詳細は不明な部分も多いのですが、来年まで続報を待つことにしましょう。
単体のサービスとしても楽しみですが、
サービスのプラットフォームとしても注目してみましょう。
システムとしては使いやすい決済方式が揃っているので、利便性が高いサービスとして導入出来そうですね。これによって様々な決済サービスが増えて行く上に、企業に特化したお得なサービスも増えるかもしれません。
近年ではキャッシュレス決済の普及が進んでいますが、それを支えるプラットフォームの存在も大きくなっています。このような仕込みを活用する企業が増えて行けば、キャッシュレス決済はもっと活性化するかもしれませんね。
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