【2023年8月】半導体不足によるSuica・PASMOの販売一時中止が記名カードにまで広がる

経済

現代社会ではキャッシュレス決済が普及し始めていますが、その中でも交通系ICカードに馴染みのある方は多いはずです。最近ではスマホのおサイフケータイとして使えるモバイル版サービスも増えており、チャージ方法等も含めて使いやすいサービスと言えますね。

代表的なサービスとしてはSuicaやPASMOがありますが、こちらは世界情勢のあおりを受けて一部販売が停止されていました。今回はその範囲が拡大されたということなので、興味があれば一緒に情報をチェックして行きましょう。

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概要

今回取扱うトピックはこちらです。

SuicaやPASMOでは2023年6月から無記名カードの販売が一時中止されておりましたが、8月2日からは対象が記名カードにも広がりました。これは世界的な半導体不足が原因とされており、現在に至っても製造困難な状況が続いていることが理由のようです。

今回は外国人旅行者向けのSuicaカード「welcome Suica」についても発行場所の制限がかかる他、発行枚数も1人1枚までとなります。その一方で、外国人旅行者向けのPASMOカード「PASMO PASSPORT」についての変更は特に無い様子です。

IC定期券・小児用カード・障がい者用カードは継続して販売する他、紛失時の再発行についても継続されます。また、5月27日からSuicaエリアとして拡大されていた青森エリア・盛岡エリア・秋田エリアでは、無記名及び記名のSuicaカードが引き続き販売されるようです。

カノケイト
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これはICカードの製造に関する問題なので、

勿論ですがモバイル版も継続して使えますよ。

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筆者の感想

ICカードにおける半導体不足が解消される見込みは未だ立っておらず、今回は販売中止されるカードの範囲が広がってしまいました。モバイル版を利用すればそれで済む問題ではあるのですが、この状況はあまり続いて欲しくないものです。

現在では全体的な半導体不足が解消傾向にあるそうですが、新たに供給の不均衡という問題が発生している様子です。SuicaやPASMOはこれに巻き込まれている可能性が高く、単純な方法では解決出来そうにありませんね。

カノケイト
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最近でも中国が半導体原料の輸出規制を強化しており、

今後の状況が更に悪化する可能性もあるのが難しいところです。

ICカードの半導体不足が他へと波及する可能性もありますが、昨今の非接触決済が注目されている状況ではあまり考えたくないものですね。キャッシュレス決済が今後更に普及するためにも、半導体不足の早期の解消を願うばかりです。

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