BaaS(Banking as a Service)とは、銀行のシステムに他社が接続して業務の代理を行える技術のことです。BaaSによって提供される口座には他社独自のサービスが追加されることも多く、利便性の高さから様々な方に利用されていますね。
第一生命保険は住信SBIネット銀行・楽天銀行と提携し、新しいBaaSによる口座の提供を開始しました。どちらも便利に使えることに間違い無いので、興味があれば一緒に情報をチェックして行きましょう。
概要
今回取扱うトピックはこちらです。
“第一生命、楽天・住信SBI銀とネットバンクサービス開始“(Impress watchより)
第一生命保険はネットサービス「資産形成プラス」の提供を開始し、資産形成や承継に関連した独自コンテンツを提供しています。資産形成に関するヒントやそれに関連した自社商品の紹介を行っているので、サイトを見るだけでも何かと勉強になりますね。
資産形成プラスに関連して、第一生命は1月11日から他社ネット銀行と提携した銀行代理業を開始しました。住信SBIネット銀行との提携では「第一生命NEOBANK」、楽天銀行との提携では「楽天銀行 第一生命支店」が提供されています。
既に住信SBIネット銀行や楽天銀行の口座を開設している場合でも、
第一生命の提携口座を併設することが出来ますよ。
これらの口座では「BaaS」の技術が活用されており、ネット銀行による最先端・高品質なサービスの提供を目的としています。これによってより身近な日常から体験価値を向上し、デジタル機能を活用した資産形成・承継の入り口とするそうです。
提携口座を利用するためには専用のスマホアプリが必要で、口座開設には無料の「資産形成サービス」への会員登録が必要です。もし申込時点で会員登録を行っていない場合でも、開設と同時に申請することが出来ますよ。
また、提携口座の提供開始に合わせ、第一生命NEOBANKと楽天銀行第一生命支店のそれぞれで新規口座開設キャンペーンが開催されています。期間や細かい条件はそれぞれ異なりますが、もし口座を開設する場合はこれらも活用しましょう。
筆者の感想
今回開始された第一生命との提携口座をチェックしてみると、比較的元のサービスに近い機能を提供している様子です。投資関連のサービスや特殊な送金システム等使えない機能もありますが、概ね便利でお得に使えそうな口座になっています。
第一生命NEOBANKでは例によって通常のスマートプログラムが適用されませんが、「NEOBANKスマートプログラム」というポイントサービスが用意されています。通常の口座と同じようにポイントが貯められるので、定額自動入金サービスと組み合わせて使うと良さそうですね。
楽天銀行 第一生命支店ではハッピープログラムが適用される上に、楽天銀行JCBデビットカードの発行も可能です。振込無料サービスやポイント還元等を活用しても良いですが、疑似的に2枚目の楽天銀行デビットカードを発行出来ることにも注目ですね。
どちらも特徴的でお得なサービスなので、
迷ったら両方の口座を開設しても良いかもしれません。
住信SBIネット銀行のNEOBANKは今までも多くの口座が提供されていましたが、楽天銀行から提携口座が登場するのは新鮮ですね。楽天銀行では2024年春にJREポイントとの提携口座も予定しているそうなので、今後はこちらからも様々な口座が登場するのかもしれません。
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