現在の銀行では「BaaS」と呼ばれる仕組みが広がっており、これは銀行の提携他社を銀行代理業者とした特殊な口座支店を展開するものです。これによって提携企業毎の特色が強い口座支店が多数提供されることになり、一般的なユーザーにとっても大きなメリットがありますね。
楽天銀行もBaaS口座を展開する事業者であり、以前にJR東日本と提携した新しい口座支店の展開を発表していました。今回はその具体的な内容や開始日が発表された様子なので、興味があれば一緒に情報をチェックして行きましょう。
概要
今回取扱うトピックはこちらです。
“「JRE BANK」5月スタート JR東日本のネットバンクが始動“(Impress Watchより)
JR東日本は2024年5月9日12時から、新しい銀行サービス「JRE BANK」の提供を開始することを発表しました。こちらはビューカードが楽天銀行の銀行代理業者として展開する提携支店であり、口座には楽天会員情報ではなくJRE POINTの会員情報との連携が可能となるようです。
既に楽天銀行口座を開設している方であったとしても、
JRE BANKを個別に開設することも出来るようです。
JRE BANKの口座開設及び利用には、JRE BANKの専用アプリ又はスマホ版サイトを利用するようです。口座のポイントサービスやランク制度としては通常口座の「ハッピープログラム」に似たものが提供されている様子ですが、還元対象はJRE POINTに変更されています。
振込等の手数料無料サービスも同様の条件で提供されている他、ビューカードの口座振替で10ポイントが付与される特典が追加されています。JRE BANKではその他にも口座の利用状況に応じて、JR東日本に関連した様々な特典が用意されている様子です。
JRE BANKの口座特典
- JR東日本の片道料金が4割引となる優待券(年間2回判定、最大年間10枚)
- どこかにビューーン!2,000ポイント割引クーポン(年間4回判定、最大年間12枚)
- Suicaグリーン券無料チケット(年間4回判定、最大年間4枚)
- その他グループ会社が提供する特典
また、JRE BANKのサービス開始に合わせて、JRE POINTが貰える口座開設キャンペーンも開催される予定となっています。もしJRE BANKのサービスに興味がある方であれば、こちらのキャンペーン情報もチェックしておきましょうね。
デビットカード
JRE BANKではデビットカードも提供されている様子なので、そちらの情報も併せてチェックしておきましょう。「JRE BANKデビット」は16歳以上の方が口座を開設した際に発行され、国際ブランドはJCBのみ提供される予定の様子です。
もし16歳未満の方がJRE BANKを開設した場合、
デビット機能無しのキャッシュカードが送付されるようです。
JRE BANKデビットは非接触決済「JCBのタッチ決済」に対応している他、還元対象はJRE POINTになっています。また、こちらのカードは利用者の年齢によって還元率が変化することも大きな特徴ですね。
20歳以上の方であれば支払金額の500円につき1ポイント(0.2%還元)ですが、20歳未満の方が利用する場合は200円につき1ポイント(0.5%)となるようです。尤も、楽天銀行デビットカードが1%還元で提供されていることを考えると、そちらとの比較では少々心許なく感じるのは正直なところです。
ですが、楽天銀行デビットカードでは支払い金額にポイントを充当出来る機能が提供されており、JRE POINTデビットもこの機能に対応していれば使い道が生まれそうですよね。JRE BANKはこれから始まるサービスということで、今後の展開に期待して行きたいところです。
コメント