Revolutはイギリス発のウォレットサービスであり、それだけに国内の他社サービスでは見られない仕様が多く存在します。デビットカードからチャージした残高が出金可能となる仕様はその最たる例で、サービス開始以来様々な方から活用されていました。
Revolutでは送金機能も提供されていますが、こちらのサービスで一部提供条件の変更が予定されているようです。Revolutの使い方自体に関わる大きな変化なので、興味があれば一緒に情報をチェックして行きましょう。
概要
Revolutは2024年1月25日、ユーザー向けのメルマガにて送金サービスの提供条件を一部変更する予定であることを発表しました。今回主に変更されるのは残高を銀行口座へ振り込む機能についてであり、2024年2月26日から適用されるそうです。
今回の提供条件変更の理由としては、
「業界水準に鑑みた見直し」を挙げているようです。
現在のRevolutでは無料送金の範囲が設定されており、月間で1回まで且つ10万円までとなっています。この内10万円の金額上限については撤廃され、回数上限はスタンダードで1回・プレミアムで3回・メタルで5回とプラン毎に変わるようです。
また、Revolutではデビットカード入金分が出金・送金可能な残高として分類されて来ましたが、今後は他のブランドカードと同じく出金・送金不可に変更されるそうです。尚、提供条件の変更後に保有残高の分類が変わることは無いので、事前にデビットカードでチャージしていた分は引き続き出金可能となります。
今回の変更に伴い、Revolutでは2024年2月26日まで有料プランの解約を手数料無料で受け付けるそうです。未利用期間分の年会費についても月割計算で一部返金されるそうなので、必要な方はこの機会に有料プランを解約しておきましょう。
筆者の感想
今回の変更では出金上限が緩和された一方で、Revolutの特徴だったデビットカード入金分の特別扱いが終了します。従来のRevolutがどのように使われて来たのかを考えると、デビットカードの取扱いについては変更されて当然と言えますね。
ですが、変更理由として業界水準を挙げたということであれば、今後は「カードチャージ手数料の廃止」についても検討して欲しいところです。ルーピング等の対策もしっかりと採られている現在であれば、ポイント稼ぎに狙われて負担が増えることも無くなるはずですからね。
以前のRevolutカードはIDAREカード等とよく併用されていた様子なので、
ここでチャージ手数料を廃止すれば”真っ当な需要“が増えるかもしれませんよ。
今後のRevolutで送金サービスを利用したい場合、指定の入金専用口座への振り込みチャージが必須となります。入金専用口座には楽天銀行が用いられており、同じ楽天銀行口座を利用すれば振込手数料がかからないので活用しましょう。
近年のRevolutはサービスの健全化に力を入れており、現在でも外貨の取扱いに長けたサービスとして世間で重宝されています。こちらで提供されているRevolutカードも含めて、今後の展開に大きく期待して行きたいですね。
コメント