現在の銀行ではBaaSと呼ばれる仕組みが運用され始めており、これは自社の銀行システムに他社がアクセス出来るというものです。これによって他社が銀行代理業者として独自にサービスを追加した口座支店が展開可能となり、ユーザーにとっても大きなメリットをもたらします。
住信SBIネット銀行が展開するNEOBANKはその代表例ですが、今回はそちらで新しい口座支店が始まったようです。少々取り上げるのが遅くなってしまいましたが、興味があれば一緒に情報をチェックして行きましょう。
概要
今回取扱うトピックはこちらです。
“「京王NEOBANK」誕生 鉄道グループ初のフルバンキングサービス“(Impress Watchより)
京王グループは東京都を拠点とする企業グループであり、鉄道事業である「京王電鉄」を中心としています。こちらはポイントサービスとして「京王パスポートクラブ」を展開しており、ショッピングモールでのお買い物や登録したPASMOの鉄道利用等で貯めることが出来ます。
京王パスポートクラブは住信SBIネット銀行と提携し、2023年9月27日から「京王NEOBANK」の提供を開始しています。こちらは京王パスポートカード会員向けのサービスとなり、開設及び取引にはスマホの「京王NEOBANKアプリ」が必要です。
現在京王パスポートカードの会員でない方でも、
カードの登録時に新規作成することが出来ます。
口座の基本的な仕様は他のNEOBANK支店と同様で、ATM入出金手数料や他行振込手数料はそれぞれ月間5回まで無料となります。また、セブン銀行やローソン銀行のATMであれば、キャッシュカードが手元にない場合でも「アプリでATM」を用いた手続きが可能です。
京王NEOBANKにおける最大の特徴と言えるのが、口座の利用状況に応じて京王ポイントが貯まるところです。貯まったポイントは対象店舗でのお買い物に利用出来る他、景品との交換も行える様子ですね。
京王ポイントが貯まる条件
- 円預金の月末残高が50万円以上で3P、200万円以上で15P、500万円以上で100P
- 外貨預金の月末残高が50万円以上で10P、200万円以上で50P、500万円以上で300P
- 住宅ローンの利用金額に応じて1万P~12万P
- 月間で給与・賞与・年金の受取りがあれば30P
- 口座振替1件につき5P(月間5回まで)
- デビットカードの月間利用金額に対して0.5%還元
住宅ローンのポイント還元は置いておくとして、
預金残高や口座振替辺りは狙い所ですね。
デビットカードは口座開設時点でもバーチャルカードの「スマホデビット」が利用出来ますが、開設後に別途申込することでキャッシュカード機能付きのリアルカードも発行可能です。こちらはオリジナルデザインとなっており、発行手数料も無料で対応している様子ですね。
京王NEOBANKは他のNEOBANK口座と同様に、既にNEOBANK含む住信SBIネット銀行口座を持っている場合でも個別に開設可能です。京王ポイントやNEOBANK自体に興味がある方であれば、こちらについてもチェックしてみてくださいね。
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