IC型電子マネーは手軽さや安全性に優れる決済手段であり、サービスとしての認知度も比較的高いはずです。全国の交通機関が独自のサービスを提供していることもあり、初めて利用したキャッシュレス決済がこちらという方も多いのではないでしょうか。
JR西日本では交通系IC型電子マネーとしてICOCAを提供していますが、阪神電鉄ではこれに関連したポイント還元サービスを開始します。ICOCAのお得さに大きく関わるサービスなので、今回の情報もチェックして行きましょう。
概要
今回取扱うトピックはこちらです。
“阪神電鉄、ICOCAによるポイント還元サービス9月開始“(BCN+Rより)
ICOCAはJR西日本が提供するIC型電子マネーであり、同社の鉄道利用を始めとした様々な場面で利用出来ます。こちらではお得なポイントサービスが用意されていることもあり、関西圏を中心によく利用されていますね。
ちなみに、ICOCAのかわいいキャラクターの名前は
「カモノハシのイコちゃん」と言います。
ICOCAは阪神電鉄で使うことも可能ですが、今年9月1日から「阪神電鉄ポイント還元サービス」を開始します。サービスは同一運賃区間を月間11回以上利用した場合に適用され、以降は該当運賃の10%分のポイントが還元されるそうです。
ポイント還元サービスを適用するためには、始めに券売機での無料利用登録が必要となっています。付与されたポイントは1ポイント=1円として残高へのチャージが可能ですが、有効期限はポイント付与から3か月後の月末となっているので早めに使う必要がありそうですね。
このポイントサービスは阪神電鉄独自のものであり、
ICOCAポイントとは異なるようです。
また、2023年春にポイント還元サービスを開始する「山陽電鉄」「能勢電鉄」「阪急電鉄」との間で、ポイントサービスの連携を行う予定もあるそうです。阪神電鉄でポイント利用登録を行うと3社のサービスも自動で登録され、付与されたポイントを一括して利用出来るようになります。
筆者の感想
ICOCAはJR西日本の対象区間でも同様のサービスを提供しており、還元率こそ異なりますがその範囲が事実上広がる形となったようです。普段からICOCAをご利用の方であれば、サービスが更に使いやすくなりそうですね。
近年では様々な決済サービスで動きがあり、交通系IC型電子マネーにおいてはポイント還元に関連した変化が多いように感じます。これからの状況次第ではICOCAの利用者数が増える可能性も高く、それに伴ったサービスの向上にも期待したいですね。
2023年にはモバイルICOCAのサービス開始が予定されているので、
そちらも併せて楽しみに待ちましょう。
ちなみに、交通系IC型電子マネーのPiTaPaでは同様の条件で割引サービスが適用されますが、こちらは9月以降もそのまま継続されます。2つのサービスは提供方法が大きく異なりますが、どちらか使いやすい決済手段を選択しましょう。
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