近年では様々なIT技術が発達しており、それに伴って様々な決済方式が登場しています。ここ数年では生体情報を利用した決済方式の開発も進められており、お買い物の利便性向上に期待が持てますね。
顔認証決済で注目されている企業にNECがあるのですが、こちらのサービスがある学校で導入されることが予定されています。顔認証決済の普及に大きく関係があることでもあるので、興味があればこちらもチェックして行きましょう。
概要
今回取扱うトピックはこちらです。
“海陽学園、行内売店でNECの顔認証決済サービスを活用 マスク着用時でも顔認証による決済を利用可能“(クラウドWatchより)
NECは認証システムにも力を入れており、今年7月には「顔認証決済サービス」の提供を開始しました。これは顔認証決済に関するシステムをパッケージ化したプランであり、顔認証決済の導入を容易にするものです。
従来は個別の要件に応じてシステムが構築されていたらしく、
導入の難易度は高かったようです。
顔認証決済サービスでは事前に紐付けた決済情報が利用され、設置されたタブレット等の機器による認証によって決済が完了します。マスクをした状態でも決済が可能な他、決済時には登録メールへ連絡されるので安心出来ますね。
この顔認証決済サービスですが、今年10月から愛知県の海陽学園への提供が予定されています。海陽学園では2021年にも顔認証決済対応の自動販売機を導入していましたが、今回は校内の売店に導入するそうです。
海陽学園では既にICカードによる決済が使われていましたが、システムの維持コストや紛失等の課題が多かったとのことです。また、今回の導入については利便性の向上と共に、学生が最新技術に触れることそのものを目的としているようですね。
筆者の感想
顔認証決済はここ数年で注目され始めた決済方式であり、様々な企業が開発を進めています。一部では既に導入されている決済方式ではあるのですが、システムを用意する難易度から導入の難しさという課題は残っています。
NECのサービスは顔認証決済が広がる一手として有意義なものであり、将来的な可能性に大きな期待が持てるものです。これを切っ掛けに様々な団体が顔認証に興味・関心を持てば、この決済方式が日本全国で普及する日も近いかもしれませんね。
生体認証決済であれば持ち物無しでもお買い物が出来るため、
実に近未来的で何だかワクワクしますよね。
その一方で、顔認証決済についてプライバシーや不正利用に関する不安を感じる方も多いはずです。サービスの普及には安全性のアピールも必要なはずなので、そちらの面でも企業努力を続けて欲しいですね。
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