病院やクリニックを利用すると、利用者が多くて受付だけで時間がかかってしまうこともよくあることですよね。また、支払いで現金しか使えないこともよくあるので、生活に必須でありながら不便に感じることも多いのではないでしょうか。
それらの不便さを解決する新しいサービスとして、「クロンスマートパス」の提供が開始されました。これから医療機関での導入が進むかもしれないサービスなので、情報をしっかりとチェックして行きましょう。
概要
今回取扱うトピックはこちらです。
“外来診療の受付・会計がスマホで完結する「クロンスマートパス」“(Impress Watchより)
MICINはオンライン診療に関するサービスを提供する会社ですが、今回は外来診療で利用可能な「クロンスマートパス」の提供を開始しました。こちらは外来診療の受付から薬の受取りまでの手続きをスマホで行うことが出来る他、会計もスマホ上のネット決済で完結します。
こちらはブラウザ上で利用可能なサービスであり、
利用するには事前のアカウント登録が必要となっています。
支払いは事前に登録されたブランドカードによって行われますが、クロンスマートパスでは医療機関へのカード決済手数料を無料にしているそうです。これによって医療機関側のコストを削減し、キャッシュレス決済の導入促進とスマートな会計の実現を狙っているようですね。
受付は窓口のQRコードを読み取るだけで完了し、事前に保険証を登録しておくことも可能です。医療機関と薬局の連携も行われ、薬の準備を待たずに受け取ることが可能となります。
クロンスマートパスでは今後のサービス拡張も予定されており、オプションとして同社のオンライン診療・服薬指導サービスとの連携が可能となります。また、予約・問診、電子処方箋対応、電子カルテとの連携等のオプションも追加予定のようです。
筆者の感想
医療機関はキャッシュレス決済があまり普及していない分野の1つであり、その理由としては手数料等のランニングコストがかかることが挙げられています。クロンスマートパスが広まることによって、よりキャッシュレス決済が使える場面が増えるかもしれませんね。
正直なところ、医療機関は儲けやすい分野だと思っていたのですが、
実際の経営は中々大変なのかもしれませんね。
クロンスマートパスは受付や薬の受取りまで簡単且つ素早く出来るようになるので、決済以外の面でもかなり大きなメリットを持つサービスですね。これは医療機関に勤務する方の負担を減らすことにも繋がるので、積極的に導入して欲しいところです。
これは余談なのですが、サービスでは保険証の登録も出来るということですが、これを聞くとどうしてもマイナ保険証を思い出してしまいますよね。両者を比較してチェックすることで、マイナ保険証の将来的な制度設計やシステム設計の大きな参考になるかもしれません。
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