近年ではキャッシュレス化が叫ばれていますが、その範囲はお買い物の場面だけに留まりません。最近は給与のデジタル払いについても法整備が進められている等、様々な場面で動きがある様子ですね。
企業の経費精算等でもキャッシュレス化が始まっており、それを支えるサービスの1つが「doreca」です。今回は楽天キャッシュとの合意があったということなので、そちらも含めてチェックして行きましょう。
概要
今回取扱うトピックはこちらです。
“「楽天ペイ」、「doreca」と連携し企業からの支払金を「楽天キャッシュ」で受取可能に“(楽天ペイメント公式より)
doreca(ドレカ)はBIPROGY提供の価値交換基盤を謳うサービスであり、提携企業からの振込を電子マネー等で受取ることが出来ます。こちらは主に業務や契約上の関係で利用されているサービスで、現時点では経費や保険金の支払い等で使われている様子ですね。
受取りを行うユーザーは、dorecaと連携したサービスのアプリを起動して操作します。アプリではdorecaのアカウント登録や振込先となる決済サービスを登録し、必要になった都度で申請を行う様子です。
dorecaは比較的新しいサービスですが、
運営元のBIPROGYは1958年創業の老舗IT企業です。
今回は楽天ペイメント・楽天Edyと連携し、楽天ペイを通して楽天キャッシュもdorecaに対応することが合意されました。対応は2023年春以降となっており、経費清算金や保険金等を楽天キャッシュで受取れるようになります。
楽天ペイではdorecaへの対応に通じて、給与のデジタル払いへの参入を検討しているそうです。また、今後も様々な企業との連携を広げていく方針を立てており、今後の展開にも期待しましょう。
筆者の感想
dorecaは企業の給付に関するサービスであり、近年の企業における需要に上手く応えているように見えます。将来的に様々な場面で利用される可能性があるサービスなので、これからはdorecaについてもチェックして行きたいですね。
こちらは最近話題になっている「給与のデジタル払い」とも大きく関係しており、法整備が済んだ後はdorecaでも対応することが計画されています。給与のデジタル払いに参入する決済サービスの中には、こちらを活用するものが現れる可能性も高いですね。
受取りを行う側としての使い方は公式サイトで解説されているので、
こちらも1度チェックしてみてくださいね。
今回の提携によって楽天ペイや楽天キャッシュのサービスの幅が拡張されますが、今後の提携についても気になるところです。残高の出金等少々気になることはあるのですが、これからのサービス展開に期待が持てますね。
これは余談なのですが、公式の画像を見ると楽天キャッシュを使って楽天Edyにチャージ出来る機能を準備している様子ですね。こちらはしばらく続報が無くて気になっていたのですが、現在でも予定はあるということなので期待して待つことにしましょう。
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