女性支援団体「colabo」には不正会計疑惑を始めとした様々な疑惑が噴出しており、様々な方が関わって調査が進められています。colabo問題に関しては日毎に新しい疑惑が浮上する程であり、現在では国会議員や市議会議員も巻き込んだ大きな話題となっていますね。
疑惑の調査が進むにつれて他団体にも目が向けられるようになり、今では女性支援事業全体を巻き込んだ疑獄化が始まっています。全容を把握するのが難しい程に大きな問題となっていますが、興味があれば一緒にチェックして行きましょう。
概要
colabo問題については「暇空茜(暇な空白)」という有志の方が中心となって掘り下げを進めており、東京都への働きかけを含めて追及を続けています。ですが、東京都側は公文書開示請求に対する期間の引き延ばしを行った上、開示文書も黒塗りだらけだった様子です。
更に、東京都は若年被害女性等支援事業の委託に関して、提出文書や領収証等をあまりチェックしていないことが明らかになっています。多くの方が都への不信感を覚えていることは勿論として、一部の方からは「東京都の内部に不正の協力者がいる」という陰謀論めいた話まで囁かれているようです。
都の対応からは問題の「深さ」が窺えますが、
「灯火」という団体を切っ掛けに他団体への疑惑も浮上し始めています。
厚生労働省は11月7日に「困難な問題を抱える女性への支援に係る基本方針等に関する有識者会議」の第1回会議を開催しており、これにはcolabo代表者の仁藤夢乃も参加しています。会議の中で仁藤は今後の議論におけるヒアリング候補者として2団体を推薦しており、その1つが「灯火」でした。
灯火という団体はAV新法の際にも話題となった「KEY」が運営しており、KEYはcolaboが運営している団体であることもわかっています。つまり、灯火という団体は実質的にcolaboと同一の団体であり、仁藤夢乃には有識者会議で利益誘導をしようとしていた疑惑が上がりました。
これを切っ掛けに灯火を警戒する認識が出始めたことに加えて、
同様の活動をしている他の団体も注目されるようになります。
colaboは東京都若年被害女性等支援事業の委託として活動しているので、有志の方は次にそちらへの掘り下げを行います。この事業ではcolabo以外にも、「BONDプロジェクト」「ぱっぷす」「若草プロジェクト」の3団体が関わっているようです。
有志の方は事業についての資料を入手し、colaboを含めた「アウトリーチ活動」報告書の比較を行います。アウトリーチ活動とは声かけ等の積極的・能動的な支援活動を指す言葉であり、女性支援における基本となるものです。
報告書の比較を行った結果、colaboは契約未達成ながらアウトリーチ活動を行っているのに対して、それ以外の3団体はあまり活動していない様子でした。勿論3団体にも数千万単位の支援金が支出されているので、より悪質な公金不正受給が行われている疑惑が浮上しています。
比較対象は令和2年なので感染症対策の影響も考えられますが、
事業の性質を考えると保護対象は変わらず存在しているはずです。
この他にも、colaboが訴訟を提起したことに関連して発足した「colaboと仁藤夢乃さんを支える会」も注目されています。特に賛同人の1人である非行児童の支援団体「ホザナ・ハウス」代表者森康彦は覚醒剤使用の疑いで逮捕された上に、女性に覚醒剤を無理矢理投与して強姦した疑いもあるため多くの方に衝撃をもたらしました。
調査では森容疑者の経営施設内から注射器が見つかっており、保護児童が被害に遭っている可能性も浮上しています。また、colabo及び仁藤夢乃は森容疑者と浅からぬ関係があったことが明らかになっており、colaboに保護された女性の安全を心配する声まで出始めているようです。
現在ではcolabo問題が様々な団体へ波及しており、東京都以外の地方で活動する団体への追求も一部で始まっています。これから様々な地域で女性支援を名目とした利権団体が発生する可能性も指摘されており、女性支援事業全体の疑獄化へと発展してしまいました。
筆者の感想
最初は1団体への疑惑を追及するだけだったcolabo問題ですが、現在では日本の闇を探り当てるまでに発展しています。現職の都議会議員や国会議員まで介入し始めているものの、もし疑惑が真実であれば全てを解決するために年単位の時間がかかるかもしれませんね。
訴訟の件も含めて疑惑の追及は大きな労力が必要になると思いますが、引き続き有志の方々には応援したいですね。ただし、ここ数週間で追及側に党派性の強い人も混じるようになって来たので、全体で追求の姿勢がブレないようにお願いしたいところです。
最近では有志の方の身に危険が及びかねない事態も発生しているらしく、
それも問題の闇深さとして話題になっていますね。
一方で、colabo問題が女性支援事業全体にまで波及してしまったことにより、解決を目指す過程で女性支援の空洞化が発生する可能性も否定出来ません。colabo問題を重視する議員の方には、そちらの穴埋めをするための提案も並行して行って欲しいですね。
colabo問題については毎日のように新しい話題が発生しており、疑惑の全体を把握することはかなり難しくなっています。もしこれから疑惑について調べようと思っている方であれば、個々の出来事を探る前に全体の流れを把握するよう意識した方が分かりやすいかもしれません。
また、colabo問題では政治的な内容も多く含んでいますが、それらは当サイトの趣旨から大きく離れてしまうので省略しています。もしそれらを含めた疑惑の全体を知りたい場合は、有志の方のブログやSNS等をチェックしてくださいね。
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