インターネットは現代社会に欠かせないツールの1つですが、時には犯罪に利用されることもあるので注意が必要です。近年ではフィッシングサイトが多く登場しているため、特にメール等では騙されないようにしましょうね。
JR東日本のサービス「えきねっと」でも偽サイトが発生し、世間でも騒ぎになっていますね。今回の事件について情報を確認すると共に、詐欺に遭わないよう気を引き締めて行きましょう。
概要
今回取扱うトピックはこちらです。
“「えきねっと」でグーグル検索→最上部に詐欺サイト 「これは気付かない…」JR東が削除依頼&注意喚起“(J-CASTニュース(Yahoo!ニュース)より)
えきねっとはJR東日本が運営するウェブサイトであり、交通機関等の情報提供や指定券の予約等が行えます。お得な情報やポイントサービス等も提供しているため、こちらを利用している方も多いのではないでしょうか。
今月19日にはえきねっとの偽サイトが確認されており、更に一時はGoogle検索の広告枠(リスティング広告)に表示されていました。これは検索結果の上部に表示されているため、結果として一時は本物のサイトよりも上部に表示される事態が発生しました。
偽サイトのドメインは「eki-net.ru」であり、
これはロシアの国別ドメインなので偽サイトと判別出来ます。
偽サイトでは「往復10万円クーポンプレゼント」を謳うバナーがあり、アクセスすると最終的に個人情報の入力を求められるそうです。騙されるとクレジットカードの不正利用等様々な被害が発生するので、個人情報の入力はしないように注意しましょう。
もしえきねっとの偽サイトで情報を入力してしまった場合は、ログインパスワードの変更やクレジットカードの利用停止等を行いましょう。もしえきねっとにログイン出来ない場合は、サポートセンターに連絡して退会手続きを依頼してくださいね。
筆者の感想
フィッシングサイトは現代社会で無視できない問題であり、インターネットの利用者は詐欺に引っ掛からないよう常に警戒しなければなりません。えきねっとでは偽メールも出回っているらしいので、こちらについても併せて注意しましょう。
今回の件についてはGoogle側にもかなりの落ち度があるので、これからは広告のチェックを厳格にして欲しいですね。Googleの広告では詐欺サイトやショッピング枠現金化の業者まで平気で掲載されているので、もう少し精査をお願いしたいところです。
Googleの広告ポリシーでは「人を欺く商品やサービス」を禁止しているそうですが、
近年ではこのチェックが甘くなっているような気もしますね。
フィッシングサイトを回避するためにはドメインの確認が大切なので、検索エンジンでは必ずそちらも見るようにしましょう。少しでも偽サイトだと感じた場合はアクセスせず、1度情報を調べ直すようにしてくださいね。
また、これは今回の問題と別ですが、フィッシングサイトを回避するためにはサブドメインに惑わされないことも大切です。例えば「△△△.jp.○○○.xyz」のようなサイトがあった場合、1番右側の「○○○.xyz」の部分を見れば偽サイトだと分かりますよ。
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