キャッシュレス決済は現代社会において欠かせないツールの1つですが、そこには当然ながら利用者が守るべき決まり事が存在します。便利でお得なサービスを末永く使って行きたいのであれば、一定のモラルは持ち続けて欲しいところですね。
ですが、残念ながら世の中には犯罪の可能性がある行為を堂々と発信する人間も存在しています。これからもキャッシュレス決済を健全に利用するために、そのような情報には注意して行きましょうね。
概要
筆者が情報収集のためにTwitterを利用していたところ、かなり問題のあるツイートを見かけたので注意喚起としてご紹介します。
多分無理です!親の名前借りましょう!
— RILULU | りるる🍉🐧 (@_RILULU) January 13, 2023
このツイートではVISA LINE Payクレジットカード(P+)に関して、未成年者でも発行可能かという質問への返答を行っているようです。その返答の中で「親の名前借りましょう!」と堂々と記載していますが、これは絶対に真似をしてはいけません。
もし他人の名義でクレジットカードの発行申請を行った場合、私文書偽造・電磁的記録不正作出・詐欺といった犯罪に該当する可能性があります。発覚すれば自身の将来に深い傷を付けてしまうだけでなく、両親に対して何重にも負担をかけてしまうことになりますよ。
この「りるる」というユーザーを問題視する声もいくつかありましたが、
本人には問題の自覚すら無い様子なのでかなり質が悪いです。
「親のクレカ」の不正利用も深刻
今回の話題に関連した事象として、近年では親のクレジットカードを子供が使ってしまうことが大きな社会問題になっていますよね。中にはスマホゲームへの課金や動画配信者への投げ銭で高額の支出をする子供もいるようで、正直言ってかなり辟易としてしまいます。
筆者が今回の話題について調べていた際にも、親のクレジットカードを使ったことを堂々と主張する未成年者がそこそこ見受けられました。一部では「親のクレカ」という概念で半ばネットミーム化しており、悪いことをしている自覚すら無い様子です。
親にもカードを適切に管理する責任はありますが、
それが疎かだったからといって子供の不正が正当化されることはありません。
クレジットカードは基本的に契約者本人だけが使う契約で発行されており、他人に貸し出しすることは禁止されています。それは例え家族であっても同様であり、もし親のクレジットカードを使えば契約違反ということになります。
家族による不正利用は補償の対象外となるばかりか、クレジットカードの利用停止や強制退会の可能性がある行為です。常習的な不正利用と判断されれば詐欺罪に問われる可能性もあるので、こちらもやはり両親に大きな負担をかけてしまいます。
また、親のクレジットカードを不正に使っていた場合、両親との関係は確実に悪化してしまいます。これが切っ掛けで両親が学費の支払いを拒否することも有り得るので、高校生であれば学校に行けなくなってしまうかもしれませんよ。
クレジットカードはその名の通り本人の信用に基いて発行されているので、
その重みをしっかりと考えなければなりません。
近年ではデビットカードやブランドプリペイドカードでもお得で便利なサービスが多いので、もし学生でカード払いが必要な方であればそちらを使いましょう。例えどのような理由があったとしても、親のクレジットカードは絶対に使ってはいけません。
現代社会では様々な場面でリテラシーが求められますが、これはキャッシュレス決済においても同じことです。これからの社会で健全に生きていくためにも、現在の学生にはキャッシュレス・リテラシーをしっかりと身に着けて欲しいですね。
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