ニコニコはドワンゴが運営する動画投稿サイトであり、再生時間に合わせる形で動画上に視聴者のコメントが流れる機能が特徴ですね。世間では運営上の様々な問題点が指摘されているサイトですが、2010年代前半頃まで様々なネット文化を生み出していたことは間違いありません。
ニコニコではいくつかの有料サービスも提供されていますが、現在では一部支払い方法が停止されたことで話題になっていますね。世間では既に様々な視点から語られていることですが、興味があれば一緒に情報をチェックして行きましょう。
概要
今回取扱うトピックはこちらです。
“ニコニコプレミアムの料金支払い、Visaが停止に“(Impress Watchより)
ニコニコを運営するドワンゴは2024年5月10日、月額サービス「ニコニコプレミアム」の支払い方法からVISAを一時停止する旨を発表しました。停止は5月10日から一部VISAカードで適用され、5月下旬頃からは全てのVISAカードが停止される予定となっています。
もし現在VISAカードを設定している場合、VISAの取扱い再開後にまとめて請求されることになるそうです。そのため特に設定の変更をしなくても一応は大丈夫な様子ですが、気になる方はチェックしておきましょう。
発表を見るに今後VISAの受付を再開する予定ではある様子ですが、
その見通しについては現時点で不明となっています。
今回のVISAの取扱い停止はあくまでプレミアム会費に対してのものであり、他の有料サービスについてはこれまで通りVISAブランドが利用出来るそうです。また、ニコニコではプレミアム会員の初回契約時に1か月分の会費が無料になる施策が行われていますが、こちらは一時停止と同じタイミングでクレジットカードによる受付が終了します。
尚、ニコニコでは以前にも2023年11月8日からMastercardが、2024年3月8日からAmerican Expressが停止されています。今回行われたVISAの一時停止はそれに続く形となり、世間では大きな話題となっているようです。
事の背景と独自決済手段の強み
今回ニコニコでVISAの取扱いが停止された詳細な理由は明かされていませんが、以前Mastercardの取扱いが停止された際の情報は1つの参考になるはずです。この時の切っ掛けは1つの猫動画だったと言われており、それは露悪的な表現を用いながら子猫を保護するという趣旨のものでした。
動画の内容自体は全く問題の無いものでしたが、Mastercard側からはそのタイトルから動物虐待と断じられて批判を受けたようですね。この一件では少し調べれば分かることに過剰とも言える反応を見せていたことから、何か別の意図を感じてしまうのは正直なところです。
現在では日本発のサブカルチャーコンテンツの評価が世界的に高まっているそうですが、それに伴って一種のジャパンバッシングじみた動きも目立つようになりました。リーマンショックの時期にトヨタバッシングが行われたことは記憶に新しいですが、一部では現在それと同様のことが行われているのではないかとする見方もあるようです。
日本に対する国際的圧力について色々と言いたいこともありますが、
話がまとまらなくなってしまうのでここまでにしておきましょう。
ニコニコではクレジットカード以外にも支払い方法が用意されていますが、そちらでは年間契約及び料金の割引が用意されていません。現在ではJCBカードのみ対応が継続される様子なので、必要であれば新しいカードの契約も今から検討しておきましょう。
今回のことに限らず、国際ブランドは外交的な圧力手段として用いられることがあるので、日本が独自の決済基盤を持っていることはとても重要と言えます。JCBは決済手数料の高さを理由に批判されることも多いですが、今後は需要が高まって行く可能性もありそうですね。
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