筆者は一応XのようなSNSのアカウントを持っていますが、ほぼ情報収集のために使っていて投稿などはほとんど行っていません。作成した記事の紹介くらいはしておいた方が良いのかなとも思うのですが、思うだけで全く実行しないまま現在に至るのが悲しいところです。
SNSには良い部分も勿論ありますが、中には差別や誹謗中傷がよく行われている負の側面が存在することも事実です。普通であればそれも我慢して利用するところですが、最近では個人的にどうしても我慢ならない程不快に感じたことがあったので、今回はそちらについてお話して行きます。
尚、今回取扱う話題はかなりの不快感を伴うものとなるので、特別に記事の途中から猫画像を増量しております。もし精神的な負担でめげそうになったらそちらで回復してくださいね。
はじめに

今回の話題を始める前に、その前提となる用語や基礎知識について簡単におさらいしてみましょう。
「トランスジェンダー」とはいわゆる性的少数者の一種であり、出生時の性別と自己の感覚としての性別が異なる方々を指す総称です。一般的な呼称としては心の性別が女性の方を「トランス女性」、心の性別が男性の方を「トランス男性」と呼ぶことがあります。
トランスジェンダーの中には医療的なケアが必要な方も存在しており、現在の医学上では「性別不合」又は「性別違和」という診断名で呼ばれています(いわゆる「性同一性障害」)。性別不合については心の性別が女性の方を指して「MtF」、心の性別が男性の方を指して「FtM」とも呼称されます。

トランスジェンダーと性別不合は何かと混同されがちですが、
実際には意味が異なる言葉なので正しく使いましょうね。
日本の医療業界では「性別不合に関する診断と治療のガイドライン」が策定されており、性別不合の診断はこれに則って行われることになっています。性別不合と診断された方は身体的特徴を心の性別に近付ける「性別移行」の医療行為が可能となり、正式にホルモン療法を受けることが出来る他、体質的な問題が無ければ性別適合手術を受けることも出来ます。
性別適合手術によって性器の外観が変わったとき、その身体的特徴は基本的に移行先の性別として扱われます。また、性別不合の場合は「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律(性同一性障害特例法)」によって戸籍上の性別を変更することが可能で、それら2つを行った方は個別の事情を除いて社会的・法的には移行先の性別とみなされます。

「性別適合手術によって性器の外観が変わること」を指して、
当記事では以降より「再判定」と呼称します。
また、トランスジェンダーでない方のことは区別のために「シスジェンダー」と呼ばれており、こちらは更に性別で区分して「シスジェンダー男性(シス男性)」「シスジェンダー女性(シス女性)」と呼称されることもあります。これはラテン語でトランス(trans)が「向こう側」を意味することから、その対義語として「こちら側の」を意味する接頭語のシス(cis-)が採用されたものです。
トランスヘイターについて

日本国内ではトランスジェンダーの人権保護のために様々な取り組みが行われていますが、残念ながら未だに差別的な考え方を持っている者も少なくありません。具体的には当事者に対する誹謗中傷やデマの流布を行ったり、各種店舗やサービスを利用出来ないように排斥運動を行ったり、更には直接的な暴力にまで及ぶケースも存在します。
中には実在事件の犯人をトランス認定して攻撃材料としたり、シスジェンダーをトランス認定して攻撃するケースもあり、はっきり言って社会全体にとって迷惑な存在となっています。それらに対する呼び方としては単に「トランスヘイター」や「トランスフォビア」等が使われる他、その中に女性(ラディカルフェミニスト)が多いことからそれのみを指して「TERF(ターフ)」という呼称が使われることもあるようです。

それらを総称する上で「トランスヘイター」では少々長いので、
当記事では以降より文脈場必要な場合を除いて「アバドン」と呼称します。
アバドンは現実社会だけでなくSNS等のネット上でも活動しており、その影響によって醜悪な罵詈雑言の数々が半ば強制的に大衆の目に入るわけです。まともな人間からすればそれ自体に大きな不快感を覚えるものであり、それはアバドンがどのような理屈で行動していようと関係ありません。
例えば、とあるアバドンはコスメショップでMtFらしき人が働いていたことに激昂し、その会社に対して「私の体感ではMtFのほとんどが女性を性的に見ている!だからMtFを雇うのは女性差別!今すぐ対策しろ!」といった醜悪な旨の長文クレームを入れたことをXにて自慢気に明かしていました。全体的な言動がMtFに対する差別や偏見でしかないことに加えて、そもそもその店員が本当にMtFだったのかどうかもかなり怪しく、いかにアバドンが邪悪な存在であるのかが窺い知れる一件と言えますね。

アバドン本人は自分のことを正義だと思っているかもしれませんが、
それ以外の人からすればただの異常者でしかありません。

最近では2025年の秋頃からやかましさが更に増しているようで、それはトランスジェンダー関連の話題に一切触れていないユーザーのおすすめ欄に差別投稿が表示される程です。アバドンはよく見ると昔からヘイト活動を行っている者や捨てアカウントばかりなので、絶対数はそこまで増えていない様子ですが、個々の攻撃性が異常に高まっているためにかなりの迷惑さとなっています。
特に酷かったのがとあるMtFの高校生に関する一件で、「女性として生まれて恋愛をしたかった」という旨の切実な思いの投稿に対して大量のアバドンが集って誹謗中傷を繰り返したことがありました。このアバドンの行動には多くの方から批判が殺到していますが、当のアバドンは正しいことを言っただけだと本気で思っているようで現在でも全く反省していない様子です。

筆者もこれが原因でかなり不快な気持ちになりました。
今回の記事の執筆を決めたのもこれが切っ掛けです。
他にも、最近では所謂「エプスタイン文書」が追加公開されたことが話題になっていましたが、アバドンはこれに便乗して「トランスジェンダーはエプスタインが作り出して広めた概念だ!」といったような簡単な歴史すら無視した稚拙な陰謀論まで唱え始めています。更にはこの珍説が斜め上に進化して「トランス女性は全員ロリコンだ!」だの「トランス女性を違法化しろ!」だのと妄言まで言い始めたり、正直言って「こいつらは統合失調症か何かなのか」と疑ってしまいます。

アバドンについてよく知られていることとして、アカウントを調べると所謂「ツイフェミ」や「腐女子」が多数存在していることが挙げられます。これらは性差別主義、特に男性差別に傾倒し、それ故言論も攻撃的でまともな人から嫌われている存在の代表格です。
ツイフェミや腐女子の認識はかなり歪んでおり、「男性は生まれた瞬間から女性と性行為をすることしか考えていない」「男性の行動は全て女性との性行為を目的にしている」といった前提で物事を語るので話が通じません。アバドンの場合はこの「男性の行動」にトランスジェンダーを含めているものと考えられ、トランス女性を殊更に性犯罪者扱いする理由はここにあるようです。
また、ここまでの話で何となく察した方も多いと思いますが、アバドンは主にトランス女性をターゲットにしており、トランス男性が攻撃されるのはトランス女性と間違われた場合や自分達を批判してきたとき位です。MtFは女性としての身体や生活に憧れているわけで、そんなMtFは誇れるものが何もないシス女性にとって「女性の体であるというだけで優位性を示せる相手」であり、それ故に自己顕示欲を満たすための格好の標的として狙っているのでしょう。

アバドンのもう1つの特徴として、その言動によって自分達が批判されること、特に「トランスヘイター」と呼ばれることを非常に強く嫌うことが挙げられます。これは「自分が批判されることを全く想定せずに差別を行う人」や「自身の行動に対して責任を取るということ自体を嫌う人」によく似た行動であり、アバドンが常に自分以外の誰かに負担や責任を擦り付ける生き方を送っていることが容易に想像出来ますね。
「生物学的性別」理論に対する反論

アバドンはトランスジェンダーを差別するための口実として「生物学性別」理論を使うことがよくあるので、次はこちらへの反論を行います。これは要するに「どれだけ医学的な治療を行っても性染色体までは変わらないから、性別移行を行ったとしても性別は変わらない」という主張です。
これについての反論はかなり単純な話で、「言葉の定義は使う場面によって変わる」という常識をアバドンが理解出来ていないだけの話です。性別不合の当事者が言う性別とは主に外観や社会生活、法的な扱いについての話であって、誰も生物学の話なんてしていません。
分かりやすい例として「養子縁組」という制度を挙げると、これを利用すれば実際の親子でなくても法的には親子関係になれるのが社会的・法的な常識ですよね。ですが、もしこれに対して「お前たちは生物学的な親子じゃない!だから本当の家族になれることなんて有り得ないんだ!」とか言っている奴がいたらどう感じるでしょうか。アバドンはこの鬼畜外道と同類の「自称人間自認化け物」というわけです。

この常識が無いアバドンはMtFが「女性」という言葉を使ったときに生物学上の定義を安易に当てはめ、「トランス女性は再判定をすれば生物学的にも女性になれると思い込んでいる!」とデマを流しています。そしてSNS上でMtFの当事者を積極的に探しては「お前は何をしても男だ!」と罵倒し、批判されると「私は本当のことを言っているだけだ!」と威張っている場面がよく見受けられます。

この読解力では義務教育課程をまともに終えたのかすら怪しく、
アバドンには所謂「みいちゃん」がかなりの数を占めている様子です。
MtFの当事者にとっては出生時の身体的性別が苦痛そのものなわけで、それに対して「お前は何をしても男だ!」と罵倒するのは加害でしかありません。こいつらのやっていることは不特定多数の女子高生に向けて「子供が産める体になったね」と声をかけている不審者と本質的に同じであり、こんなことを繰り返していればまともな人からは嫌われて当然です。

「生物学的性別」理論でアバドンがよく根拠として挙げる情報に、2023年6月に厚生労働省が「共同浴室は身体的な特徴で男女を扱い、体が男性で心が女性の者が女湯へ入らないようにする必要がある」という旨の通知を行ったものがあります。アバドンはこの「身体的な特徴」という言葉に生物学的な性別の定義を勝手に当てはめ、「出生時の性別が男性であれば何をしようと男性として扱うのが正義である」と主張しているわけです。
“公衆浴場や旅館業の施設の共同浴室における男女の取扱いについて“(厚生労働省より)
ですが、この通知の背景には深刻な事情が存在しており、通知の本当の意味を理解するためにはその流れを把握しなければなりません。この通知は所謂「LGBT理解増進法」の議論が行われていた当時の国会審議の場で、「この法律が出来ると再判定をしていないトランス女性が女湯に入って来るようになる!」といった旨の醜悪なデマが広がっていたことが発端となっています。
この通知はそういった状況を受けて「今まで通りの判断で行う」旨を周知するために行われたものです。この一連の流れを見れば「再判定済みのMtFの扱いには言及していない」ことは文脈から明らかであり、更に言えばこの議論自体が「再判定済みのMtFの身体的特徴は女性として扱う」という前提で進められていることが見て取れます。


社会や法律の話題に自然科学の定義を無理矢理当てはめようとするのは、
実のところ頭の悪い人間によくある行動だったりします。
その代表的な例としては「沖ノ鳥島問題」があり、これは日本の沖ノ鳥島が島(排他的経済水域を持つ陸地)に当てはまるか否かが議論されているものです。ここで言う島の定義は「国連海洋法条約第121条」を指しますが、2000年代頃には多くのネトウヨが「自然地理学上の島の定義からすれば沖ノ鳥島はどう見ても島だ!」と主張する場面がよく見受けられました。
この主張は当時のネット上でも方々から間違いだと指摘が入り、さすがに反省したのか現在のネット上でこれを言う者はほぼ存在しません。ですが、令和の現在でこれとほぼ同じミスを犯しているのがアバドンであり、要するにこいつらはネトウヨ以下の存在ということですね。
「性染色体による分類」についての反論

アバドンは生物学的性別に関連して「性染色体による分類」を主張することもあるので、一応こちらについても反論しておきます。これは要するに「浴場やトイレ等の性別で場所が分かれている施設は性染色体でどちらを使うのか決めるべき、トランス女性は男湯を使え」というもので、違反した場合は「性犯罪」で捕まるそうです。
これは反論とかそれ以前の話なのですが、国民のほとんどが性染色体検査なんて行っていない現状でどのようにこれを実行するつもりなのでしょうか。検査は不妊症等の理由が無ければ保険が適用されず1人あたり3~5万円もするのですが、これを「アバドンの我儘」を理由に強要するのであれば批判殺到は間違いなしでしょうね。
何かあるとすぐに性犯罪と言いたがるところもアバドンの稚拙なところで、日本には「性犯罪」という名前の罪が存在しているわけではありませんし、例えば女湯にシス男性が侵入したとしても適用されるのは「建造物侵入罪」であって性犯罪ではありません。アバドンの個体によっては「見る痴漢だ!」とか言い出すこともありますが、正直「何言ってんだこいつ」としか思えませんよね。

正直言ってこの主張は「女だけの街」と同類な気がします。
願望を言うだけで実現方法を全く考えていない辺りが特にそれです。

もう少し真面目な反論をすると、アバドンの主張はFtMや性分化疾患の例を挙げるだけで簡単に瓦解してしまいます。例えば、FtMはどれだけ性別移行を進めていても性染色体上は女性なので、もしこれを実行するとそれこそ「筋肉質で男性器が付いた人が女湯に入っても合法」になりますよ。
また、世の中には性分化疾患で身体的特徴に合った性別として暮らしている方や、自身が性分化疾患であることに気付かずに生活している方も一定数存在しています。もしそういった方がある日突然自身の身体的特徴と異なる浴場やトイレを使うよう強要されるとすれば、それこそが重大な性差別であり加害行為に他なりません。

この反論は当然ながら様々な方が行っていますが、
それに対してまともに再反論が行われている場面は見たことがありません。
これらの例示から分かるように、性染色体による利用施設の区分には合理的理由が存在せず、単に「気に入らない相手を追い出したい」という目的ありきでそれに都合の良い理屈として性染色体を持ち出しているに過ぎません。このように「一方の属性に不利益を与え、且つその判断にとって本来不要な基準による区別」は日本の法学上で「間接差別」と呼ばれており、アバドンの主張を実際に行うとこの間接差別という不法行為に該当する可能性があります。

そもそもの話として、トランス女性の女湯利用については「再判定済みのMtF」の話であって、当事者が「全てのトランス女性が女湯に入れるようにすべき」だなんて言ったという話は聞いたことがありません。それをアバドンはトランス女性全般と再判定済みのMtFをごちゃ混ぜにして考え、「チンコが付いた男が女湯に入れろと言っている!」と古のデマを壊れたレコードのように繰り返しており、やはりこいつらとはまともな対話が不可能なようです。
ちなみに、トイレについては浴場のような風紀に関するルールが無く、それに加えて日本のトイレは基本的に個室が設置されているので体を露出することもありません。最終的には施設管理者の判断によるものの、性別不合の方が心の性別に合わせてトイレを利用したとしても直ちに違法ということにはならないようです。














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