住信SBIネット銀行は国内における代表的なネット銀行であり、ITを活用した様々なサービスが提供されています。特に会員ランクに応じて他行振込やATM入出金の手数料無料回数が付与されるサービスは汎用性が高く、誰にとっても便利に使える口座となっていますね。
こちらは独自の店舗を持たないネット銀行なので入出金は提携銀行のATMを利用しますが、近い内にこちらの提供条件が変更される予定となっています。地味ながら影響の大きい要素でもあるので、興味のある方は一緒に情報をチェックして行きましょう。
概要
今回取扱うトピックはこちらです。
“ATM手数料改定のお知らせ“(住信SBIネット銀行より)
住信SBIネット銀行では2024年12月1日から、ATMで入出金を行った際の料金体系が変更される予定となっています。変更は主にスマートプログラム対象支店に向けて行われ、具体的には通常の方法で開設されるフルーツ名の支店、SBI証券NEOBANKのイルカ支店やクジラ支店、「口座引落アシスト」の個人向けサービスで提供されるツツジ支店が対象となっています。
住信SBIネット銀行では「手数料ゼロの新時代」を謳っており、
今後はスマホの活用が強化されて行くのかもしれませんね。
対象の支店では「アプリでATM」が優遇され、そちらを利用した場合の入出金手数料が完全無料化する予定となっています。その一方でスマプロランクに応じて適用されるATM手数料無料回数は廃止されるらしく、キャッシュカードでは逆に完全有料化となるようです。
住信SBIネット銀行では根本のATM手数料自体にも変更が加えられる予定となっており、キャッシュカードでゆうちょ銀行ATMを利用した際の手数料は3倍の税込330円に値上げされます。提携NEOBANK支店含む個人向けサービスではコンビニATMも値上げ対象となり、セブン銀行・ローソン銀行・イーネットのATM手数料は税込165円となる予定です。
提携NEOBANK支店等のATM手数料無料回数に変化は無い様子なので、
そちらで出金する分には今までとあまり変わらないかもしれませんね。
また、現在ではJR東日本の駅ビル等に設置されたビューアルッテで出金のみ可能となっていましたが、こちらは取扱自体を今後廃止する予定となっています。こちらの具体的な日時は決まっていない様子ですが、決まった際には別途アナウンスされるそうです。
※2024年11月15日 更新
ATM手数料の改定予定が一部変更され、キャッシュカード利用時にもスマプロランクの手数料無料回数サービスが適用されるようになりました。
“住信SBIネット銀行、ATM手数料ゼロの新時代へ~「アプリでATM」利用手数料完全無料化 + キャッシュカード利用でも一定回数まで無料~“(住信SBIネット銀行公式より)
筆者の感想
住信SBIネット銀行と言えば、現在ではキャッシュカードの発行が任意になっており、デビットカードも基本的にバーチャルカードの形態で提供されていますよね。2024年10月からは全ての支店でカードの発行が有料化する予定にもなっているので、もしかするとキャッシュカードの存在自体にメスを入れようとしているのかもしれませんね。
もし通常支店や一部NEOBANKでキャッシュカードが欲しい方の場合、
現在以上の延長が無い限りは2024年9月中に発行申請をしておきましょう。
現在の住信SBIネット銀行ではことら送金にも対応している他、提携NEOBANK支店等ではATM手数料無料回数が継続されます。もしキャッシュカードによるATM出金が必要となる場合でも、そちらを活用すれば他に代替が効くのでそこまで困ることにはならないはずです。
ATM入出金がスマホ中心になると窮屈に感じる方も多いかもしれませんが、筆者としてはその負担軽減分で他のサービスが強化されることに期待したいところです。住信SBIネット銀行では先進的でお得なサービスを提供しているので、今後も様々な形で活用して行きましょうね。
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