カブアンドは一部界隈で有名な前澤友作が始めたインフラ系のサービスであり、還元制度として自社株式の引換え券を配布していることが特徴です。ただし、このサービスについては不安定な還元制度が世間から批判されている他、それ以前に規約自体にも大きな問題があるので当サイトでも以前取り上げていました。
カブアンドは一時停止していた新規契約受付を2025年1月20日に再開しましたが、この後にちょっとした炎上騒動が発生していたようです。これは他のサービスにとっても教訓となるような一件なので、興味があれば一緒に情報をチェックして行きましょう。
概要

今回取扱うトピックについては一次情報を示すことが難しいため、その情報を発信しているSNSの投稿を代わりにご紹介します。
カブアンドのウォーターとモバイルのキャンペーンが始まりましたが、サービス開始直後に申し込んだ人損してない?😥#カブアンド pic.twitter.com/ts424OEG6q
— みんなのごーやん😈 (@MinnaNoGoyan) January 26, 2025
カブアンドはウォーターサーバーとスマホ回線のサービスについて、2025年1月下旬頃に新規開設者向けのキャンペーンを開設していました。ウォーターサーバーの期間は2025年1月24日~31日まで、スマホ回線については2025年1月26日~2月2日までに行われていたようです。
キャンペーンの対象者にはウォーターサーバーの新規契約で株引換券4,000枚、スマホ回線の新規契約で株引換券1,000枚が配布されます。基本的には消費者側にとって有利なキャンペーンなので「お得ですね」とでも言って終わる話なのですが、今回はこのお得さこそが最大の問題として炎上しています。
カブアンドの開始日は2024年11月20日であり、それと同時に契約した場合にはキャンペーンの開始日まで最大限長く見積もっても2ヶ月程度しか経過していません。2か月間で上記2種のサービスを利用したと仮定して、有料プランを契約した上でよほど使い込まない限りはキャンペーンの配布枚数に届かないはずです。

仮にそこまでしてキャンペーン以上の引換券を入手したとしても、
結局は他社のサービスを使った方がお得という結果になりそうです。
また、カブアンドの契約受付再開日は1月20日であり、キャンペーン開始日との間に数日間のズレがあることも炎上に拍車をかけていました。再開してからすぐに申込を行うとキャンペーン対象外になってしまうため、該当の方からすれば大損をした気分になることが容易に想像出来ます。
正直に言いますが、もしかするとカブアンドは実際の契約者数がかなり少ないのではないでしょうか。契約者受付を再開してから数日間の契約者数が思ったように伸びず、その対策としてインパクト重視のキャンペーンをその場凌ぎに拵えた、と考えればこの失策にも説明が付きます。
SNS等では今回のキャンペーンによって大損した気分になった初期契約者の声が多いようで、中には解約まで考えている方もいるようです。せっかく事業に興味を持ってくれた方に対して自分から水を差すような真似をするとは、やはりカブアンドは初めから契約しないに限りますね。

前澤友作は本当に自らの力でZOZOを大きくした実業家なのか、
正直そこから疑わしく思ってしまいますよね。
今回の一件はダメなキャンペーンの代表例として、カブアンド内部に留まらず様々な業界で情報共有して欲しいところです。特にキャッシュレス決済ではお得さの実感こそが事業拡大の原動力となるので、消費者がいつでも満足出来るサービスがもっと増えることに期待しています。
※2025年2月20日追記
どうやら、カブアンドは2月18日・19日からまた同じようなキャンペーンを始めているようです。前回の炎上から全く学んでいない様子なので、これからも様々な失策を続けるのかもしれませんね。
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