現代の日本社会ではキャッシュレス決済の普及が進められていますが、それにはセキュリティの向上が常に課題として存在しています。特にブランドカードについては不正利用の被害が未だに多く存在するため、過去には利用方法の変化を伴う程の革新が何度か行われて来ました。
最近では非接触決済手段の普及や3Dセキュア2.0の義務化等も行われましたが、ブランドカードではそれ以外の変化も起こっているようです。今回は少々短めの紹介にはなりますが、興味があれば一緒に情報をチェックして行きましょう。
概要

今回取扱うトピックはこちらです。
“クレジットカードのサイン認証、3月末で廃止 暗証番号必須に“(Impress Watchより)
ブランドカードを実店舗で利用する際には基本的に本人認証が行われ、現在では多くの場合で暗証番号が利用されています。以前は一部の業界や店舗を中心にサインによる認証(PINバイパス)が用いられていましたが、このPINバイパスは2025年4月から原則として廃止されたようです。
PINバイパスはブランドカードを利用する際、暗証番号を忘れてしまった場合の代替手段として残されていました。ですが、不正利用を防止するために必要であること、近年の調査で暗証番号をしっかり覚えている方が多いというデータがあること等により廃止が決定されたようです。

なお、少額の決済で認証不要とする「PINレス取引」については
今後も継続されるようです。
日頃からお買い物でクレジットカードをよく活用されている方であれば問題は無いと思いますが、たまに利用する程度の方であれば少し注意しましょう。この機会にお持ちのカードの暗証番号を一度確認するか、又はコード決済や非接触決済等の他の手段を活用する機会を増やすのも良いかもしれません。
ブランドカードでは今後もセキュリティの向上が続けられる様子であり、例えばMastercardでは磁気ストライプが段階的に廃止される予定となっているそうですね。キャッシュレス決済はこれからも様々な変化を遂げて行く様子なので、これからも注目して行きたいところです。
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