WebMoneyはauペイメントが1998年から提供してきたサービスですが、こちらは2026年3月31日付けでビットキャッシュへ事業が承継されます。これに伴ってWebMoneyプリペイドカードも段階的にサービスの終了が予定されており、現在ではカードの決済利用まで終了しているようです。
ですが、こちらの記事については記録の意味も込めてしばらく残しておこうと思います。何かのアイデアを生み出すためのヒントとして、或いは一つの読み物としてお楽しみください。
サービス概要
WebMoneyプリペイドカードとは、以前auペイメント株式会社が提供していたブランドプリペイドカードのことです。事前にチャージした残高を利用して、MastercardブランドやWebMoneyを利用した決済が可能となっていますね。
カードを発行する場合はスマホアプリ「WebMoneyウォレット」を利用する他、本人限定カードではウェブ申込も受付けていました。発行は日本在住であれば誰でも可能でしたが、未成年者が本人限定カードを発行する場合は親権者の同意を必要とします。

本人限定カードでは本人限定郵便による本人確認が必要となりますが、
「特定事項伝達型」という形式なので学生の方には難しいかもしれません。
まずは、WebMoneyプリペイドカードの基本的なサービス概要を見ていきましょう。
| サービス概要 | 摘要 | |
|---|---|---|
| 提供会社 | auペイメント | |
| 国際ブランド | Mastercard | |
| ICカード | 本人限定カードに付帯 | |
| 電子マネー | WebMoney | |
| 発行手数料 | 無料 | |
| 年会費 | ||
| 為替手数料 | 税込4% | |
| 出金手数料 | 200円+税 | 月2回目以降 |
| 本人限定カードのみ可能 | ||
| 還元率 | – | 還元サービス無し |
| 残高上限 | 100万円 | |
| 残高有効期限 | カードが更新されないとき | 更新条件は非公開 |
| チャージ方法 | コンビニATM | セブン銀行/ローソン銀行 |
| 店頭 | ローソン/auショップ | |
| ブランドカード | 無記名カードのみ | |
| 銀行口座 | 本人限定カードのみ | |
| 決済上限 | 月間10万円 | 無記名カード |
| 3Dセキュア | – | |
| 補償 | 不正利用補償 | 本人限定カードのみ |
| 12か月間で2回まで | ||
| 優待 | – |
カードには本人確認不要のWebMoneyプリペイドカードLite(無記名カード)と、本人確認を必要とするWebMoneyプリペイドカード(本人限定カード)が存在します。それぞれでチャージ方法や使える場面が少し異なり、残高についても個別に持っています。

2枚のカードは、それぞれ1枚ずつ発行することが可能です。
どうしても2枚欲しい場合はご検討ください。
カードの残高確認や設定・管理等には、WebMoneyウォレットアプリを利用します。カードを発行した際は、必ずアプリへの登録が必要になることも覚えておきましょう。
WebMoney

WebMoneyとは、auペイメントが提供するネット型電子マネーのことです。基本的にはギフト券のような形式で発行されるサービスであり、パスワード入力によるネット決済を行います。
WebMoneyプリペイドカードではWebMoneyによる決済機能が付帯しており、パスワードはカードの裏面に記載されています。また、専用アプリで設定したメインカードの残高を直接利用して決済を行うことも可能ですね。

WebMoneyは公式の決済フォームを利用するので、
決済の安全性を高めるには便利な手段ですよ。
ただし、WebMoneyプリペイドカードでは通常のWebMoneyと異なり、複数枚のWebMoneyと併用することが出来ません。もし残高不足があった場合は、カードへのチャージで対応してくださいね。
WebMoneyについてはこちらで扱っているので、よろしければ併せてお読みください。
チャージ方法

WebMoneyプリペイドカードへのチャージ方法としては、主に現金・ブランドカード・銀行口座を利用します。この内、ブランドカードチャージは無記名カード、銀行口座については本人限定カードのみが使えることを覚えておきましょう。
現金でチャージする方法としては、ローソン店頭・ローソン銀行ATM・セブン銀行ATM・auショップ・自遊空間店内が用意されています。チャージ金額は手段によって異なりますが、ATMを利用すれば1,000円単位50万円までのチャージが可能ですよ。
ブランドカードでは3Dセキュア認証が必要であり、国際ブランドとしてはMastercardとAmerican Expressが対応しています。それ以外にも一部発行元が指定されているので、該当のカードをお持ちであれば利用してみましょう。

少しでもお得さを重視したい場合は、
無記名カードを使うと良さそうですね。
ウォレットサービスとしての利用

WebMoneyプリペイドカードでは、本人限定カードの残高に限り送金や出金に利用可能です。ご家族やご友人がWebMoneyプリペイドカードをご利用中の場合は、こちらの機能を利用しても良いかもしれませんね。
送金や出金等の申請を行う場合は、WebMoneyウォレットアプリを利用します。送金ではQRコードを利用して対面で送ることも可能な他、送金用URLを作成してSNS等を利用して送ることも可能ですよ。
出金申請は1,000単位且つ1回10万円まで可能であり、月1回であれば出金手数料は無料です。出金を行いたい場合は、ローソン銀行やセブン銀行のATMにカードを持って行きましょう。

残高が想定以上に余ってしまった場合等、
必要であれば出金を活用してくださいね。
WebMoney PINCOM

WebMoney PINCOMとは、auペイメントが提供するギフト券専門のオンラインショップのことです。こちらでのお買い物をする場合、WebMoneyプリペイドカードの本人限定カードのみが使えます。
ショップが対応しているのは、Google Payギフト・ニンテンドープリペイド番号・プレイステーションストアチケット・Amazonギフト券の4種類です。これらを手軽に購入したい場合は、こちらのサービスを利用しましょう。

こちらではキャッシュバックキャンペーンが時々開催されているので、
お得にギフト券を購入したい場合の選択肢としてお考えください。
セキュリティ

WebMoneyプリペイドカードでは、専用アプリからカードの決済機能を一時停止することが可能です。もしカードを利用しない期間がある場合は、こちらを設定しておけば不正利用を未然に防ぐことが可能ですね。
もしMastercard決済による不正利用が発生した場合は、本人確認カード限定でMastercard Prepaid付きWebMoney Cardに関する特約第11条による補償がされます。必要な方は管轄の警察組織に被害届を提出した上で、速やかにお問合わせを行ってくださいね。

補償の申請期間等は明記されていませんが、
発覚後は直ちに連絡して欲しいそうです。
WebMoneyプリペイドカードの使い方

WebMoneyプリペイドカードには、似たようなサービスとしてau PAYプリペイドカードが存在します。もしWebMoneyプリペイドカードを利用する場合は、そちらのカードとの差別化を意識してみましょう。
au PAYプリペイドカードでは、決済金額200円につき1ポイントのPontaが還元されます。チャージ方法についてはあまり変化が無いので、お得さを目的とする場合はau PAYプリペイドカードを利用した方が良さそうです。
WebMoneyプリペイドカードが優れているのは、その発行難易度ですね。こちらでは特定サービスを利用している必要が無いので、本人確認書類の用意が可能であれば簡単に発行出来ますね。

不正利用補償の規約も微妙に異なるので、
そちらを重視して選択しても良いですね。
また、WebMoneyプリペイドカードでは本人限定カードのみですがICチップが付帯しています。実店舗決済での安全性を考慮する方であれば、こちらを選択しても良いかもしれません。
WebMoneyプリペイドカードの注意点
不正利用補償について

WebMoneyプリペイドカードでは本人確認カード限定で不正利用補償が付帯していますが、こちらでは過去12か月間で2回までが補償上限となっています。カード情報を盗まれて複数回の不正利用があった場合は、補償が不十分になる可能性があることに注意しましょう。

不正利用補償を確実に受けるために、
決済履歴等はこまめに確認しましょう。
また、こちらのカードにおける補償ではWebMoneyによる不正利用が対象外となっています。決済時のセキュリティが高い決済方式とは言え、パスワードの流出や詐欺には十分に注意してくださいね。
カードの再発行

WebMoneyプリペイドカードには有効期限が存在し、それが切れる前に提供会社の基準を満たしていた場合はカードの更新が行われます。しかし、この更新条件については公式からの提示がありません。
もし更新手続きが行われなかった場合は、期限後まで余っていた残高が失効してしまいます。不正利用の危険性と合わせて考えると、残高は可能な限り少なめにチャージして使うのが良いでしょうね。

恐らくは特定期間での決済が条件となっているはずなので、
更新したい方は定期的にカードを使うようにしましょう。
サービス終了について

長らく提供されてきたWebMoneyプリペイドカードでしたが、2026年3月31日に向けて段階的にサービスを終了することが予定されています。期日以降に残高が残っていた場合には払戻しも予定されているので、必要となった際にはそちらの情報もチェックしておきましょうね。

WebMoney自体はビットキャッシュ側で継続されるので、
WebMoneyのシートやギフトカードは今後も利用出来ますよ。
WebMoneyプリペイドカードのサービス終了日程
- 2025年12月23日午前11時:カードの新規発行受付終了
- 2026年1月15日午後3時:カードチャージ・銀行口座チャージ・送金・払出の受付終了
- 2026年2月1日午前0時:カードの有効期限更新の終了
- 2026年2月27日午後3時:カードの再発行受付終了
- 2026年3月下旬:コンビニの店頭やATMによるチャージ受付終了(予定)
- 2026年3月31日午後3時:Mastercard・WebMoneyによる決済の停止
- 2026年4月1日:カード残高の払戻し受付開始(予定)
- 2026年9月30日午後3時:WebMoneyウォレットアプリの終了
決済サービスの事業承継に伴うサービス終了ということで、これに関しては原因がどうのこうのと考えてもあまり意味が無い気がしますね。ただし、近年のWebMoneyプリペイドカードについては正直存在意義を失っている部分があることも事実だったので、例え継承が無かったとしてもサービス終了する可能性はありました。
2024年4月にはau PAYプリペイドカードがリニューアルされ、au PAYアプリで本人確認を行えば誰でも発行出来るようになっていました。WebMoneyの合算機能が残っていればまだ使い道があったかもしれませんが、そちらが削除されて久しい状況では単なる下位互換と言っても過言ではありません。
更に、今後のMastercardブランドでは磁気ストライプによる決済の廃止が予定されているため、ICカード化されていない無記名カードは何れにしても廃止する必要があったはずです。これについてもau PAYプリペイドカードではICカード化が図られているため、それと比較して考えるとサービス終了は以前から計画の内にあり、事業承継を機会に実行したのかもしれませんね。

WebMoneyウォレットやカード自体の提供条件もかなり複雑だったので、
せめてそこだけでも解消されていれば未来は変わっていたのかもしれません。
まとめ
WebMoneyプリペイドカードは無記名カードであれば本人確認が不要で、本人限定カードは手軽に発行可能なICチップ付帯カードとなっています。より手軽にブランドカードを利用したい場合、このカードには一定の価値が存在していたかもしれませんね。
その一方で、チャージ方法の融通が利かないことを始めとして、WebMoneyのウォレットアプリとしては使いにくい面が目立ったことも事実です。今後は段階的にサービスが終了してしまいますが、幸運なことに丁度良い移行先としてau PAYプリペイドカードがあるのでそちらを使って行きましょうね。

ここまでご覧いただきありがとうございます。
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