SDカードの解説!より安く購入したい場合の目安と注意点

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SDメモリーカードは記録メディアの一種であり、現在ではスマホやゲーム機等を始めとした様々な電子機器で利用されています。SDカードはより品質が良いものを選択したいところですが、そこで現れるのが値段の問題です。

家電量販店等でより高性能なSDカードを購入しようとすれば万単位のお金を消費することも珍しくないので、出来ることならばより安いものを購入したいところですよね。その場合には並行輸入品を購入することも1つの手段ですが、中には悪質な業者も多いので注意しなければなりません。

今回は、SDカードの購入方法について考えて行きましょう。

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SDカードの規格について

SDカードには単純な形状の違い以外にも様々な規格が存在しており、適切な製品を購入する場合にはその把握も大切です。SDカードのパッケージには様々な記号が書かれていますが、まずはその意味を知るところから始めましょう。

もし高性能なSDカードを購入したとしても、利用する機器がその規格に対応していなければ宝の持ち腐れになってしまいます。そのため、SDカードを購入する際には取扱説明書等で事前に利用予定の機器の仕様をチェックしておき、丁度良い性能の製品を選択することで支出を抑えることが出来ますよ。

カノケイト
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SDカードは数年経てば同性能でも値段が安くなるため、

将来性を考慮してオーバースペック気味の製品を購入する必要はありません。

1つ目としては対応する容量やフォーマットの違いによる分類があり、現在では主に最大32GBまで対応可能なSDHC、それ以上の容量(最大2TBまで)であればSDXCが流通しています。ちなみに、近年では最大128TBまで対応する超大容量なSDUCという規格も存在するようですが、2025年現在でこちらについて考える必要はあまり無いと思います。

最新の機器ではSDXCを選択すれば間違いありませんが、一世代前の機器や32GBまでしか対応しない機器ではSDHCも視野に入れておきましょう。また、古い容量規格のSDカードを新しい容量規格の機器で使うことは可能ですが、逆に新しい容量規格のSDカードを古い容量規格の機器で使うことは基本的に出来ないので注意が必要です。

2つ目としてはデータの転送速度に関する規格があり、現在では主に最大104Mb/sのUHS-I、最大312Mb/sのUHS-IIが流通しているようです。他にも規格では最大624Mb/sのUHS-III、最大985Mb/sのSD Express等が存在しています。

こちらは容量規格のロゴの右下部分に数字で表示(Express対応の製品はExで表示)されている他、UHS-II以上ではカードの端子自体が増加しているためそれによる区別も付きます。ちなみに、SD ExpressはUHS-Iのみ互換性があるようで、UHS-II以降の対応機器で利用してもUHS-Iとしてしか認識されないようです。

カノケイト
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Nintendo Switch2ではSD Expressカードのみ対応する様子なので、

購入予定の方はそちらのSDカードも今から探してみましょう。

また、SDカードではデータの転送速度に関していくつかの指標が設定されているので、製品を選択する際にはそちらも併せてチェックしておきましょう。転送速度の指標は一般的なものだけでなく、用途毎に様々なものが存在する様子ですね。

SDカードデータ転送速度の指標(一部)

  • スピードクラス:数字の入った〇マークで表示され、最低速度保証を2・4・6・10の4段階で表している。最大のクラス10で最低10Mb/s。
  • UHSスピードクラス:数字の入ったUマークで表示され、最低速度保証を1・3の2段階で表している。最大のクラス3で最低30Mb/s。
  • ビデオスピードクラス:「V」と数字のマークで表示され、最低速度保証を6・10・30・60・90の5段階で表している。最大のV90で最低90Mb/s。
  • アプリケーションパフォーマンスクラス:「A」と数字のマークで表示され、ソフトウェアの起動しやすさを1・2の2段階で表している。最大のクラス2でランダムリード最低4,000IOPS、ランダムライト最低2,000IOPS、処理速度最低10Mb/s。
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並行輸入品を購入する場合

国内の家電量販店等でSDカードを購入しようとすると値段が高めですが、より安く購入したい場合は並行輸入品を探すのも1つの手です。並行輸入とは海外のショップで商品を買い付ける形で行われる輸入のことで、SDカードに関しては様々な事情から正規輸入品よりもかなり安い値段で購入することが出来ます。

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日本語の表記が無い、サポートが受けられない等の短所もありますが、

同企業の同位製品であれば性能に違いはありません。

並行輸入品は活用出来れば非常に重宝する反面、気を付けなければならないのが購入する業者の選定です。格安のSDカードを扱うショップの中には偽物を販売している悪質な業者も存在しているので、購入する際にはそれらに引っ掛からないように注意する必要があります。

安全性の高さで評価の高い並行輸入品の業者としては、昔から「風見鶏」というショップの名前がよく挙がります。こちらは楽天市場やYahoo!ショッピング等でも出店している様子なので、格安のSDカードが欲しい場合は取り敢えずで風見鶏を選んでおくのもおススメですよ。

風見鶏で購入したけど一応警戒したいという場合や、他のショップも検討したいという場合は、商品を購入する前や到着後に外見や詳細情報をチェックしてみましょう。例えばSDカードの印字がどこか変だったり、UHS-II対応のはずなのに端子が少なかったり等のおかしな部分があれば偽物の可能性があります。

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偽物のSDカードは中国の業者が出品していることも多いので、

購入前に出品者の情報をチェックすることも有効です。

また、偽物のSDカードはデータ転送速度を偽って販売している場合の他、機器側にSDカードの容量を誤認識させる改竄を行っていることがあるのが厄介です。データ容量が偽装されたSDカードでは実際の容量を超過したとしても無理矢理記録を続けようとするため、使い続けると容量が超過した先から順次データが破壊されて行くことになります。

SDカードの偽装をチェックしたい場合、データ転送速度では「CrystalDiskMark」、容量偽装では「H2TestW」といったツールで調べることが出来ます。大切なデータを壊さないためにも、もしそのようなSDカードが見つかった際には絶対に利用しないでくださいね。

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