日本国内におけるキャッシュレス決済はブランドカードが中心であり、利用方法も様々に変化を遂げています。近年ではセキュリティや利便性を理由として、NFC Payと呼ばれるタッチ決済が増えてきました。
NFC Payは加盟店が限られていますが、カードとしては導入コストの安さから大抵が対応しています。切っ掛けさえあれば劇的に普及することが考えられますが、今回楽天ペイからそれに関連した情報があったので見ていきましょう。
概要

今回取扱うトピックはこちらです。
「お店の「楽天ペイ」、クレカのタッチ決済に今秋対応」(Impress Watchより引用)
この話題における楽天ペイ(実店舗決済)とは、店舗側のキャッシュレス決済導入サービスを指します。専用のアプリやカードリーダーを店舗に導入することによって、楽天ペイを始めとした様々な決済サービスに対応することが出来ます。
楽天ペイ(実店舗決済)ではカードリーダーを利用した電子マネー決済も可能で、現時点ではSuicaや楽天Edyを始めとした「Felica」の国内決済サービスの多くに対応しています。それに加えて、今年秋からはブランドカードのタッチ決済であるNFC Payにも対応する予定です。

楽天ペイアプリがおサイフケータイに対応するわけではないので、
そこは読み間違えないようにしましょう。
タッチ決済に対応する国際ブランドは、VISA・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・Discoverの6ブランドです。現在カードリーダーで対応している国際ブランドが、そのままNFC Payに対応する形ですね。
楽天ペイ(実店舗決済)では以前からタッチ決済対応の要望が多かったらしく、それらに応えた形で決定されたようです。対応後にタッチ決済を利用するためには、アプリやカードリーダーのアップデートを行うだけで導入出来ます。
考察

NFC Payは国際ブランド毎に利用可能な非接触決済サービスであり、暗証番号の入力等も不要なのでスピーディな支払いが可能となるため利便性が高い方式です。店員にカードを渡す必要が無いためセキュリティが高く、海外での普及率が高い決済手段ですね。

NFC Payが普及した国としてはオーストラリアが有名で、
カード払いはタッチ決済しか対応していないそうですね。
日本国内では東京オリンピックを契機として、「VISAのタッチ決済」であれば普及に力を入れている様子が見られます。ですが、それでもまだ使える場面が限られているというのが正直なところですよね。
楽天ペイ(実店舗決済)が今回の対応を行うことにより、国内におけるNFC Payの対応店舗は大きく増えるはずです。NFC Payは潜在的なユーザーが非常に多い決済手段なので、キャッシュレス決済としての利便性が高まりそうです。
NFC Payはデビットカードに付帯されていることも多いので、学生から使えるという特徴も持つ決済手段です。NFC Pay自体はキャッシュレス決済の初心者にも使いやすいので、今回の話題も含めてこれからの展開に期待して行きたいですね。

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