ブランドカードはキャッシュレス決済における中心的な手段ですが、国際ブランドのほとんどはアメリカの企業です。これを特定の国や地域で停止すれば簡単に経済制裁が出来てしまうため、時に国際ブランドは外交圧力の手段として使われることがあります。
特にVISAとMastercardの2大ブランドは絶大な影響力を持っており、今回もあるサービスが新たに規制対象となった様子です。これによって影響を受ける方も多いと思われるので、興味があれば一緒に情報をチェックして行きましょう。
概要
今回取扱うトピックはこちらです。
“【お知らせ】当社通信販売におけるVisa・Mastercard利用停止について“(とらのあな公式より)
“-お知らせ-【重要】Visa、Mastercardをご利用のお客様へ(2024.08.09 掲載)“(とらのあな通信販売より)
同人作品の通信販売サイト「とらのあな」は2024年8月13日から、決済方法として国際ブランドのVISA及びMastercardを停止する予定となっています。もし対象の2ブランドを現在利用している方の場合、そちらは一旦削除して別の方法を使うようにしましょう。
取り扱い停止の理由としては「停止せざるを得ない状況」となった旨を明かしており、
詳細は不明ですがどうにも不穏な感じがしますね。
現在のとらのあなでは上記以外の国際ブランドとして、JCB・American Express・Diners Clubも利用可能となっています。今後も支払い方法としてブランドカードを利用したい方で、まだそれらのカードを持っていない場合は新規発行も検討してみましょう。
国内のコンテンツ業界では国際ブランドの取り扱い停止が相次いでおり、最近ではDLSite・ニコニコ・ファンティアといったサービスの規制が話題になっています。これらは欧米の価値観を基準とした表現規制が理由と考えられており、現状ではJCB以外の国際ブランド全てにそのような動きがあるようですね。
欧米の所謂ポリコレには黄色人種差別を正当化しようとする側面があるので、今後の国内コンテンツ業界では海外の影響を受けない国産のJCBブランドが重要な存在となります。JCBでは加盟店毎にお得な特典を持つカードもいくつか存在するので、それらではJCBを優先的に利用してサービスの維持に貢献するのも良いかもしれませんね。
また、もしJCBしか使えないネット加盟店でポイントの多重取りを考えたい場合、ブランドプリペイドカードのMIXI Mカードが有効活用出来るかもしれません。こちらは現在JCBのバーチャルカードでも3Dセキュア認証に対応しているので、必要であればこちらも検討してみましょう。
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