ソニー銀行の考察!優秀な会員ランクと外貨預金のネット銀行

銀行

SONYと言えば、日本を代表する電子製品の大企業ですよね。SONYは様々な分野への事業展開も行っており、銀行サービスのソニー銀行もその1つです。

ソニー銀行は使いやすいサービスが豊富なネット銀行であり、資産をより有効活用したい場合にも重宝します。デビットカードサービスもお得で便利なので、様々な用途で活用出来そうですね。

今回は、ソニー銀行について考察していきましょう。

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サービス概要

ソニー銀行とは、ソニー銀行株式会社が提供するネット銀行のことです。独自の店舗やATM等を提供しない分、サービス内容が優れていることが特徴ですね。

口座開設は誰でも行うことが可能ですが、15歳未満の方は親権者の同意を必要とします。また、15歳未満の方および他国籍の方は申込方法が郵送に限られている注意しましょう。

カノケイト
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ソニー銀行の口座開設申込みに当たって、

別途アカウントサービスは必要ありません。

まずは、ソニー銀行の基本的なサービスを見ていきましょう。

サービス概要内容
提供会社ソニー銀行
金融機関コード0035
ATM入金手数料無料
ATM出金手数料100円+税無料回数サービス有り
振込手数料無料同行口座間
100円+税他行口座宛
無料回数サービス有り
定額自動入金5件まで5日又は27日で4営業日後
Pay-easy
普通預金金利0.2%
定期預金金利0.3~0.7%預入期間により変動する

口座残高の確認や振込等の操作を行う場合、公式サイトから提供されているネットバンキングにアクセスします。スマホでは専用の口座アプリも提供されているので、手軽に操作を行いたい方はそちらを活用してくださいね。

カノケイト
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ソニー銀行では定期的にキャンペーンを開催しているので、

そちらも時々確認してくださいね。

振込手数料は通常でも月1回までは無料ですが、各種サービスを活用することで無料回数を増加させることも可能です。また、ソニー銀行口座間での振込手数料は常に無料なので、取引等で定期的にソニー銀行へ振り込む方であれば更に口座を活用出来そうですね。

提携ATM

ソニー銀行は自社のATMを提供していませんが、提携銀行のATMから入出金等の操作が可能です。もし現金から直接入金を行いたい場合は、以下の提携ATMをご活用ください。

ソニー銀行の提携ATM

  • 三菱UFJ銀行(一部硬貨取扱い有)
  • 三井住友銀行(一部硬貨取扱い有)
  • ゆうちょ銀行
  • イオン銀行
  • セブン銀行(スマホATM対応)
  • ローソン銀行(スマホATM対応)
  • イーネット

ソニー銀行で硬貨を取扱いたい場合は、メガバンクの一部ATMであれば対応しています。地味ながらネット銀行では便利なサービスですが、各銀行ATM毎の硬貨取扱手数料は必ず確認しましょう。

カノケイト
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2025年5月以前に発行されたSony Bank WALLETを利用する場合、

ATMにはICチップが付いていない側から挿入してくださいね。

引出し上限は1日最大200万円までとなっており、これは範囲内で自由に設定することも可能です。また、ローソン銀行とイーネットでは入金1日50万円、出金1日20万円が上限となっているので注意しましょう。

また、現在のソニー銀行アプリはスマホATMに対応しており、セブン銀行ATM・ローソン銀行ATMではキャッシュカードが無くてもスマホだけで入出金等が可能となっています。手数料体系や利用上限等はキャッシュカード利用時と変わらないので、より手軽にATMを利用したい場合にはこちらも活用してみましょうね。

おまかせ入金サービス

ソニー銀行では「おまかせ入金サービス」という定額自動入金に対応しており、他行の自己名義口座から資金を自動で入金することが出来ます。こちらのサービスは手数料無料で使えるため、定期的な資金の補充や資金移動等に重宝しますよ。

おまかせ入金サービスでは1万円以上1,000円単位で5件まで申請可能で、引落日として毎月の5日又は27日を設定します。指定した口座からは設定日(休日の場合は翌営業日)に引落しが行われ、ソニー銀行口座には引落しの4営業日後に入金されます。

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定額自動入金による引落しは毎月同じ日に行われるわけではないので、

引落し日はある程度余裕を持って設定するようにしましょう。

定額自動入金に指定可能な金融機関は多く存在しますが、一部ではネットバンキングの契約が必要なので覚えておきましょう。また、おまかせ入金サービスを新規設定又は削除した場合、その反映は8営業日以降となっています。

Club S

ソニー銀行では「Club S」という会員ランク制度が用意されており、お持ちの口座の月間利用状況に応じてサービスが優遇されます。ステージは条件を満たした翌々月に適用されるので、余裕があればより高いランクを目指してみましょう。

まずは、ステージの判定条件を見て行きましょう。

Club Sのステージ判定条件

  • ステージ無し:初期状態
  • シルバーステージ:預金残高300万円以上、又は外貨積立と投信積立のどちらかを月間3万円以上購入
  • ゴールドステージ:外貨預金・投資信託・ロボアドバイザーの合計残高500万円以上
  • プラチナステージ:外貨預金・投資信託・ロボアドバイザーの合計残高1,000万円以上

特殊な判定条件(重複可)

  • 住宅ローンを契約している場合はステージ1段階アップ
  • FX取引の月間取引枚数が1,000枚以上であればステージ1段階アップ

ソニー銀行では「WealthNavi for ソニー銀行」というロボアドバイザー投資サービスがあり、こちらの利用金額もステージ判定対象となります。ただし、他の条件では月末時点が判定対象ですが、こちらは毎月20日時点が判定対象となるので覚えておきましょう。

シルバーステージの判定条件には主に預金残高と投資サービスの2つが用意され、どちらか一方の条件を満たせば適用されます。月300万円の円預金を用意するだけでも適用されるため、シルバーステージの条件は比較的簡単ですね。

カノケイト
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円残高条件は月末に満たしてさえいれば達成可能なので、

判定日にのみ入金や外貨預金等をしても大丈夫ですよ。

ステージによる特典は非常に多く、各種手数料の優遇やデビットカードの還元率等に影響を与えます。ここからは、その中でも銀行サービスの一般的な用途における優待を見ていきましょう。

Club Sによる優待の一例

  • ステージ無し:振込月1回無料、ATM出金月4回無料、デビット還元率0.5%
  • シルバーステージ:振込月3回無料、ATM出金月7回無料、デビット還元率1%
  • ゴールドステージ:振込月5回無料、ATM出金月15回無料、デビット還元率1.5%
  • プラチナステージ:振込月10回無料、ATM出金完全無料、デビット還元率2%

ステージ上昇による特典としては、デビットカードの還元率や振込手数料無料が便利ですね。ゴールドステージ以降の条件を満たすことは非常に難しいですが、余裕のある方は狙ってみましょう。

ファミリー優遇

ソニー銀行のClub Sでは「ファミリー優遇」制度が用意されており、ステージ判定を家族全体の口座利用状況で行うことが可能です。この制度では1人がオーナーとなって「ファミリー」というグループを作成し、それに家族が参加する形で利用可能となります。

ファミリーグループでは月末の円預金・外貨預金・投信積立の条件について、家族全体で保有している合計残高が判定対象となります。また、シルバーステージにおける積立購入金額の条件とその他特殊なランクアップ条件については、オーナーが達成した場合のみファミリーグループの判定に影響するようです。

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ファミリー優遇であればステージ判定条件の達成が容易になるので、

こちらも積極的に活用したいですね。

ちなみに、ファミリー用のステージは個人用のステージ判定とは別に用意されており、両方を比較してより高いステージが適用される仕組みで運用されています。そのため、もしオーナー以外の家族がFX取引等を利用していた場合、その家族のみより高いステージが適用されることがあるので覚えておきましょう。

外貨預金

ソニー銀行では外貨預金の取り扱いもあり、普通預金と定期預金が提供されています。外貨預金を利用する場合は、ネットバンキングから通貨毎の口座開設を申請しましょう。

ソニー銀行の外貨預金は会員ステージの影響を受け、為替手数料と定期預金金利が変化します。外貨預金は会員ステージの判定条件にもなっているので、利用する度に使い易くなって行きますね。

Club Sによる外貨預金の優待(為替手数料は一例)

  • ステージ無し:米ドル為替手数料1通貨15銭
  • シルバーステージ:米ドル為替手数料1通貨10銭、外貨定期預金金利+0.01%
  • ゴールドステージ:米ドル為替手数料1通貨7銭、外貨定期預金金利+0.02%
  • プラチナステージ:米ドル為替手数料1通貨4銭、外貨定期預金金利+0.03%

また、ソニー銀行では外貨送金サービスも提供されています。他行への送金には3,000円の手数料が発生しますが、もし必要であれば活用してくださいね。

更にソニー銀行では、デビットカードによる外貨決済で外貨預金を充てることも可能です。通常発生する為替手数料1.79%と比較すると、1米ドル100円と仮定した場合で0.15%~0.04%と非常に抑えられていますね。

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外貨預金残高が足りない時は円貨からの自動充当も可能なので、

対象通貨の口座を開いているだけでもお得に支払えますよ。

Sony Bank WALLET

Sony Bank WALLETとは、ソニー銀行が提供するデビットカードサービスのことです。利用金額を残高から直接引落す即払い方式のカードであり、キャッシュバックを始めとする様々な魅力の詰まった1枚ですね。

Sony Bank Walletを発行している場合、ネットバンキングによる振込手数料無料回数が1回分増加します。年会費等の負担は通常カードであれば発生しないので、口座開設と同時に発行しておくと良いでしょう。

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振込手数料無料回数はClub Sの特典と重複して付与されるので、

発行した場合は最低でも月2回は無料で振込可能ですね。

Sony Bank WALLETについてはこちらでも扱っているので、よろしければ併せてお読みください。

セキュリティ

ソニー銀行では監視システムが常に稼働しており、ネットバンキングへの不正アクセス等を防御しています。他にもフィッシングサイトの閉鎖対応等、安全にサービスを使うためのシステムが整備されていますね。

ソニー銀行では振込等の重要な取引を行う際、トークンやアプリから発行されたワンタイムパスワードによる認証を行います。その瞬間毎に生成されるパスワードなので他人に知られにくく、これによってより安全に口座を利用出来ますね。

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ATM出金や送金の限度額を設定しておけば、

更に安全性が補強されるのでおススメします。

もし不正な預金の引出しが発生した場合、その被害はキャッシュカード約款第8条によって補償されます。必要な場合は管轄の警察組織に被害届を提出した上で、30日以内に所定の申請を行いましょう。

また、規約としては確認出来ませんでしたが、ソニー銀行ではネットバンキングによる不正利用被害についても補償される旨が示されています。不正アクセスによる被害に遭われた方は、こちらの申請も同様に行ってくださいね。

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ソニー銀行の活用法

ソニー銀行を利用する場合、Club Sによる優遇サービスは必ず意識しておきましょう。これがどのステージとして適用されるかによって、サービスの使い勝手は劇的に変化しますからね。

もし余裕資金を多く確保出来るのであれば、ゴールド以上を狙ってみても良いかもしれません。ソニー銀行は外貨預金のコストが優れているので、預金を活用したい方にとっても重宝するはずです。

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投資サービス等にそれほど興味の無い方であれば、

シルバーステージの月末残高300万円以上を目指しましょう。

300万円の預金は月末時点で預けていれば良いのですが、預けっぱなしにしたい方は定期預金を活用しましょう。定期預金の金利は時々キャンペーンによって上昇するので、その機会を利用しても良いですね。

ソニー銀行には定額自動入金サービスも導入されているので、振込無料回数サービスと併用して資金移動の中継に利用しても良いですね。会社によっては給与の受取口座を指定していることもありますが、そのような場合でもより手軽な資金の活用が可能となります。

また、ソニー銀行をご利用される方の多くは、Sony Bank Walletの活用を大きな目的とされている方も多いはずです。最大2%のキャッシュバックは魅力的なので、こちらも活かして行きしましょう。

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まとめ

ソニー銀行はサービスが使いやすいネット銀行であり、優秀なランク制度が魅力的ですね。また、デビットカードも非常に魅力的で、これらを組み合わせることで非常に使い勝手が良いサービスとなっています。

振込手数料の無料回数は最低でも月2回確保出来る他、デビットカードの還元率はランクに伴って上昇します。更には外貨預金も有利に取引が可能なので、これらが主な利用目的となりそうですね。

もしソニー銀行に興味がある方は、ぜひ口座を開設してくださいね。

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ここまでご覧いただきありがとうございます。

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