SBI新生銀行の考察!高めの金利とお得な還元サービスが魅力の銀行

銀行

近年の銀行は金利にあまり期待することが出来ませんが、その他のサービスに注目するとお得に使うことも出来ます。例えば振込手数料の無料回数や、取引に応じたポイントサービス等は便利ですよね。

そのようなサービスで注目されている銀行はいくつか存在しますが、SBI新生銀行の還元サービスは注目される機会も多いですね。それ以外にも便利でお得なサービスが数多く用意されているので、上手く活用することが出来ればより生活を豊かになりそうです。

今回は、SBI新生銀行について考察していきましょう。

スポンサーリンク

サービス概要

SBI新生銀行とは、株式会社SBI新生銀行が運営する普通銀行のことです。各種手続きや口座取引は店舗で受付けている他、ネットバンキングサービス「パワーダイレクト」も提供されていますね。

SBI新生銀行の口座を開設する場合、国内在住の方であれば申込可能なようです。ただし、未成年者が口座を開設する場合、親権者による同意書を含む指定書類を提出しなければなりません。

カノケイト
カノケイト

未成年者は手続き上の理由から、

アプリによる口座開設を行うことが出来ません。

まずは、SBI新生銀行についての基本的なサービス概要を見ていきましょう。

サービス概要摘要
提供会社SBI新生銀行
ATM入金手数料無料
ATM出金手数料100円+税シルバーステージ以上は
一部ATMで無料出金可能
ネット振込手数料無料新生銀行口座間
195円+税振込無料回数有り
ステージ優遇有り
ことら送金対応手数料無料
定額自動入金
Pay-easy
普通預金金利0.21%~ステージ優遇有
定期預金金利0.21%
0.45%~0.8%ネット限定

SBI新生銀行の定期預金では名称の後に数字が記載されているものがありますが、これは預入れの下限金額を表しています。「パワーダイレクト円定期預金30」であれば30万円から、「パワーダイレクト円定期預金100」であれば100万円から預け入れることが出来ますよ。

カノケイト
カノケイト

預入金額の下限は少々高めに設定されているので、

ある程度資産に余裕がある程活用しやすいはずです。

ちなみに、以前のSBI新生銀行ではネットバンキングを利用する際にセキュリティカードが必要でしたが、現在こちらは廃止されています。取引時には電話認証・SMS認証・スマホ認証のいずれかが必要となるので、こちらの設定も忘れずにチェックしておきましょう。

尚、スマホ認証には「VIP Access」アプリの設定が必要となりますが、こちらを利用している端末で機種変更を行った際には移行手続きが必要となります。旧端末がある場合はそちらのアプリから「クレデンシャルの移行」を選択するとQRコードが表示されるので、後は画面の案内に従って新端末のアプリでコードを読み取れば簡単に移行が完了しますよ。

提携ATM

SBI新生銀行は独自の店舗を持つ普通銀行ですが、口座の入出金は提携銀行のATMから行うことも可能です。生活圏内に店舗が無い場合でも、こちらを利用すれば問題無く取引が行えます。

キャッシュカード暗証番号は開設の際に設定せず、後日郵送される圧着はがきに記載されたものを利用します。暗証番号は専用ダイヤルで変更可能なので、セキュリティを向上させたい方は申請しましょう。

SBI新生銀行の提携ATM(一例)

  • ゆうちょ銀行
  • イオン銀行
  • セブン銀行
  • ローソン銀行
  • イーネット
  • PatSat
  • ビューアルッテ

上記表の内、ゆうちょ銀行以外のATMはステージ制度の出金手数料無料サービスに対応しています。また、ビューアルッテについては入金未対応なので覚えておきましょう。

カノケイト
カノケイト

都市銀行や商工中金のATMにも対応していますが、

これらは使う意味があまり無いので無視しても大丈夫です。

ステップアッププログラム

ステップアッププログラムとは、SBI新生銀行における会員ランク制度のことです。口座の取引状況に応じてステージが決定され、口座利用時のサービス提供条件が優遇されます。

ステージの判定はステージ毎に指定された条件の中で、いずれか1つでも達成すれば次回の適用月から優遇サービスが適用されます。基本的には年単位で判定が行われますが、条件によっては達成の翌々月にステージが適用されるものもあるようです。

カノケイト
カノケイト

早期適用される条件は活用が難しいものも多いので、

基本的には年間で判定される条件を狙いましょう。

ステージ判定条件の一部(残高条件を除いて達成の翌々日から適用)

スタンダードシルバーゴールドプラチナダイヤモンド
年間預入
平均残高
100万円以上500万円
以上
2,000万円
以上
年間投資商品
平均残高
10万円
以上
100万円
以上
300万円
以上
2,000万円
以上
預入総資産と
投資商品の
年間平均残高
資産100万円
以上
投資10万円以上
資産500万円
以上
投資10万円以上
給与振込月間1回
以上
口座自動引落月間6回
以上
SBI証券との
口座振替契約
登録済み
SBI新生コネクト設定済み
SBIハイパー預金開設済み

 ステージ優遇内容(一部)

スタンダードシルバーゴールドプラチナダイヤモンド
指定ATM出金手数料月間5回まで無料無料無料無料無料
ネット振込手数料
(税込)
214円110円110円75円75円
他行振込無料回数1回3回5回10回10回
円普通預金金利年0.21%年0.21%年0.21%年0.21%年0.4%

他にも優遇金利の適用や外貨預金の為替手数料の優遇がある他、一部決済サービスのチャージ手数料や外貨送金手数料等のキャッシュバック等も提供されています。特にダイヤモンドステージの優遇サービスは魅力的ですが、こちらを狙いたい場合は後述のSBI新生コネクトがおススメですよ。

また、2024年12月からは「U28 Zero世代」というサービスが開始され、満28歳までのユーザーであれば無条件でダイヤモンドステージが適用されます。勿論ステージ優遇特典も最上位のものがそのまま適用されるので、該当の方はこちらを目当てにしても良いですね。

SBI新生コネクト

SBI新生銀行では「SBI新生コネクト」というサービスが提供されており、お持ちのSBI証券で投信積立資金を手数料無料で自動入金することが可能となっています。また、SBI証券で使っていない資金がある場合はSBI新生銀行口座へ自動出金されます。

SBI新生コネクトはステップアッププログラムの対象にもなっており、契約しているだけでダイヤモンドステージが適用されるようになります。最高ステージをより簡単に狙うことが出来ますが、実際にステージとして適用されるのは契約の翌々月からとなるので覚えておきましょう。

カノケイト
カノケイト

住信SBIネット銀行にも同様のサービス「SBIハイブリッド預金」がありますが、

こちらとの併用は出来ないので覚えておきましょう。

もし現在SBIハイブリッド預金を契約している方の場合、一度そちらを解約してからSBI新生コネクトへ申し込む必要があります。どちらのサービスが良いかは人によって異なるはずですが、条件に合えば住信SBIネット銀行ではなくこちらと連携することも検討してみてくださいね。

尚、今後は後述する「SBIハイパー預金」にサービスを完全に移行するようで、SBI新生コネクトの新規受付は2025年9月23日をもって終了しています。ですが、SBI新生コネクトのサービス自体は2026年下半期頃まで継続する予定となっているので、現在利用中の方は余裕を持って切替申込をしておきましょうね。

SBIハイパー預金

SBI新生銀行ではSBIハイパー預金という特殊用途の口座を併設することが可能で、こちらに預け入れた分はSBI証券の買付余力として自動的に反映されます。これによって証券口座へ入金する手間が省けるだけでなく、登録するだけでも様々な優遇サービスを受けることが出来ますよ。

カノケイト
カノケイト

住信SBIネット銀行の「SBIハイブリッド預金」を開設している場合、

SBIハイパー預金を申込む前にそちらの解約手続きが必要となります。

また、SBI新生コネクト設定中に申込むとそちらは自動で解約されます。

SBIハイパー預金はSBI新生コネクトと同様にステップアッププログラムの対象となっており、開設しているだけでダイアモンドステージが適用されるようになります。より手軽に最高ランクのサービスを利用したい場合には必ず開設しておきたいところですが、ステージ適用のタイミングは開設の翌々月からなので覚えておきましょう。

SBIハイパー預金は通常の預金と合わせて預金保険の対象となっている他、こちらに預入れた資金には年利0.42%と非常に高い預金金利が適用されます。これはダイアモンドステージで適用される金利よりも少し高い数値となっているので、こちらも必ず活用したいところですね。

また、SBIハイパー預金には自動振替機能も提供されているので、預金の管理も手軽に行うことが出来ます。金額設定は1円から、周期設定は毎日・毎週・毎月から可能となっているので、自身に合った使い方をしてみましょうね。

キャッシュプレゼントプログラム

SBI新生銀行では「キャッシュプレゼントプログラム」が提供されており、これは口座の利用状況に応じて現金が付与されるというものです。参加する場合は銀行アプリから毎月エントリーする必要があり、キャッシュバックの振込は参加月の翌々月です。

カノケイト
カノケイト

以前はポイント還元のプログラムでしたが、

2023年10月からこちらへ移行しました。

キャッシュプレゼントプログラムの付与条件

他行からの振込
(月間5回まで)
口座振替
(月間1回まで)
外貨積立
(1万円毎に10回まで)
SBI証券入出金
(1回1,000円以上)
スタンダード3円1円10円抽選1,000名に
1,000円
シルバー10円3円30円抽選1,000名に
1,000円
ゴールド10円3円30円抽選1,000名に
1,000円
プラチナ10円3円30円抽選1,000名に
1,000円
ダイヤモンド20円10円100円抽選1,000名に
1,000円
(当選確率2倍)

プログラムでは現在適用されている会員ステージも反映され、より高いステージであればキャッシュバック金額が上昇します。この中で、口座振替の条件では月間で複数回行った場合でも1回分のみが適用され、外貨積立の条件では月間の積立合計額から算定されるようです。

カノケイト
カノケイト

口座振替条件については現状で第一生命NEOBANKの方がお得なので、

クレジットカード等の引落しではそちらも検討してみましょう。

もしダイアモンド会員がプログラムに参加した場合、振込条件で月間最大100円分が、外貨積立条件で月間最大1,000円分が付与されます。特に振込条件はリスク無しで狙えるので、SBI証券との口座振替契約やSBI新生コネクトを活用して常時適用出来るようにしたいですね。

アプラス

株式会社アプラスはクレジットカードを発行している決済企業ですが、実はSBI新生銀行の系列企業でもあったりします。これらは関連したサービスを提供していることがあるので、口座を開設する際は覚えておきましょう。

例えば、一部を除くアプラスカードでは「アプラスカード口座設定プログラム」が利用可能であり、条件を満たすことでカードの還元対象ポイントを毎月100ポイント追加で貰うことが出来ます。条件は利用料金の支払い方法としてSBI新生銀行を設定した上で、各月の引落し金額が3,000円以上であれば対象です。

口座設定プログラムの対象外カード

  • minapita JCBカード
  • エメラルドSTACIAカード
  • bitFlyerクレカ(プラチナ含む)
  • マネックスカード
  • アムウェイカード
  • Vポイント機能付きカード
  • ポイント機能が無いカード
カノケイト
カノケイト

達成条件は日常生活で普通にカードを使っていれば達成出来るので、

活用すれば還元率の底上げに重宝しそうですね。

マネックス証券

マネックス証券とは、マネックス証券株式会社が運営する証券サービスのことです。証券業としては規模の大きい会社であり、多くの方に使われていますね。

マネックス証券で即時出金サービスを利用する場合、出金先をSBI新生銀行口座に指定すれば出金手数料の無料化が可能です。サービスの利便性が大きく向上するので、よく投資を行う方はこちらも活用しましょう。

カノケイト
カノケイト

マネックスカードでも似たような特典が提供されているので、

使いやすいサービスを選択してくださいね。

セキュリティ

SBI新生銀行では様々なセキュリティ対策を採っており、安心して口座を利用出来るようにするための取組みが行われています。ネットバンキング等でセキュリティを強化したい場合は、SMS認証等の代わりにスマホ認証サービスを使うことも出来ますよ。

スマホ認証サービスでは「VIP Access」というアプリのダウンロードが必要で、銀行取引の際にアプリ通知で「承認」をタップして使います。最初の設定を済ませてしまえば簡単に利用出来ますが、アプリのバックグラウンド通信をOFFにすると機能しなくなるので注意しましょうね。

カノケイト
カノケイト

銀行口座の不正アクセスを防ぐためには、

個人による対策も大切ですよ。

もしネットバンキングによって不正利用が発生した場合、パワーダイレクト取引規定第11条によって補償されます。必要であれば管轄の警察組織に被害届を提出した上で、気付いてから50日以内に所定の申請を行いましょう。

また、キャッシュカードの不正利用が発生した場合は、パワーフレックスキャッシュカード規定6条~9条によって補償されます。その他、細かなルールや申請方法等については公式サイトに掲載されているので、1度確認してみてくださいね。

スポンサーリンク

SBI新生銀行の使い方

SBI新生銀行はキャッシュプレゼントプログラムが非常にお得ですが、活用したい場合はダイアモンドステージを適用したいところです。現在ではSBI証券との口座振替契約やSBIハイパー預金によって簡単にダイアモンドステージが達成可能なので、特に理由が無ければ申請しておきましょう。

ダイアモンドステージでは他行振込手数料が月間10回分無料となる他、普通預金金利も0.4%が適用される等かなり恩恵が大きいですね。特に口座振込を行う機会が多い方であれば、こちらの特典を目当てにSBI新生銀行を使い始めても良いかもしれません。

SBIハイパー預金で適用される年利0.42%の金利も非常に魅力的なので、すぐに使う予定のない資金はこちらに預けておくと有効です。また、キャッシュプレゼントプログラムは他行の振込無料回数サービスや定額自動入金を利用した場合にもちゃんと適用されるので、資金移動のついでにちょっとしたお小遣い稼ぎもしたい方はこちらも活用しましょうね。

カノケイト
カノケイト

もしSBI新生銀行口座をこれから開設したい場合は、

新規開設時にのみ適用されるサービスも活用しましょう。

新規開設キャンペーンの例として、SBI新生銀行では新規開設者限定のウェルカムプログラムが提供されています。複数の指定条件を満たすことで最大3万1,000円のプレゼントを獲得することが出来るので、これから使い始める場合には必ず活用しましょうね。

また、開設から3か月以内であればスタートアップ円定期預金を預入れ可能です。年利1.5%の3か月定期、又は年利0.8%の1年定期を上限無く利用可能ということで、口座開設時は逃さず活用したいですね。

スポンサーリンク

まとめ

SBI新生銀行は魅力的なサービスが豊富な銀行であり、特に最高ステージのサービスが手軽に利用出来るのでかなり便利ですね。キャッシュプレゼントプログラムもお得なサービスなので、それらをうまく活用すればより生活が豊かになりそうですね。

元の新生銀行は2021年12月からはSBIグループの傘下に入り、2023年からは名称やサービス内容の一部に変更がありました。これからも様々な変化が訪れる可能性は高いので、SBI新生銀行の情報はしっかりとチェックしておきたいですね。

カノケイト
カノケイト

ここまでご覧いただきありがとうございます。

よろしければ他の記事もご覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました